今さら聞けない!「遅刻・早退・欠勤」のNGビジネスマナー3つ
社会人としての最大のマナー違反である無断欠勤や遅刻……早退も含め、正しいマナーを社会人としておさえておきたいところですよね。
しかし、意外と把握できていない方も多いのが、これらのマナーでもあります。
今回は企業のマナー講師としても活躍する筆者が、遅刻、早退、欠勤のNGマナーについて、お伝えします!
1:無断欠勤、無断遅刻は言語道断!
遅刻や欠勤をする際はどのような事情があるにせよ、始業前に電話で連絡をするのが基本です。
最もNGマナーなのは、無断でやりすごしてしまうことです。先方も「どうしたんだろう、何かあったのかな」と心配してしまいますし、音沙汰がないと、どのようなフォローをすべきか判断に困るでしょう。
いちじるしい体調不良や大怪我の場合は例外ですが、自分での連絡が不可能な場合は家族に連絡をしてもらいましょうね。
もちろん“早退”も同様です。事前に通院や何かしらやむを得ない事情で早退することが分かっていた際はあらかじめ、何日の何時に早退するかを早めに伝え、業務の段取りを組むようにします。
分かっていたのに急に早退する旨を伝えると、周りの人達に迷惑をかけてしまう場合がありますよね。報告、連絡、相談……ホウ・レン・ソウを怠ってしまい迷惑をかけてしまうのは社会人としてのNGマナーです。
急な体調不良やさまざまな理由で早退する場合は上司にその事情を伝え許可を得てからにしましょうね。
2:メールで遅刻連絡をする
交通機関のトラブルや体調不良での通院など、さまざまな理由で遅刻をしてしまう場合がありますが、こういったときに“メールでの連絡”はNGマナーといわれています。
会社や組織の方針としてメールで連絡することをルールづけられている場合以外は、まずは電話で連絡をし、状況を説明することが社会人としてのマナー。電車の遅延にて遅刻する際は必ず遅延証明書をもらい提出をします。
寝坊した場合は、嘘で誤魔化そうとせず正直に寝坊したことを伝え、なるべく急いで出社し上司にお詫びをしましょう。やむを得ない事情で遅刻した際にも、報告とお詫びを欠かさずにし、大幅に遅刻する場合は仕事の引き継ぎも欠かさずに行いましょうね。
3:欠勤時に業務の引継ぎをしない
無断欠勤は社会人として最大のマナー違反となります。欠勤をしなければいけない場合は例え体調が悪くても“始業10分前”にはなるべく自分で、そして電話で理由を伝えましょう。
欠勤をするとその間に業務が滞ることになります。早急に対応しなければならない場合は電話をした際に上司に必ず相談をして、仕事の穴埋めを取り計らってもらうようお願いします。
欠勤明けには、上司や仕事の穴埋めをしてくれた同僚や後輩に必ずお詫びとお礼を伝えることを忘れずに!
急な欠勤、遅刻、早退はいかなる理由があるにせよ、自分がやるはずだった仕事は誰かが代わりにすることになるため、いつでも感謝の気持ちと周りの人への気遣いの気持ちを忘れないようにすることが社会人としてのマナー。
基本の報・連・相を怠らないようにし、円滑な職場関係を築き上げていきたいですね。
【参考文献】
※ 『女性のビジネスマナー―好感度も信頼も手に入れる!』(吉田博子 監修) / 成美堂出版