大阪

｢うまい棒｣専用ケースがふるさと納税返礼品になる予定

2023.11.10

枚方つーしん

長尾家具町にあるアクテック株式会社が作った「うまい棒ケース」が、枚方市のふるさと納税返礼品になる予定だそうです。

アクテックは、アルミケース製造を専門に行う製造会社。
ひらつー読者の方は、ミニ四駆大会をしている会社というイメージを持っている方も多いかも。

そんなアクテックが駄菓子でお馴染みの「うまい棒」専用ケースのクラウドファンディングで話題になったり、テレビで取り上げられたことは以前記事にしましたが、今回は枚方市のふるさと納税返礼品になる予定とのこと。

ちなみに「予定」とあるのは総務省の確認待ちのためで、開始時期などは改めて枚方市からリリースが出るそうです。

11月9日に枚方市とアクテックの合同記者発表があったので、その様子をのぞいてきました↓

左からアクテック山内さん、芦田社長、枚方市広報プロモーション課の田中さん、梶原さん

初めに枚方市から「うまい棒ケース」を返礼品として登録するまでの経緯について説明が。
アクテックの「枚方市を全国に知ってもらい、地元を盛り上げたい」という思いから、枚方市へ提案したことで今回の話が実現したんだそう。

また、市のプロモーション活動でうまい棒を活用しているので、返礼品として登録された際には連携した取り組みを考えているようです。

続いてアクテック芦田社長より、うまい棒ケースが誕生した経緯と製品について紹介。

ケース誕生のキッカケは男性社員(62歳)のお孫さん。
お孫さんが幼稚園のお楽しみ会で持ち帰ったうまい棒が粉々なってしまい、悲しんでいる様子をみたお爺ちゃん社員の方が「なんとかせねば」と一念発起して発案された本製品。

製品化にあたって、うまい棒の販売元である「株式会社やおきん」の許可を得ようと連絡をとるとふたつ返事でコラボが決まり、クラウドファンディングをするに至ったのだとか。

そして、返礼品用として今回発表された3種類のデザイン。
上記写真の左から「枚方モデル（9万9千円）」「ひこぼしくんモデル（11万円）」「ひらかた万博モデル（9万9千円）」ケース本体とカギ、写真のようにディスプレイできる台座の3点セット。

ケースのアクリル部分の【マイカタちゃいます、ひらかたです。】等の加工や、化粧箱の製造は枚方市内の企業に協力をしてもらっていたりと枚方要素がかなり多め。

モノづくりの枚方としても全国に発信できたらと、コメントしていました。

記者からの質問を一部抜粋↓

Q：10円ほどのうまい棒を入れるケースのために10万円前後の寄付が必要となるが、返礼品開始となった際、反響に自信はありますか？
A：前回のクラウドファンディングの際もそうですが、いつも自信はありません（笑）
この製品を面白がってくださり、枚方に思い入れのある方に選んでいただけたら嬉しいです。もちろん、ケースの品質はとても良いですよ。

Q：耐久テストはどんな内容で、うまい棒は砕けることはなかったのか？
A：高さ70cmから全側面と角部分を落下。あと軽自動車でも轢いてみましたが、ケース自体に傷はついたもののうまい棒は無事でした。

Q：ケースにカギをつける意味はあったのか？
A：カバンの中でケースが開いて、うまい棒が砕ける可能性があるので必要です。カギをするかは持ち主さんの自由なのでお好みでご使用ください。

Q：うまい棒ケースとあるが、それ以外の使用用途はあるのか？
A：ありません。うまい棒専用のケースなので「うまい棒」がピッタリ収まるように設計されています。ちなみに、うまい棒のラインナップ商品「うまい棒プレミアム」は少しサイズが異なるので、頑張ったら入るかな…といった感じです。

Q：うまい棒は1本食べたらもう1本食べたくなるが、複数本収納できるケースの展開は考えているか？
A：1本用だからこそって製品ではありますが、複数本用にするにしても、同じ様に並べるような形にはしないですね。例えば、深めのケースにして縦に入れられるとか、積み重ねて入れられるなど、もし製作することがあれば面白いと思ってもらえる設計にしたいですね。

…と、記者の方からの質問もたくさん飛び交ってました。
会見に行ってきた僕クロ＠ひらつーは、たくさんの大人たちがうまい棒とその専用ケースの話題について真面目にやり取りされる空間がシュールで面白かったです。

以上、会見の様子でした！
返礼品の受付は年内には開始したいとのことでしたし、続報があればひらつーでも何らかの形で紹介できたらと思います！

枚方市の返礼品といえば「パナソニックパンサーズ」のレシーブ体験が話題になっていましたが、『うまい棒ケース』もたくさんの方に枚方を知ってもらえる機会となれば嬉しいですね！

■関連リンク