美髪をつくるヘアケア術!シャンプーからオイルまで完全ケア9ステップ
きれいな髪とはズバリ“やわらかくしなやかな髪”。見た目に艶があったとしても、やわらかさがなければ髪質が良いとはいえません。
そこで今回はシャンプー前のブラッシングから、ブロー後のヘアオイルまで美髪をつくるヘアケアをご紹介します。簡単にできることばかりなので今日から実践してみては?
1:パドルブラシブラッシングで頭皮のケア
頭皮のブラッシングには“パドルブラシ”がおすすめです。パドルブラシでブラッシングすることで頭皮の血行促進を目指しましょう。
パドルブラシを使う最適なタイミングは、“シャンプー前”。使い方も簡単で、髪の生え際から後頭部に向かってブラッシングするだけです。
シャンプー前にブラッシングして、汚れやホコリを落としましょう。汚れやホコリを落としてからシャンプーすることで泡立ちが抜群に良くなり、頭皮をスッキリ洗うことができますよ。
2:シャンプー前は頭皮をお湯洗い!
シャンプーは正しく使うことで、その効果を最大限にいかすことができます。
まず、シャンプーをする前に必ず“お湯洗い”をしっかりとしましょう。ほとんどの方はお風呂でシャワーをお使いになると思いますが、シャワーで濡らすだけではなく、しっかりと手で洗うことが重要です。
このお湯洗いをすることでシャンプーの泡立ちが良くなり、シャンプーの効果を高めることができます。目安はお湯洗いだけで3分ほどかけると、髪の汚れが80パーセントほど取れると言われていますので試してみてください。
しっかりと泡立てるためにはシャンプーを適量とったあと、“手のひら”でシャンプーを頭皮になじませてください。
摩擦面積が大きいほどシャンプーは泡立ちやすいです。泡立ったあとは、爪を立てず“指のひら”で頭皮を洗いましょう。
泡立ちが悪く、シャンプーを2回しているという方! お湯洗いをしっかりしてみてくださいね。
3:シャンプーの泡はすぐに流さないで!
シャンプーをしたあとに泡をシャワーで流すと思いますが、すぐに流してはいけません。しばらく髪に浸透させるイメージで、時間をおいてから流すようにしましょう。
そのあと、流し残しがないよう、たっぷりのお湯で洗い流してください。
4:キューティクルを守る!リンスとトリートメントの順番
シャンプーをしたあと、リンスやトリートメントをすると思います。どちらも使う方は、どのような順番で使っていますか? 実は間違っている人も多いので要注意です。
どんな順番が良いかを把握するには、それぞれの役割について知っておくと良いでしょう。
リンスは髪の表面に皮膜をつくり手触りを良くしてくれます。トリートメントは髪の内部に栄養を運び、傷んだ髪を修復してくれるといわれています。
これを把握すると、トリートメントのあとにリンスをするのが良さそうだということがお分かりになるはず。使う順番にはお気をつけください。
5:トリートメントは水気を絞ってからつけ、粗めのコームで伸ばす
髪の内部にタンパク質を届けるためにシャンプー後トリートメントを使うと思うのですが、その付け方に気をつけるだけで効果が変わってきます。髪が濡れていると、トリートメントは髪に入りにくくなります。まずは、髪の水分をとるようにしましょう。
ただ、逆に乾きすぎるとトリートメントの伸びが悪くなるので、手で少しぎゅっと絞る程度で大丈夫です。
トリートメントは手でつけるとムラができてしまうので、できるだけ粗めのコームで梳かすようにしましょう。細かい目のものを使うと、必要以上に圧力がかかりダメージの原因になるので、必ず目の粗いものを使うようにして。
6:ブロー前は「ミストタイプ」か「オイルタイプ」のトリートメント
トリートメントには大きく分けてミストタイプ、クリームタイプ、オイルタイプの3種類があります。
このなかでも、髪を乾かす前は、粒子が細かく、髪の内部に浸透しやすい“ミストタイプ”のトリートメントがおすすめ。
髪を乾かす前にミストタイプのトリートメントをしっかりと付け、ドライヤーの熱を加えることで浸透率を高め、髪にやわらかさを与えてくれます。
