先輩になる前に覚えておきたい!やってはいけない「NGマナー」6つ
あなたが会社に入ったときのことを思い出してみてください。職場の誰から仕事を教わり、誰を参考にしていましたか?
それは、“すぐ側にいた”先輩ですよね。後輩は先輩の背中を見て育ちます。その先輩のマナーがなっていなければ、後輩も同じことをしてしまいがち……。
そこで今回、ビジネスマナー講師である桜美月さんに、先輩として絶対にやってはいけない“NGマナー”について教えてもらいました。
1:身だしなみ編
(1)職種に合わないラフすぎる服装
男性に比べると女性の仕事服は、カジュアルなことが多いです。後輩たちは先輩の服装を参考にしますので、TPOに合わない服装は控えましょう。仕事では清潔感を大切にして会社のイメージダウンにならないように。
(2)汚れた靴、すり減った靴を履く
服装には気をつけていても意外に忘れがちなのが靴のケアです。汚れた靴やくたびれた靴を履いているのは先輩として恥ずかしいこと。服装に合った靴を履いているのか、汚れていないか、ヒールがすり減っていないか、革が剥がれていないかなどをチェックしておきましょう。
2:コミュニケーション編
(1)無表情、無反応
普段から先輩が無表情だと話しかけづらいものです。頑張って話しかけても無反応だと言いたいことを上手く話せなくなります。無表情と言われる人は、少しでも口角を上げて相手の話しに相づちを打ちましょう。
(2)部下や後輩への思いやりがない
一人ひとり業務の内容は違っても、仕事はチームで行うものです。自分だけ上手くいけばよいという考えは先輩としては無責任です。困っている後輩がいれば優しく声をかけて相談にのってあげる心のゆとりをもちたいものですね。
(3)完璧を求める
とても良いことですが、“自分の基準”の完璧を求めてしまうと部下や後輩にとっては仕事がやりづらくなってしまいます。相手にやり遂げられる力があると信じてあげましょう。
(4)叱るべきときに叱らない
部下や後輩を叱るのが苦手な人は多いものです。その理由としては、「部下に嫌われるのが怖い」「後輩との関係が気まずくなるのが怖い」ということではないでしょうか。叱ることは相手のためでもあります。叱るのが苦手な人は、相手に客観的に事実を伝えることを意識しましょう。
これから、新社会人が入ってきますね。先輩として恥ずかしくないようにこの6つを心にとめて後輩から慕われる先輩を目指しましょう!
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※ SFIO CRACHO、anatoliy_gleb、Piti Tan / Shutterstock