自分らしく生きる彼女に聞く「好き」の見つけ方 #1 クリエイティブディレクター 二宮さきえ
インスタグラムでフォローしている憧れのあの子。彼女は“旅をするように”生きている。
わたしもそんな風に自分らしくいたいけど、現実はなかなか難しい。「好きなことを仕事に!」と言われても、そもそもわたしの好きなことってなんだろう?
そこで今回は、クリエイティブディレクターの二宮さきえさん(@sakiiiya)にフォーカス。好きを仕事にする彼女の“日常”そして“旅先”でのこだわりから、自分らしい“好き”を見つけるヒントを探ります。
買い物はセレクトショップが多く、アイテムは合わせやすさを重視して購入。「一目ぼれして買っちゃうこともあります(笑)このFENDIのブーツも去年NYのセレクトショップKIRNA ZABETEでゲットしました」
旅先でのファッションは普段と違いカラフル。出発前には必ずインスタグラムやピンタレストで行先の写真をチェックするそう。「他の人が撮った写真を見ながら、その場所に着ていく服を決めます。風になびかせた写真が撮りたいから、ワンピースは必ず持っていきますね」
普段のメイクはナチュラル。リップをたくさん持ち歩き、昼は薄め、夜は濃いめと、違いを楽しんでいる。
ポーチの中にはお気に入りのコスメたちが。「M・A・Cの下地をずっと使っています。ファンデーションレスがわたし流! 肌がよみがえりますよ。MARC JACOBSのアイライナーは目の下のアイシャドウ代わりに使っています」
さらに、さきえさんらしい旅先でも使えるアイテムも。「メイクさんからいただいたModus TokyoのホットビューラーはUSBで充電できて便利。海外で電池切れ……なんてトラブルもなく安心です」
海外を旅するときはオフモード。そこに暮らす人々のようにラフな気持ちで楽しみたいと、メイクはほとんどしないそう。持ち歩くのもリップ1本と少しのコスメだけ。
海外から取り寄せたというSTAUDのバッグ。「バッグの中に入っているもので、一番さきえさんらしいものは?」と聞くと、「必ずバッグに入れているのはカメラです。このCanon EOS M100は、まさに“ベストオブカメラ”! 自分の好きな色味が登録できるので、どんな写真もわたしらしく撮れます」インスタグラムに載せているのはすべてスマホではなく、カメラで撮った写真。普段は手のひらサイズのこのカメラを持ち歩き、写真を撮りためているそう。
友人の勧めで使いはじめたというBOSEのイヤホンは「はじめて使ったとき、ノイズキャンセリング機能の精度の高さに驚きました! この世に自分しかいないかも!? と思うくらい静か(笑)飛行機の移動が多いので、騒音ストレスを軽減してくれ助かっています」
旅先は写真から決める。「インスタグラムで気になる投稿があったら即保存。あとで見返すと偶然同じところを保存していることもあります」
そんなさきえさんが、もう一度行きたいと思う場所は“ヴェネチア”。ロンドンで運命的に出会った赤いワンピースを着て出かけた“水の都”と称される都市には、150を超える運河が縦横にはりめぐらされ、非日常の景色が広がっていた。
おすすめの場所はカフェラテ発祥のお店「カフェ・フローリアン」。サンマルコ広場の一角にあり、生演奏を聴きながらカフェタイムを楽しむことができるそう。
1年間に何度も旅行へ行くほど旅行好きな両親なので、小さい頃から旅行に行くことはとても自然なことでした。高校時代を3年間単身海外で過ごしたことも大きいかもしれません。
普段は「あ!今ここに行きたい!!」とビビっときた場所に行くようにしています。目的はそれからかな? もちろん、目的が先の時もあります。「LA LA LANDのロケ地を巡りたい!」と思い2016年にやっとLAデビューしました(笑)
最近は、憧れから選んでいます。ホテルは色々な感性を磨ける場所。少々高くても、雰囲気や空気を味わえるだけで値段以上の体験ができるので、1つのホテルに泊まらずホテルホッピングすることが多いですね。
スケジュールほどではありませんが、その日に周るざっくりなエリアは決めます。やり残したり、見残したり……悔いが残るのは嫌なので(笑)やりたいことリストや食べたいものリストはつくっていきますね。
さきえさんの“好き”を通してわかったことは、“周りのおすすめを取り入れてみること”そして“気になったものを集めること”の大切さ。
さらに、さきえさんは“好きなことを発信し続けること”が何より大事だと教えてくれました。好きなことを根気強く発信しているうちに、自分の新しい一面や得意なことに気づけるそう。
日常の中で“好き”を見つけることは、自分らしく生きることの第一歩。あなたも今日からはじめてみませんか?
クリエイティブディレクター。インスタグラムで更新される素敵なライフスタイルに加え、会社員からフリーランスに転向し自分らしく働く姿から同世代の女性のロールモデルとしても支持されている。
Instagram(@sakiiya)