旧居留地のレトロな「神戸銀行協会ビル」が取り壊され、新たにオフィスビルになるみたい
旧居留地にある築70年の「神戸銀行協会ビル」が取り壊されるようです。
神戸市中央区江戸町91−1
「神戸銀行協会ビル」があるのは、旧居留地の北町通に面した「91番地」。市役所と東遊園地の間を少し西へ行ったところです。
山側を向くとこんな感じ。右手の市章は「神戸市役所4号館」、さらに行くとガソリンスタンドがあります。
1951年に建てられたこのビルは、解体された神戸住友ビル(銀泉神戸ビル)など重厚感あふれるビルを手掛けた「長谷部鋭吉」の設計で、10年ほど前に外壁などの改修工事が行われたみたい。
外壁のタイルと丸い窓。改修で黒くなった窓枠もいい雰囲気です。
入口横には、歴史を感じさせるプレートが取り付けられてます。
「神戸銀行協会」は、明治30年(1897年)に当時神戸市にあった有力銀行9行が集まって「手形交換所」を設置したのが始まりとのこと。
新たなビルは、地上11階、地下1階になる計画です。
用途としては、「店舗」「事務所」となっていて、イメージ図からも、1階にはカフェなどのお店が入るオフィスビルになる模様。
この地域は「旧居留地都市景観形成地域」に指定されていて、伝統や風格を意識した建築設計が求められるエリア。そういったことも配慮した色味や質感が選ばれていくものと思われます。
今は、住民説明が行われた段階で、来年着工、完成は2025年春の予定です。
◆関連リンク
・神戸銀行協会 - 公式サイト
外部サイト
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