美容師に聞いた!バサバサ髪になりかねないNG習慣&ツヤ髪をつくるヘアケア11選
冬の時期に入って“頭皮が乾燥してかゆい……”“髪が乾燥でパサパサに……”なんてことありませんか? 季節に合わせてお肌のケア方法を変えるように、髪や頭皮もケア方法を変える必要があるんです。
そこで今回は、バサバサ髪になりかねないNG習慣とツヤ髪をつくるヘアケアをご紹介します。
NG1:自然乾燥
ドライヤーで髪の毛を乾かすと熱でダメージを受けそうだと自然乾燥していませんか?
自然乾燥は髪の毛にとっても、頭皮にとっても、良いことはありません。髪の毛が濡れている状態はキューティクルが開きやすく、ダメージを受けやすくなっています。自然乾燥を繰り返していると、髪の毛がごわついてパサパサ乾燥する原因となってしまいますよ。
NG2:髪をとかさずにそのままドライヤーをあてる
お風呂上がりにバスタオルで髪の毛を拭き、そのままの状態でドライヤーをあてはじめるのはNG!
髪の毛が絡まってしまっているところに熱をあてると、その箇所にさらにダメージが与えられてしまい、痛みの原因にも……。
NG3:ドライヤーをあてる向きがおかしい
前から後ろ方向にドライヤーをあてる……というのは、基本的にはあまり良くないと考えられているそう。なぜなら、髪は本来“前方向”に向かって生えている方が多いから。
そのためドライヤーで乾かすときも、生え癖に沿って“後ろから前方向”に向かって乾かすことで髪がまとまりやすくなるんですよ!
もちろん、髪の生え癖は人それぞれ違うので、サロンを訪れた際などに、美容師さんに乾かす方向を質問してみるのも良いですね。
NG4:ドライヤーを頭に近づけて乾かす
ドライヤーで髪を乾かすときに、頭とドライヤーの距離が近すぎると、頭皮が熱くなってしまったり、髪に余計なダメージを与えてしまったりする可能性があります。
また、早く乾かしたいがために、1箇所に集中して乾かしてしまうのもNGとのこと。
NG5:必要以上に乾かす
「生乾きはだめ」とよくいわれますが、だからといって乾かしすぎてしまうのも、実はNGです!
オーバードライになると、髪にダメージが蓄積され、さらに見た目もパサパサになりやすいんです。
NG6:トリートメントの塗布量が多過ぎる
髪の乾燥やダメージを早く改善したいと思って、髪の毛に大量のトリートメントを塗布していませんか? トリートメントを適量以上に塗布すると、髪の毛が吸収できなかった分は頭皮などに付着してしまいます。
頭皮にトリートメントが付着すると毛穴に詰まるなど、頭皮トラブルの原因にもなりやすいのです。トリートメントは各製品に表示されている適量を守ってくださいね。
NG7:髪質に合ってないトリートメントを使っている
髪の毛が乾燥しているからと、なんでも良いからトリートメントを使えば良いというものではありません! 乾燥やダメージにもレベルがあるのです。
軽度のダメージ毛の方がハイダメージ用のトリートメントを使うと栄養を吸収しきれず、逆にパサパサになることや髪の毛が乾きにくくなることも……。
バサバサ髪になりかねないNG習慣、当てはまる項目はありましたか?
次はツヤ髪をつくるヘアケア方法をご紹介。ぜひ参考にして美しい髪をキープしましょう!
正解ケア1:シャワーの温度は37〜39℃
頭皮や髪についた皮脂を洗い落とす目的のシャンプーですが、温度が高いと必要な皮脂まで落としすぎてしまい、乾燥につながることもあります。
そこで、シャワーの適切な温度である37〜39℃を保つようにしましょう。髪にとって大事な皮脂まで洗い流してしまわないように気をつけましょう。
正解ケア2:シャンプーにもこだわって日々のケアをしよう
美容室帰りを彷彿とさせるような、さらさらな髪を目指すのであれば、上記で紹介したこと以外にも、日常的に使うシャンプーもこだわりたいところ。
シャンプーは毎日使うものですから、髪へ影響を与える可能性の高いものです。
特に、傷みがちな髪の方は、刺激の強い“ラウリル硫酸ナトリウム系”のシャンプーは使わないように成分にも注目してみてくださいね。
今トレンドのノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーなどが人気ですが、傷みがちな髪の方にはベタイン系のシャンプーもおすすめですよ。このように、シャンプーの成分によって、髪への影響も変化してきます。
専門家や美容師へよく質問して、自分の髪質にぴったりなシャンプーを見つけてくださいね。
正解ケア3:シャンプーでの余計な摩擦を避ける
髪の乾燥にとって“摩擦”は大敵! そもそも摩擦をうけると髪は、キューティクルが剥がれ落ちてどんどんパサついてしまいます。
盲点なのが、シャンプーです。シャンプーが泡立っていないと、髪と指が摩擦を起こしてしまい、絡まりを引き起こすこともあるでしょう。
シャンプーのときは、摩擦を避けるためにしっかり泡立たせるように気をつけてくださいね。
正解ケア4:オイルやミルクなどのアウトバスアイテムを使う
お風呂上がりに髪を濡れたままにしてしまうと、毛の表面のキューティクルが開いた状態になってしまいます。これでは開いたキューティクルの間から髪に必要な水分がどんどん逃げてしまい、パサつき、ツヤが出ないなどの悪影響があるでしょう。
そこで、乾燥対策のためにアウトバスアイテムであるヘアオイルやヘアミルクを使い、髪に潤い&ツヤをあたえましょう!
