再整備が行われる「新神戸駅」と「生田川公園」の今の様子を確認してきた
再整備が行われる「新神戸駅」とその周辺の様子を改めて見てきました。
神戸市中央区加納町1-3-1
1972年(昭和47)に開業した「新神戸駅」は、 2024年度末のリニューアルを目指して再整備が行われる予定で、先日イメージ図などが公開されました。
「新神戸駅」の改札を出てすぐ外に出た場所はこんな感じ。駅としては「2階」で、一般車やタクシー、バスの乗降がされてます。
ここは歩道が拡張されて、鏡貼りでハーブの花々が映り込む『花のゲート』が設置される予定。
横断歩道を渡ったところには、中心に広場があり、両側に一般車用の駐車スペース。平日の午前中ですが、ほとんど埋まっていて需要があるようです。
この2階駐車場はなくなり、一般車の出入りは1階へ集約される計画。「バスの乗降場」となって、今1階にある「路線バス」などの乗り場がここへ移動。
市が「活用されていない」とする広場には、ハーブが植えられていて、柵には「KOBE」のプレート。フォトスポットを想定しているのかもしれません。
ベンチなどはないので、ゆっくり憩う場所というイメージではない様子。
現状は川を眺めて終わる広場ですが、再整備では少し東側に移動し、今の1階「駐車場」の上にデッキが延長される形になります。
川と平行に橋の少し手前までなかなかの広さとなりイスやテーブル、「BE KOBE」モニュメントなども置かれて、しばらく憩える場所になるイメージ。
夜はライトアップするそうですし、新幹線の待ち時間に記念撮影するパターンはあるかも。
1階へ降りると古びた看板の骨組みが。以前は神戸市や兵庫県のマークが描かれてましたが、消えちゃったんですかね。
手前は「タクシーの待機場」となっていますが、あまり活用されていないそうで、一般車の駐車場がコチラに移され、上がデッキになります。
現状で「新神戸駅」から「生田川公園」へ行くには、「信号」を渡ることになります。
再整備では、ここまでデッキの一部が延びてきて、信号なしで生田川公園へとたどり着ける形に。
その先にある「生田川公園」はこんな感じ。桜の木が植えられ「水路」が斜めに渡されてます。
桜の季節は、お花見の人で賑わってるんじゃないでしょうか。
水路は「広場を分断している」と見直され、川の方に寄せた親水広場になるようです。
このエリアは川沿いに、「百龍嬉水」という龍の彫り物がされてます。
海側には「連翼亭」が建っていて、どちらも天津市との友好都市モニュメントで中国の伝統的な雰囲気が漂ってます。
再整備でイメージされている現代的な建築の雰囲気と合わさると、どんな感じになるのか?うまくミックスされるといいなと。
再整備されるエリアの先にあるのは、「神戸芸術センター」。劇場や音楽ホール、ギャラリー、会議場などが入る施設です。
東へ歩いて20分ほどで「王子動物園」、西へ歩いて10分ほどで「北野異人館」エリア。
神戸市バスの「布引」停留所があるので、三宮にも短時間で行けますが、初めてだと迷う可能性はあります。
再整備のテーマは「山と街をつなぐ」、行きついた場所から街へどうアクセスするかという案内や、道中の魅力のアピールなども今後考えられていくのかもしれません。
◆関連リンク
・都心・三宮再整備 KOBE VISION – 公式サイト