美容室帰りを再現できる!? 美容師が教える「髪の乾かし方」注意点3つ
美容室ですてきに仕上げてもらったのに、翌日、自分でスタイリングしようとすると再現できず困ったことはありませんか? カットは同じはずなのにどうしてだろう……と不思議に思う方も多いと思います。
今回は美容師の野澤琢眞さんに、美容室での仕上がりを家で再現できないワケを聞いてみました。
野澤さんいわく、スタイリングは“乾かし方”で9割決まるといわれているそう。そこで、野澤さんには髪を乾かすときの注意点を3つ説明してもらいました。
それではさっそく、野澤さんがレクチャーしてくれる正しい乾かし方を習得していきましょう!
注意点1:乾かす前の下準備
乾かす前の下準備として大切なのが“タオルドライ”。ドライヤーの前にしっかりとタオルで水気を取るようにしてください。
水気が残っているとドライヤーの時間が長くなってしまい疲れるので、結果的に乾かし方が中途半端になってしまうことが多いのです。
もう1つ大切なのが“洗い流さないトリートメントの使い方”。
髪の長い方も短い方も乾かす前に必ず、洗い流さないトリートメントを使ってほしいのですが、髪の根元には付けないでください。
根元や頭皮にトリートメントが付いてしまうと髪の毛が立ち上がりにくくなり、ふんわりとしたスタイリングがむずかしくなります。髪が短い場合は特に気をつけて、少量のトリートメントをしっかりと馴染ませるようにしてください。
注意点2:ドライヤーの風量
髪をしっかりと立ち上がらせるためには、なるべく風量の強いものを使ってください。風量の弱いものだと根元の髪を十分に立ち上がらせるだけの力がありません。そのうえ乾かすのに時間がかかってしまいます。
風量はワット数に比例しますので、なるべくワット数の高いものを選ぶようにしてください。
注意点3:ドライヤーの熱をあてる方向
髪を乾かすときに1番大切なのは根元が立ち上がるように毛流れとは逆の方向にドライヤーをあてること。
根元をつぶすように乾かしてしまうと、髪にふんわり感がなく立体的に仕上げることができません。さらに根元がつぶれた状態は毛先がはねる原因にもなります。
朝起きて髪がはねている理由は、寝たときに髪がつぶれてしまっているからということが多いんです。特に頭頂部の髪はつぶれやすいので、少しうつむいて後ろから前に向かってドライヤーをしましょう。そうすると根元の髪が立ち上がり、ふんわり感を出せますよ。
今回は美容室での仕上がりを再現するための注意点をご紹介しました。毎日のスタイリングはドライヤーが決め手! すてきなヘアスタイルをつくれるよう、実践してみてくださいね。
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※ nelen、 Africa Studio 、gpointstudio / shutterstock