ドライヤーで乾かす前にこれらのアイテムを使うことで、ドライヤーの熱から髪を保護してくれるといわれています。
正解ケア5:乾かす前に「洗い流さないヘアトリートメント」をつける
セルフケアであっても、美容室帰りのようなさらさら髪をキープするには、濡れた髪を乾かす前に、まず“洗い流さないヘアトリートメント”をつけることを忘れないようにしましょう!
ヘアトリートメントの質感は、オイル系やミルク系などお好みでOK。悩みや髪質に合わせてチョイスしましょうね。
それを、髪の中間〜毛先につけていきます。もし一手間加えるなら、つけてから目の細かいコームでコーミングするとより、仕上がりがさらさらになるのでお試しあれ。
正解ケア6:髪を乾かすときは根元から始めよう
次いでドライヤーで乾かすとき、毛先ではなく、まず根元を乾かすようドライヤーをしていきます。毛先から乾かすと、痛みの原因にもつながる“オーバードライ”を引き起こし、髪の毛の水分が飛びすぎてしまい、パサパサに……。
髪の根元から乾かすようにドライヤーをすることで、オーバードライの対策にもなりますね。
せっかくヘアトリートメント剤で髪を熱から保護しても、ドライヤーの使い方が間違っていては損ですよ! 気をつけてみてくださいね。
正解ケア7:ドライヤーでしっかり乾かす
濡れた髪をドライヤーで乾かすと、乾燥の原因に繋がると勘違いしている方はいませんか?
実は、髪は自然乾燥のほうがキューティクルは剥がれやすく、バサバサになってしまう原因に。また、髪が濡れた状態のまま寝ると枕や寝具に髪がこすれ、ダメージのもとになります。
濡れた髪をしっかり乾かすと、キューティクルが閉じるので髪にツヤが生まれます。このように乾燥対策、そしてキューティクルを引き締めるためにも、ドライヤーでしっかり乾かすことが大切なのです。
正解ケア8:乾かした後にも「洗い流さないヘアトリートメント」をつける
ここで肝心なのが、髪をドライヤーで乾かした後にも、“洗い流さないヘアトリートメント”をつけることです。
ドライヤーで乾かす前には、熱から髪を守るイメージ。そして乾いた後には、髪の毛をしっとり潤わせるようなイメージで使うと良いでしょう。
軟毛の方は、ミルク系かバター系が相性が良く、硬毛の方は、オイル系のヘアトリートメント剤がおすすめです! ショップなどにたくさん種類があるので、よく選んでみてくださいね。
正解ケア9:頭皮マッサージをする
凝り固まった頭皮はなかなか柔らかくならないので、1日マッサージしただけでは、なかなか改善することは難しいといわれています。
そこで毎日5分程度、ゆっくりマッサージしてみて。1日に長時間行うのではなく、毎日継続していくことが柔らかい頭皮作りにつながっていきます。
その際に、頭皮用の美容液などもつけてあげるとより効果が期待できるのでおすすめです。
正解ケア10:ブラシを使って頭皮の汚れを落とす
最近では頭皮の汚れを落としてくれる“専用のブラシ”もたくさんあります。実は普段のシャンプーだけでは落としきれない汚れも。専用のブラシを使ってマッサージも同時に行うことで、頭皮環境はかなり改善されていくのでぜひ試してみて。
正解ケア11:寝る前にお風呂に入る
睡眠は体にとっても大事なことですが、実は頭皮にもいいことだらけ。横になることで血流の流れも良くなり、ゴールデンタイムに睡眠をとれば肌と同じように頭皮も綺麗になります。
ここでポイントなのは“しっかりお風呂に入ってから寝ること”。髪や頭皮の汚れを落としてから寝ないと頭皮環境は悪くなります。朝風呂派の方も面倒くさがらずに、お風呂に入り髪をしっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
頭皮環境の改善は1日にしてならず。面倒なことでも継続してつづけていくことが、頭皮の環境改善や美髪に繋がっていくんです。ぜひ今日からの頭皮ケアの取り入れてみてくださいね。