後悔したくない!海外旅行前に知るべき「お金」に関する3つのコト
海外旅行の際にトラブルが起きる原因の1つに“お金の問題”があります。せっかくの楽しい旅が台無しになってしまうことも。そこで今回は、頻繁に海外を訪れるトラベルライターの石原有起さんにお金にまつわる注意を紹介してもらいました。
日本人にはなじみがないチップの対処法から現地通貨の持ち歩きのコツまで、事前に把握しておくと、快適な旅ができますよ。
1:現地通貨への両替のコツを知っておこう
海外旅行の際に必ず必要になるのが、現地のお金。外貨の両替には手数料が加わりますが、この手数料によって、両替金額に大きな差が出ることもあるのをご存じでしょうか?
基本的には、米ドルとユーロは日本で両替し、そのほかのお金(特にマイナーな通貨)は、現地で両替するのがおすすめです。
どの国も自国よりも社会的信用の高い通貨を欲しいため、アジアや中南米など、世界中の多くの地域では日本の通貨は歓迎されやすく、レートは良くなることが多いです。現地通貨を持たずに到着しても、空港ですぐに両替ができるので、日本で急いで両替する必要はありません。
2:文化背景を知り、チップのマナーを把握しておこう
日本にはチップの習慣はないですが、海外ではチップ文化がある国も多いですよね。もともと日本と諸外国では、サービス料に関する考え方に違いがあります。
基本的にチップが必要なのは、レストランの食事代やホテルの宿泊代に、サービス料が含まれていない場合。とくに欧米ではサービス料が料理や宿泊代に含まれていないため、付随するサービスの対価として、チップを支払います。
ただ、アメリカ、カナダはチップがマストですが、ヨーロッパや中南米は国や場合によりけり。アジアも同様で国によって違いがあり、シンガポールではほとんど必要ないですが、タイはチップ文化があるなど紛らわしい場合もあるため、海外を訪れる際にはその都度、その国や地域の文化や習慣をリサーチしておくことが必要です。
ちなみに計算が苦手な筆者は、チップ計算のアプリを使っています。ひとりでも、複数人でのチップ計算も簡単にできる無料のアプリも多いので、不安な方はぜひ活用してくださいね。
3:できるだけ小額紙幣を持ち歩こう
チップ文化のある国ではとくに、小額紙幣が必要になる機会が多いもの。
東南アジアなどの国ではそもそも高額紙幣は使えなかったり、おつりが出ないことがあったり、正しい額のおつりが返ってきているか不安になったりする場合もあります。そこで、できる限り、小額の紙幣を持ち歩くようにしましょう。
両替所でもできる限り細かくしてもらい、小額紙幣が不足したら宿泊しているホテルでこまめに替えるようにしてくださいね。海外キャッシングなどのATMでは、小額紙幣が出てくることは少ないため、ATMを使う場合は、その後ミネラルウォーターなどを購入し、小額紙幣を増やしておくことをおすすめします。
海外旅行中、お金の心配で無用なストレスを抱えないように、あらかじめお金に関してコツを身に付けておきましょう。