お箸の正しい置き方知ってる?「中華・ビュッフェ・和食」の食事マナー
日常の中で、人と食事やお茶をすることはとても多いですよね。
もちろん話す内容や、メニューも大切ですが、一緒に食事をする人と会話を楽しみ、おいしく食事を楽しむためには、料理のスタイルによってお作法が違うということを知っておく必要があります。
そこで今回は、ビジネスマナー講師である桜美月さんに、中華料理、ビッフェ、和食のマナーについて教えてもらいました。
1:中華料理のマナー
中華料理の特徴は、テーブルが丸い円卓ということです。円卓は、時計回りに回すのが基本。最初の料理だけは、全員が取り終えてからいただきます。知らずに自分だけ先に食べることのないように気をつけましょう。
また、取り皿は“一品一皿”。前の料理と味が混ざらないようにするために、新しい料理をいただくごとにお皿を取り換えます。
そして中華料理では、器を持ち上げていただくのはマナー違反。手に持っていいのは、れんげ、お箸、湯飲みと覚えておきましょう。れんげは、溝に人差し指を入れて親指と中指をはさむようにして持ちます。スープ、麺類、ご飯類をいただくときも、れんげを使うのが正式のマナーです。
2:ビュッフェマナー
ビュッフェは、ビュッフェ台の右から左(時計回り)に進みます。料理を取る順番は、右回りに進むとオードブル、スープ、メイン、デザートまで進めるようになっていることが多いので流れに沿って取ればOKです。
お皿に盛るとき、一度に大量に盛るのはマナー違反。少なめに見た目も意識して盛り付けをしましょう。料理は、2~4品がベストです。温かいものと冷たい物は分けてくださいね。
お皿は、一度に一枚が原則。ただし、一度使ったお皿は使わずに新しいものを使いましょう。
3:和食のマナー
和食は、お箸の使い方そのものや、器の上げ下げにもお作法があります。
お箸の取り方は、まず右手でお箸の中央をつまむように持ち、胸の前まで運びます。そして、左手をお箸の下にそえて受け、右手をお箸にそって右方向へすべらせます。右手を下に回して間に中指をお箸の間に入れて正しくお箸を持ってから、左手を離します。
お箸の置き方は、左手でお箸の中央辺りを下から持ち、右手でお箸を上から持ち直してお箸置きに戻します。
お茶わんなど器を持って食べる料理の場合は、器を先に持ち、お箸はそのあとに持つのが正解です。
食事の作法が自然にできるようになるためには、ある程度の実践が必要です。できるところから実践していきましょう!
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※ Photographee.eu、Piti Tan、Kamil Macniak、 anatoliy_gleb / shutterstock