日本遺産「紀州湯浅」で醤油グルメを堪能！おすすめスポット5選

今や世界で和食文化とともに認められている「醤油」。その発祥地として日本遺産の認定を受けた湯浅町には、醤油醸造業に関連する町家や土蔵が建ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区があり、醤油文化が今も息づいています。そして、醤油を活かす多彩な料理を味わえるのもまた魅力の1つ。町の風情と合わせて楽しめる醤油グルメをご紹介します。

いっぷく
鮮魚持ち込みごはんセット

重要伝統的建造物群保存地区の一画にある北町の茶屋では、一風変わった注文ができます。白ご飯とお味噌汁、金山寺味噌と香の物がついた「ごはんセット」（500円）を注文し、メインのおかずとなる魚を2軒隣の鮮魚店「楠山商店」で購入して持ち込むというもの。鮮魚店でその日ケースに並ぶ魚から選ぶと、造りにして店に配達。他に焼き魚やしらすなども持ち込めます。昔から町内にあった『お届け』の習慣を取り入れたこのシステム。地の魚を引き立てる風味豊かな地元の醤油、さらに、数件隣の太田久助吟製の金山寺味噌と、まるごと湯浅を味わえます。

いっぷく
湯浅町湯浅23
TEL：0737-62-3300
営業時間：11:00～O.S.18:00
定休日：月曜（祝日の場合翌日）※楠山商店は水曜、日祝定休
駐車場：あり

ウェブサイト

大黒屋
醤油味たこ焼

店名以上に「ゴンタメさん」という愛称で、地元では親子4世代にもわたり親しまれている小さなたこ焼き屋さん。国産小麦粉とこだわりの卵に、天かす、ねぎ、紅生姜が入ったたこ焼き（12個入400円）は、ソースと醤油、だしの3種あり、醤油は仕上げに角長醤油の「濁り醤」をかけてくれます。この時に漂う芳ばしい匂いがたまらなく食欲をそそり、ふんわり柔らかな食感と共に醤油の風味を味わえます。そして、37年変わらぬ味を守り続けるお母さんもまた、この店の魅力。人情味あふれる生粋の湯浅弁に、思わず笑顔がこぼれることうけあいです。

大黒屋
湯浅町湯浅623
TEL：0737-63-4067
営業時間：10:00頃～19:00頃
定休日：不定休
駐車場：なし

かどや食堂
釜揚げしらす丼

湯浅駅から徒歩2分。駅を出るとすぐ左手に見えるのは、現在三代目のご主人が切り盛りする老舗食堂です。こちらの名物は釜揚げと生の2種のしらす丼。湯浅が県内で最もしらすの水揚げの多い町ということから、しらす丼専用のオリジナル醤油を編み出し、町おこしとして提供したところ大人気に。有田みかんの蜂蜜や紀州梅干をブレンドした特製醤油は、しらすの甘みを引き出す名脇役となり、年齢も性別も問わず愛されています。釜揚げしらす丼720円、生しらす丼1100円。単品は味噌汁付き、他に刺身やうどんとのセットもおすすめです。

かどや食堂
湯浅町湯浅1109-1
TEL：0737-62-2667
営業時間：11:00～O.S.14:00、17:00～O.S.20:00 ※日曜は昼の部のみ
定休日：水曜
駐車場：あり

ウェブサイト

湯浅醤油
醤油ソフトクリーム

醤油醸造を行っている醤油蔵のカフェでいただけるのは「醤油ソフトクリーム」（350円）。食べてみるとその美味しさに驚かされます。モンドセレクション最高金賞を受賞した湯浅醤油「生一本黒豆」と黒沢牧場の生乳の絶妙な相性から生まれた味は、醤油とミルクが互いを引き立て合い、キャラメルのような香ばしい甘さに。途中で醤油を1滴落として食べると味が変わり、まるでみたらしのような新たな味が楽しめます。醤油蔵の見学（事前予約で案内可能）も随時できるので、併せてお楽しみください。

湯浅醤油
湯浅町湯浅1464
TEL：0737-62-2100
営業時間：9:00～16:00
定休日：年末年始
駐車場：あり

ウェブサイト

バウムクーヘン専門店 MAHALO 丸新本家湯浅本店
湯浅醤油ばぅむ

醤油蔵の駐車場に店を構えるバウムクーヘン専門店。こちらの名物は、独自の配合でしっかり焼きながらも通常の3倍以上の水分量を含んだ、しっとりふわっふわの生バウムクーヘン。中でもハニーバウムの外側5層を醤油生地で焼き上げた「醤油ばぅむ」（324円～）は、湯浅醤油の「生一本黒豆醤油」を用いた香ばしい和製バウムクーヘンで、食べた瞬間甘じょっぱい風味が口の中に広がります。フレーバーは他に5種あり、予約すればギフトボックスや詰め合わせも購入可能。また有田市にある本店ではイートインも楽しめます。

バウムクーヘン専門店 MAHALO 丸新本家湯浅本店
湯浅町湯浅1466-1 丸新本家敷地内
TEL：080-4732-9420
営業時間：9:00～17:00
定休日：月曜（祝日の場合翌日）
駐車場：あり

ウェブサイト