〈下市町〉コアすぎる!ガイドブックに載ってへん奈良の町を地元民に案内してもろた話。
あそびにきぃや。奈良しもいち。
もしあれやったら下市案内するで?
下市町役場と下市町賑わい創出協議会は「あそびにきぃや。奈良しもいち。」をコンセプトにしたプロモーションの一環としてメディア向けに「もしあれやったら下市案内するで係」を発足。熱量高く町を案内していただけるということで早速案内を受けてきました。
下市町は中世以降、吉野地域の玄関口として発展し日本最初の商業手形「下市札」を発行した町。日本最古、800年の歴史を誇るすし屋「弥助」や日本最古の水の神を祀る「丹生川上神社下社」、徳川吉宗の命により開かれ現在まで続く薬草園などの歴史があります。
また割り箸や、三宝・神酒の口といった神具の生産が盛んで、特に三宝は全国シェアの9割を占めています。これらの製作技術は日本遺産にも登録されています。一方で町の知名度は奈良県民の中でも高くはなく、知る人ぞ知るディープな町という存在となっています。
今回は郷土史好きのスタッフ鮎の好みで、広橋梅林の近くにある「法泉寺」へ。みずぐちさん、ご住職と共に境内を見学させていただきました。
こちらのお寺は1863年に起こった「天誅組の変」の際に天誅組の本陣が置かれた場所で、のちに幕府の追討軍によって周辺の集落とともに焼き払われたそう。胴が焼けただれた大太鼓が、焼き討ちの生き証人として伝わっています。
町の方へ戻り、下市八幡神社へ。境内には箸をご神体とする「吉野杉箸神社」も鎮座します。また幕末に奉納された狛犬の台座には現在まで数百年続く企業・店舗の当主の名前も! 教えてもらえなければ気づかなかったことだらけで発見が多くて楽しい♪
今夏には複合型施設「KITO」が、下市温泉2階にはゲストハウスが開業予定。また「弥助」をはじめ町内の事業者と連携した特別な体験プランなど、下市町に遊びに来たくなるコンテンツをたくさん企画しているとか。
「商業都市として賑わったかつての下市を知る人たちはどんどん少なくなり、次は僕たちが下市町の歴史を語り継ぎ、魅力を伝えていく番になりました。こうした活動を通じて下市町にまた人が集まるようになればいいなと思っています」とみずぐちさん。
まだ知らない奈良を体験したい方は特におすすめ。いっぺん下市にあそびにいってみ~♪
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