毛穴、目立ってない?プロが教える「隠すつもりが逆効果」のNGメイク
見た目の印象を大きく左右するお肌。つるっとした透明感のあるきれいなお肌は多くの方の憧れではないでしょうか。しかし、年齢を重ねていくと年々保つことがむずかしくなりますし、悩みも増えていきますよね。
そんなお肌悩みの中でも、年々気になってくるのが“毛穴”。どうにかメイクで隠そうとしていませんか?
そこで今回は、メイクアップアーティストの小笠原彩さんに、毛穴を逆に目立たせてしまうNGメイクと解決方法について聞きました。
小笠原さんいわく、毛穴は年齢とともに広がり、肌のハリの衰えからたるみ毛穴になってしまうなど、隠すのがむずかしくなっていくそうです。また、隠そうとすればするほど、逆に目立ってしまう……そんなことも多々あるとのこと。
この記事を参考に、少しでもお悩みをケアできるようにしていきましょう。
毛穴隠しに逆効果!覚えておきたいNGメイク
(1)ファンデーションを厚く塗る
まず1つ目のNGメイクは、毛穴をファンデーションで隠そうとすること。
本来であればお肌をきれいに見せてくれるファンデーションですが、毛穴に対しては別物! 隠したいと思ってしっかりと塗ると、逆に毛穴が目立ってしまいます。
毛穴は図のように凸凹になっているので、ここにファンデーションを厚く塗ることで、凸凹をより深く見せてしまうのです。“塗って隠す”ということはNGといえるでしょう。
(2)コンシーラーをたたき込む
ファンデーションでダメなら、お肌の欠点を隠すコンシーラーはどうなの?という疑問。こちらもNGです。
先ほどと同様、より毛穴の凹凸を目立たせてしまうだけでなく、時間がたつと皮脂が出てコンシーラーがゆるんできてしまうのでメイクが崩れ、溝をより深く見せてしまうことも……。
隠すことに優れているコンシーラーも、毛穴を隠すということには不向きといえるでしょう。
(3)乳液でしっかり保湿、そのままベースメイクと塗布
最後に、下準備として塗る乳液にも注意が必要です。
乾燥は美肌の大敵なので保湿はしっかりとしていただきたいです。しかし、毛穴が開いているときは、保湿をした後そのままメイクに進むのはNG! 保湿クリームの油分が毛穴に残り過ぎている状態だと、後からのせるベースメイクが崩れやすくなってしまう可能性があるのです。
しっかりと保湿をしたらティッシュオフをするなど、毛穴に余分な油分が残り過ぎないように注意しましょう。
毛穴をカバーする正解メイク
NGメイクを把握したところで、毛穴悩みを解決できる正解メイクをお伝えしていきます。
ファンデーションやコンシーラーで隠せないならどのように隠すの?と思われるかもしれませんが、筆者のおすすめは下地と軽いテクスチャーのミネラルファンデーションを代わりに取り入れること。
下地によってさまざまな作用があるので、以下を踏まえ、ご自身に合う下地を取り入れてください。
(1)深い毛穴が気になる方
深い毛穴が気になる方には毛穴の凸凹をスムーズにしてくれるポアカバー下地がおすすめ。毛穴の開きが深い場合は埋めるしかないので、各社から出ているポアカバーを取り入れると、とてもお肌をなめらかに見せてくれます。
ただポアカバーはものによってはテクスチャーが固めのものもあるので、目元や口元など動く箇所には不向き。少し固めのテクスチャーなら、毛穴が気になるところに部分使いしていくようにしましょう。
(2)浅い毛穴が気になる方
まだそこまで深くないけど、少し毛穴の開きが気になるという方は、パール入りやピンク、パープル系のコントロールカラー効果がある下地と、軽いテクスチャーのミネラルファンデーションがおすすめ。
下地でお肌のくすみを飛ばし、ミネラルファンデーションでふわっと仕上げると自然な印象に。厚手のファンデーションを使うよりも毛穴が目立たない仕上がりになりますよ。
まだ軽い毛穴開きであれば色味で飛ばしてあげて、軽いファンデーションを薄く塗るのが効果的です。
隠そうとすればするほど目立ってきてしまう毛穴悩み。ただ重ねるだけでは逆効果なので、必要なところに必要な方法を取り入れ、つるっとしたきれいなお肌を目指していきましょう!
【画像】
※ puhhha、 lithian / shutterstock