令和の喫茶文化に触れる『喫茶 ストライク』バリスタとバーテンダーの協業が生み出す新しい「コーヒーハイボール」を体験してきた
神戸国際会館から徒歩2分、CEVINE(セビーヌ)神戸三宮ビルの2階にある『喫茶 ストライク』。今年1月にオープンした令和の喫茶です。
神戸市中央区八幡通4-2-24
ローソンのある路地をさらに南へ歩いていくと『喫茶 ストライク』があります。以前紹介したモンブラン専門店『栗歩(くりほ)』がある通りです。
木目調の立て看板が目印。『喫茶 ストライク』から見える景色はこんな感じ。斜め前には『ヒシミツ醤油』という定食屋さんが列を作っています。
『喫茶 ストライク』はビル2階にあるので、真っ白な階段をあがります。
店内はこんな感じ。喫茶のイメージとは違って現代的でシック。
入って左手にカウンターが6席ほどあり、各席にはコンセントもあるので作業をしながら珈琲を楽しむことも出来ます。
半個室に区切られたテーブルも。密にならない程度の解放感は持たせつつも、落ち着ける空間づくりになっています。
ドリンクはアルコール・ノンアルコール合わせて全部で40種類ほど。名物は『珈琲』を使ったメニューです。
店長の平井さん。これまでバリスタとして珈琲一筋でしたが、『喫茶 ストライク』でバーテンダーと協業することで、喫茶文化や珈琲への新たな可能性を感じていると言います。
「喫茶店と言えば珈琲!」そこに留まらない、進化した喫茶の形を追求したかったという想いが40種類というドリンクの豊富さにも表れています。
ドリンクはすべて、バリスタの平井さんとバーテンダーによって作りこまれた渾身の一品。適当なものはメニューに載せないというのが「こだわりの一つ」です。
『喫茶 ストライク』と言えばトライしてみたいのが、2種類の「コーヒーハイボール」。珈琲豆を漬け込んだウイスキーを使っていてシロップもすべてオリジナル。
- 珈琲が好きな人
- ハイボールが好きな人
- 甘めのお酒が好きな人
一人ひとりに合わせて味わいを調整していきます。
実は『喫茶 ストライク』。元々オーダーメイドのめがね屋さんやBarもしています。
BESPOKE→STRIKE(ど真ん中を、目がけて)の精神がコーヒーハイボールの味付けひとつでも表現されていきます。
テイスティングのタイミングのみマスクを外しています。
ドリンクが丁寧に、丁寧に作られていく過程を見ていると、1杯へのこだわりが垣間見えてより美味しく感じられるので、おすすめはカウンター席です。
いざ試飲。2種類のコーヒーハイボールをそれぞれ飲み比べてみます。
- シーバスリーガル12年×ドミニカ ¥900-
- バランタイン17年×東ティモール ¥1,200-
ドミニカは濃厚で甘みや香りを強く感じるのでデザート感覚で、東ティモールは口に入れた時のシュワっと感をしっかり感じられて1杯目から繰り返し飲めそうなスッキリ系です。
新商品のビスポーク・カスタード・プディング(¥400 税込)
プリンは全部で2種類(通常プリンと大人プリン)。キメが細かく、濃厚・滑らかな質感で、カラメルソースにはエスプレッソとラム酒が入っています。
大人プリンにはブランデーが入っているので、口に入れた瞬間にふわっとブランデーの香りが広がります。普段、甘いものは食べないという人でも楽しめそうな大人のデザートです。
『喫茶 ストライク』でホットコーヒーを注文すると、壁一面にズラッと並んだ24色の瀬戸焼の中から茶器を選ぶことが出来ます。
実は月ごとに2色ずつ用意されており、1点1点に作家さんのストーリーがあるそうです。
「その日の直感」で選んでもよし、「誕生月」で選んでもよし。ホットコーヒーを頼んだ楽しみのひとつです。
2021年6月時点
メニューは全部でこんな感じ。ラインナップはかなり幅広く、紅茶やソフトドリンクの他に、フルーツやほうじ茶ベースのカクテルもあるので珈琲が苦手な人と一緒に行っても楽しめます。
『喫茶』というと「ジャズ喫茶」のようにオーナーの趣味やこだわりが表現されているようなところも特徴のひとつに思います。
パッと見はモダンな印象を受けますが、器ひとつひとつやドリンクへのこだわりを知ると『喫茶 ストライク』が残したかった「喫茶文化」はこのあたりにも現れているようにも感じられます。
【店舗名】喫茶 ストライク
【ジャンル】喫茶・BAR
【住所】神戸市中央区八幡通4-2-24 セビーヌ神戸三宮ビル2階
【電話番号】–
【営業時間】平日 12:00〜20:00/土日祝 11:00〜20:00
【定休日】水曜日
【リンク】公式サイト / Instagram
【駐車場】なし
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