美容師が教える!ヘアアレンジを「一日キープさせる簡単テク」3STEP
ヘアアレンジをするとき“すぐに崩れてしまう”のがお悩みの方、多いと思います。せっかくキレイにアレンジできたへアスタイルは、できるだけ長持ちをさせたいし、なるべく崩れにくくしたいでしすよね。
ヘアアレンジの“持ちの良さ”は、アレンジ前の準備とその後のヘアケアで決まります。そこで今回は、ヘアアレンジを一日キープさせるテクニックを、美容師の野澤琢眞さんに詳しく教えてもらいました。
1:適切な温度で「ベース巻き」をする
もともとの髪がストレートの場合、そのままヘアアレンジをすると崩れやすくなります。また、ヘアアレンジにボリュームが出なかったり理想の仕上がりにならなかったりすることも。
そのため、ヘアアレンジをする前に必ずコテやアイロンで“ベース巻き”をするようにしましょう。髪をまとまりやすくしたいときは、毛先にワンカールつけるのがおすすめ。また、アレンジの最後に少し崩したいときは、髪の中間あたりにランダムに形をつけておくことで抜け感を演出することができますよ。
ただし、ここで気をつけなければならないのがコテやアイロンの“温度”です。髪に高温の熱を加えるとダメージになってしまう可能性があるため、180度以下で巻くようにしてください。
2:「スタイリング剤」を先につける
ベース巻きが完了したら、スタイリング剤を髪にしっかり付けてからヘアアレンジをしましょう。スタイリング剤は、揉み込むようにつけるのがコツです。
スタイリング剤は髪と髪を結びつける接着剤のような役割を果たすので、先につけておくことでパラパラ落ちてくる髪を防ぎやすいでしょう。さらに、スタイリング剤はつけた後適度に固まるので、動いたり衝撃を加えても崩れにくくなります。
髪の柔らかい方はクリームタイプのスタイリング剤を、髪が固めの方はオイルタイプのスタイリング剤をつけることをおすすめします。
3:仕上げの「スプレー」を欠かさずに
最後に、ヘアアレンジが完成した後は、スプレーを必ず全体に振りかけて髪を固定するようにしてください。
そのとき、頭の近くでスプレーを振ると、スプレーが一箇所で固まってしまいがち。スプレーはなるべく頭から離し、固まらないように振りかけましょう。
仕上げにスプレーを振りかけると、髪と髪がより接着しやすいので、崩した髪の隙間を狙ってつけてくださいね。
ヘアアレンジを崩したら、スタイリング剤をきちんと落とすこと
1~3の手順でスタイリングすることで、ヘアアレンジは格段に崩れにくくなるでしょう。しかし、髪にはスタイリング剤やヘアスプレーがたっぷりついています。
そのため、ヘアアレンジを崩した後のケアもとっても大切。髪にスタイリング剤が残った状態で放置してしまうと、髪が傷みやすいうえに髪本来の柔らかさも失われてしまう恐れがあります。
必ずシャンプーでスタイリング剤をキレイに落とすようにしてください。シャンプー後はトリートメントなどのヘアケアも欠かさずにしてくださいね。
ヘアアレンジ前に準備をしっかりすることで、時間が経っても髪型が崩れにくくなります。
なるべく自分の髪質に合っていて、なおかつ最後に洗い流しやすい成分のものを選ぶと良いですよ。
【画像】
※ Robert Przybysz/Shutterstock、mits / PIXTA(ピクスタ)