毛先くるんを解消したい!美容師が教える「ハネずにまとまる」乾かし方
人にはそれぞれ異なった髪の毛の生えぐせがあるもの。
とくに髪が短いと生えぐせの影響を受けやすいといわれ、髪がハネてまとまらなかったり、左右対称におさまらなかったりすることもあるのだとか。
そこで今回は、美容師の野澤琢眞さんに、短い髪でもきれいにまとまる乾かし方を教えてもらいました。
ハネる原因は根元にある!?
毛先がどうしてもハネてしまうとき、原因の多くは“髪の根元”にあると考えられます。
根元の髪にはご存じの通り生えぐせがあり左右対称ではありません。これは髪の“うず”が関係していて、うずは右巻きか左巻きのどちらかです。このうずの向きによって、サイドの髪が前に向かって生えている側と後ろに向かって生えている側に分けられます。比較的前に向かって生えている側は根元が立ち上がっているため毛先がハネにくいですが、後ろに向かって生えている側は根元が潰れているため毛先がハネやすくなってしまうのです。
根元の潰れはドライヤーで直す
根元の潰れはドライヤーで直すことができます。後ろに潰れている場合は、あらかじめ根元を少し濡らしてから、根元に熱風を前に向かってあてましょう。
手で根元の髪を立ち上げながらドライヤーをすると根元の潰れを直しやすくなりますよ。
ハネにくい髪を目指すために気をつけること
髪がハネる原因は、根元の潰れだけではなく髪質も関係しています。
ダメージを負った毛はハリ・コシがなくなりハネやすくなりがち。普段からケアを心がけてダメージが進行しないようにしたいですね。
毎朝スタイリングでも、一度髪を濡らさないとドライヤーでの矯正は難しいです。そのため、ミストタイプの洗い流さないトリートメントや寝癖直しなどを霧吹きなどで髪に振りかけ、湿らせた状態にしましょう。
美容院で整えたヘアスタイルを最大限にいかすために、普段のケアもぜひ頑張ってくださいね。
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※ StoryTime Studio、antoniodiaz / Shutterstock