体が硬くても大丈夫!股関節をケアする「開脚ストレッチ」3ステップ
開脚前屈や180度開脚に密かに憧れている方も多いのではないでしょうか? 開脚は無理に頑張るよりも段階をへて、少しずつ行うのがベスト。
そこで今回は、ヨガインストラクターのyuukaさんに、3ステップで行う“開脚がしやすくなる”ストレッチ方法を紹介してもらいました。実は、開脚は脚やせや美容にいい場合も……!
盲点になりやすい股関節周りの柔軟性
股関節周りが広がらない女性は多いもの。脚を思い切り開く習慣がないので、いざ開こうとしても硬くて難しいのが現状です。しかし、股関節周りはとても大切な部分。
この部分の柔軟性がないと、骨盤がまっすぐ立たず、お腹や腰、背中が伸びにくくなり、姿勢が悪くなる傾向にあります。そして、下半身のつなぎ目でもある部分は、むくみが冷えに関わってくることも。
3ステップでできる、体が硬い人用開脚ストレッチ
それでは早速、ストレッチ方法をご紹介します。いきなり脚を開いてストレッチをしても、すぐにはできるようになりません。まずは自分の体の状態に合わせて、できるところからはじめましょう。
ステップ1~最初の1週間~
(1)壁にお尻がつくようにして仰向けに寝ます。両脚は壁に上げ、両ひざを曲げた状態で脚を開きます。
(2)両腕を両脚の上に乗せ、腕の重みで両脚を開きましょう。ポイントは脚の付け根を開く意識です。ひざが内側に向かないように意識します。
(3)そのまま3分程度キープしましょう。
(4)上記のポーズが無理なくできれば、次に両ひざを伸ばし、両脚を開けるだけ開いて脱力します。そのまま脚の重みを利用して、脚が開いていくのに任せましょう。
(5)5分程度キープします。
ステップ2~次の2週間目~
(1)床に両手をおろし、ひざをつきます。
(2)右脚を横に開き、かかとを立てて下ろします。
( 3)右脚の内ももが伸びているのを感じながら30秒程度キープします。
(4)上記の姿勢に無理がなければ、右腕を左腕の下に通して、上体を倒します。
(5)そのまま30秒程度キープしましょう。
(6)反対側も同様に行い、時間があれば2セット行いましょう。
ステップ3 ~次の3週間目~
(1)床に座り、両ひざを立てます。
(2)左脚を横に開きますが、左のお尻から意識して脚を開きましょう。
(3)反対側も同じ意識で開きます。ひざが伸びない場合は、ひざを曲げてもOKです。
(4)腰を伸ばして自然と内ももが伸びる位置を探し、30秒程度キープします。
(5)様子を見ながら両手を体の前へ前へと進め、骨盤を前に倒していきます。無理がなければ前方を向きます。自然に背中が伸びる姿勢を意識しましょう。
(6)30秒程度キープします。
(7)上記の姿勢に無理がなければ、首の力を抜いて、頭を下げます。背中は丸まってもいいので、骨盤を前に倒す意識で上体を下げていきます。
(8)30秒程度キープします。
(9)上記の姿勢までを少しずつ慣らしていき、徐々に段階を踏みながら、お腹を床に近付けていきましょう。
(10)体の重みを使って、少しずつ床に近づいていくイメージでOK。
股関節周りが柔軟になると、自然と歩幅が大きくなり、基礎代謝の改善に役立つことも。3ステップを1週間ずつ続けて、楽しみながらやわらかくしていきましょう。