ヘアオイルだけじゃダメ!? 美容師が教える「NGヘアケア習慣」3つ
きれいな髪を維持するために毎日のヘアケアは必要です。でも、いつものヘアケアが本当に正しいのか、自信がない人も多いのでは?
そこで今回は、美容師の野澤琢眞さんに、意外とやっている人が多い“NGヘアケア”について聞きました。
野澤さんいわく、髪は“自己修復機能”はなく、ヘアケアをすることでしか“きれい”を維持することができないとのこと。しかし、ヘアケアの方法を間違えると意味がないどころか、逆に髪を傷めてしまう可能性も高いそうです。
この記事で間違ったケアを把握し、日々に活かしていきましょう。
髪は自然乾燥で乾かす
お風呂上がりに、“ドライヤーは髪を傷めるから”と、自然乾燥をあえてする方もいますよね。
しかし、“ドライヤーは髪を傷める”というのは昔の常識だといわれています。今では、髪はドライヤーを使うことで、傷みにくい状態をつくることができると考えられることが多いです。
髪の表面はキューティクルという組織で覆われていて、濡れていると開き乾燥させると閉じます。開いた状態が長いと髪を傷める原因になるので、すばやくドライヤーで乾かさなければならないのです。
このキューティクルが閉じた状態の髪は、手触りが良くなるだけではなく、髪の内部にあるタンパク質の流失を防ぐともいわれています。
ちなみに、髪を乾かす際はキューティクルに沿って上から下に向かって乾かしてくださいね。
リンスとトリートメントの順番
シャンプーをしたあと、リンスやトリートメントをすると思います。どのような順番で使っていますか? 実は間違っている人も多いので要注意です。
どんな順番が良いかを把握するには、それぞれの役割について知っておくと良いでしょう。
リンスは髪の表面に皮膜をつくり手触りを良くしてくれます。トリートメントは髪の内部に栄養を運び、傷んだ髪を修復してくれるといわれています。
これを把握すると、トリートメントのあとにリンスをするのが良さそうだということがお分かりになるはず。使う順番にはお気をつけください。
オイルタイプのトリートメント
髪を乾かす前に“洗い流さないトリートメント”をつける方は多いですよね。その中でも好まれているのは“オイルタイプのトリートメント”。オイルタイプのトリートメントは保湿力が高く、髪に潤いを与え手触りも良くなると実感できるので人気のヘアケアアイテムです。
しかし、オイルタイプは粒子が大きいので髪の内部に栄養を運ぶことがむずかしいともいわれています。
まずは、粒子が細かいミストタイプのトリートメントで髪の内部に栄養を運び、オイルタイプで髪をコーティングする方法が、よりよいヘアケアといえますのでぜひお試しください。
せっかくヘアケアをしていても間違った方法ではもったいない! 今回の内容をしっかりと確認して、きれいな髪をつくってくださいね。
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※ puhhha、New Africa / shutterstock