TOP ローカル 兵庫 取り壊し工事中の三宮「サンパル」界隈はどんなだった?「雲井通5丁目の歴史」を映した仮囲いギャラリーをチェック

取り壊し工事中の三宮「サンパル」界隈はどんなだった?「雲井通5丁目の歴史」を映した仮囲いギャラリーをチェック

解体中の「サンパル」の工事用の仮囲いに、街の移り変わりを知ることができる写真が並んでます。

神戸市中央区雲井通5

写真が飾られているのは、JR三ノ宮駅の東にある「サンパル」の山側の仮囲い。

去年の秋は、短歌を「漫画」にしたアート作品などが展示されていた場所です。

昭和30年(1955年)代からの写真が、西から東に向かって年代ごとに並んでます。

一番最初の写真がこちら。昭和44年頃は、この辺りは「問屋街」。お菓子屋問屋や米問屋、いろんな問屋が並んでいたようです。

「サンパル」が閉館するまで入っていた「文具の富士商会」は、当時からこの場所にありました。

全景を映した写真を見ると、旧中央区役所や勤労会館となった場所は、2階建てくらいの低い建物ばかりが並んでいたことがわかります。

昭和50年代の写真には、映画館「アサヒ劇場」が映ってます。1989年に閉館したみたいなので、年配の方は懐かしい思い出のある場所かもしれません。

「サンパル」ができたのは昭和56年(1981年)のこと。ポートライナーはできてますが、まだお隣の「サンシティ」は建ってません。

気になったのは、「サンパル」の屋上に「風車」があったこと。「映写装置」も内蔵していて、夜はスクリーンに映画を上映して話題になっていたそう。

2008年の台風被害までは風車があったので、覚えている人も多いかもしれません。

他にも、時代を感じる写真が数十枚並んでます。じっくり見ると発見もあると思いますので、ゆっくり歩きながら眺めてみてはいかがでしょうか。

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