パーマ・縮毛矯正がすぐ取れる!美容師が教えるNG習慣&長持ちケア
パーマと縮毛矯正は定期的にかけ直す方も多いですよね。この季節は、夏にかけたものがそろそろ取れてくるタイミングでしょう。
また、新しい季節だからこそ新しいヘアスタイルにしたいと、初めてパーマや縮毛矯正をかける方も多いかもしれません。
一方で、「せっかくかけてもすぐ取れる」という悩みもよく耳にします。
そこで今回は、美容師の野澤琢眞さんに、パーマや縮毛矯正を長持ちさせる方法について聞きました。
その前に…パーマと縮毛矯正はダメージが進む
最初に知っておいてほしいのですが、パーマと宿毛矯正は髪を傷めることが多いということ。どちらも髪の結合を切るための還元剤を使いますので、カラーに比べると髪へのリスクが高くなるといわれています。
また、ダメージの進んだ髪のほうがパーマや縮毛矯正のモチが悪くなりますので、美容院でこの2つのメニューをお願いする際は必ず一緒にトリートメントをするようにしてください。家でもしっかりと補修系のシャンプーやトリートメントを使うことを心がけてくださいね。
濡れているときが最も危険!?
お風呂からあがったあと、つい面倒で髪を乾かすのを後回しにしてしまう方も多いと思います。しかし、髪が濡れているときは髪の結合の1つである“水素結合”が切れている状態なので、最も危険な状態といわれています。この結合が切れている状態のときは、パーマや縮毛矯正の効果を弱めてしまうことがあるのです。
髪が濡れた状態で放置するのは良くありませんので必ず早めにしっかり乾かすようにしてください。
カラーをするときは時間をあける
パーマや縮毛矯正をしている方でも、カラーをしている方がほとんどだと思います。美容室に行く時間がなかなか取れないということで、カラーとパーマや縮毛矯正を一緒にされる方もいますが、同時にするのはおすすめできません。
カラーを一緒に行うと髪のダメージを一層進める可能性が高くなります。パーマもカラーもアルカリ剤を使いますので、同じ日に髪に塗布するのはあまりおすすめできません。
パーマをしてから1週間ほど時間をおくと、パーマのときに髪に残ったアルカリ剤がほとんどなくなるといわれています。これを目安に、必ず時間をあけてからカラーをしてくださいね。
ここで気になるのは“パーマ・縮毛矯正とカラー、どちらを先にすれば良いのか”ということ。状態にもよりますが、美容師の間では、一般的にパーマの場合はカラーをあとに、縮毛矯正の場合はカラーを先にしたほうが長持ちさせられるといわれています。
今回ご紹介した方法で、パーマと縮毛矯正をうまく使い、ヘアスタイルの幅を増やして楽しんでくださいね。
【画像】
※ Dmitry_Tsvetkov、gpointstudio / shutterstock