また、洗い流さないトリートメントタイプのヘアオイルも、髪を乾かす前に髪全体に馴染ませて使います。髪に潤いを与え、仕上がりの手触りを良くする効果が期待できます。
基本的に、洗い流さないトリートメントタイプのオイルは髪の内部にも栄養が届きやすいので、使い続けるうちに傷んだ髪を補修してくれる可能性も高いです。
7:毛先までしっかり!ドライヤーの正しい使い方
ドライヤーは正しく使うことによってその効果を最大限に引き出すことができます。
(1)根元を立ち上げながら乾かす
人の髪は毛先よりも根元の髪の質量の方が多いです。
したがって根元が乾きにくいので先に根元を乾かしましょう。そのときしっかりと根元を起こすようにして乾かすと、スタイルに立体感が生まれスタイリングもうまくいきますよ。
(2)クセの強い場所は先に乾かす
前髪や顔まわりにクセが強い方が多いと思います。
クセは乾かすのを後回しにすると矯正しにくくなるので、はやい段階でクセを伸ばしながら乾かしてください。
(3)毛先は毛流れに沿って風を当てる
毛先は根元に比べて髪のダメージが進んでいる場所になります。
ドライヤーの熱は髪の毛に対して垂直よりも45度くらいにずらして当てると、キューティクルがしっかり閉じてつやが出ます。
ドライヤーの熱は完全に乾くまではしっかりと当てても髪に大きなダメージを残すことはありませんが、当てすぎると“オーバードライブ” になりダメージの原因になりますので、気をつけてくださいね。
(4)最後は冷風で髪を引き締める
熱風である程度乾かした後は温度の上がった髪を冷風で冷まして引き締めてください。
熱風で乾かすだけよりも冷風を最後に当てた髪の毛のほうが手触りもよく、きれいに仕上げることができます。
日々のヘアケアに欠かせないドライヤーをうまく使って、髪の状態を常に美しく保ってくださいね。
8:スタイリングの仕上げには「オイル系のスタイリング剤」を使う
スタイリング大活躍するアイテムが“オイル系のスタイリング剤”です。
オイルタイプなので、冬の乾燥した髪をケアしながら、ほどよく髪に表情をつけてくれます。
オーガニックのヘアオイルのなかには、髪だけでなく肌にもつけることができるものも。一本で髪も肌も乾燥ケアできるとはうれしいですよね。
「オイルタイプは髪がベトつきそう……」と心配する方も多いですが、最近のオイル系のスタイリング剤は髪の浸透性が良く、ベトつきにくいものも増えています。安心して使えるオイルを探してみてくださいね。
また、コテやアイロンを使う前につけるのもおすすめ。熱による髪へのダメージをケアできるといわれています。
9:用途別!おすすめのヘアオイルのタイプ
ヘアオイルはたくさんのメーカーから発売されているゆえ、その種類もさまざま。なかでもどんなヘアオイルを使えばいいのか、“ヘアオイルの選ぶときのポイント”を3つご紹介します。
(1)仕上がりがベタつかず軽いもの
オイルタイプのトリートメントでも、仕上がりがベタつくものは避けた方が良いでしょう。ふんわりした質感のスタイリングができなくなってしまいます。
乾かした後や、つけた後にサラッと軽い質感になるものがおすすめ。さらに、艶を出してくれるタイプならなお良し。
(2)シャンプーで完全に洗い流せるもの
ヘアオイルは髪に残ってしまうと、カラー剤やパーマ液の浸透を悪くしてしまうことも。カラーは染まりにくくなり、パーマはかかりにくくなってしまいます。
そのため、シャンプーで簡単に洗い流せるヘアオイルを選ぶようにしてください。
(3)つけやすい液体タイプのもの
ヘアオイルは、固形のものと液体のものがあります。固形のものは手の温度で溶かしてから髪に馴染ませる必要がありますが、使い方を間違えるとなかなか馴染ませることができません。
初心者さんは特に、液体タイプのものを使うとよいでしょう。手にとってすぐ髪に馴染ませることができるので、とっても使いやすいですよ。
ヘアケアは奥が深くて複雑ですが、一度慣れてしまえばあとはとっても楽ですよ。毎日しっかりケアして美髪を目指しましょうね。