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嵐山だけじゃない! 京都の竹林が美しいスポット5選

2021.05.11

京都といえば竹林を連想する人も多いのではないでしょうか? 凛とした竹の美しさや風に揺れる竹の葉の音を聞くと、心に染みる清さに癒され、なぜか“スッ”と背筋がのびる気がしませんか? 観光名所の嵐山の竹林はもちろん美しくてオススメですが、今回は“実はまだある!” 京都府内の美しい竹林・穴場スポットをご紹介します。

※緊急事態宣言下では、写真でお楽しみください。また安心してお出かけできる日が、一日も早く訪れますように。

 『竹取物語』発祥の地にある竹林の散策路

「竹の径」@向日市

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日本最古の物語といわれる「竹取物語」の発祥の地の一つとされる、乙訓エリア(向日市)に位置する「竹の径(たけのみち)」。全長約1.8キロの「竹の径」には、竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」など、8種類の印象的な竹垣が続きます。 

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青々とした竹林からの木漏れ日と、風に揺れる竹葉の音がゆっくりと心に染み渡るような、心地よい癒しのこの竹の径は、「全国遊歩百選」「歩きたくなるみち500選」などに認定されており、「京都府景観資産」「京都府文化的景観」にも選定されています。 

■■INFORMATION■■
お問い合わせ:向日市観光協会
電話:070-1765-5398
交通アクセス:こちらからチェック↓
https://www.muko-kankou.jp/recommend/detail.html?id=585
向日市観光協会サイト

 澄んだ空気に包まれた八幡宮の竹林

「石清水八幡宮」@八幡市

f:id:kyotoside_writer:20210430102310j:plain“やわたのはちまんさん”の名で親しまれる、八幡市・男山に鎮座する「石清水八幡宮」。全国屈指の厄除け神社としても有名ですが、この一帯は良質の竹の産地として知られ、見事な竹林が広がっています。青々とした竹林の澄んだ空気にいつの間にか呼吸が深くなります。

 

f:id:kyotoside_writer:20210430102327j:plain男山の竹は、かの有名なエジソンが発明した「白熱電球」のフィラメントの材料として、男山周辺の真竹が使われていたそうです。境内には記念碑が建てられているので、足をのばしてみるのはいかがでしょうか?

■■INFORMATION■■
住所:京都府八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
時間:6:30開門〜18:00閉門(1/1は0:00開門)
料金:参拝無料
駐車場: 約80台(有料)
交通アクセス:ケーブル八幡宮山上駅から徒歩5分
※くわしくはこちらのアドレスからご確認ください。↓
http://iwashimizu.or.jp/access/
石清水八幡宮

 110種類の竹が生息する竹の楽園

「京都市洛西竹林公園」@京都市西京区

f:id:kyotoside_writer:20210430103341j:plain京都市洛西地域の閑静な住宅街の中に広がる「京都市洛西竹林公園」には、竹林と苔むした飛び石の組み合わせに、しっとりとした風情を感じる魅力的な小径があります。
世界でも珍しい竹専門の施設にある回遊式の庭園で、さまざまな竹を見ながら散策することができます。

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庭園には約110種類の竹が生息しており、黄色に緑の筋が入るキンメイモウソウ(金明孟宗)や、緑色に黄色の筋が入るギンメイチク(銀明竹)のような美しい竹を見ることができます。園内の「竹の資料館」で竹の生態を学んでから庭園を散策すると、新たな視点で竹を見られて面白いかもしれませんね。

こちらの記事もチェック!▼

www.kyotoside.jp

■■INFORMATION■■
住所:京都市西京区大枝北福西町2丁目300−3
電話:075−331−3821
開園時間:9:00〜16:00 (受付終了) 
入園料:無料
休園日:水曜、12月29日~1月3日
交通アクセス:阪急桂駅(西口)から市バス「西3、西8系統」に乗車。「南福西町(竹林公園前)」下車、徒歩約5分で竹林公園南入口。
※その他のアクセス方法はこちらのアドレスからご確認ください。↓
https://www.rakusai-nt.com/tikurin/access.html
京都市洛西竹林公園

 里山の風情を感じながら爽やかな竹林散歩

「けいはんな記念公園」@精華町

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奈良との県境に位置する相楽郡精華町にある「けいはんな記念公園」。園内の総面積は24.1ヘクタール、およそ東京ドーム5個分の広大な園内の谷あいエリアにある竹林(無料エリア)。道幅も広く、空が竹林に覆われてないので、天気の良い日は空と竹林のコントラストがとても爽やかな気持ちにしてくれます。

f:id:kyotoside_writer:20210430103951j:plain竹林の横を流れる小川のせせらぎも心地よく、里山の風情を感じながらのんびり散策が楽しめます。園内には広い芝生(無料エリア)や、壮観な景色が見られる現代版回遊式庭園の「水景園」と南山城地域の景観を再現した「芽ぶきの森」(有料エリア)など、竹林以外にも緑あふれる場所です。

けいはんな記念公園について詳しくは下記記事をチェック!▼

www.kyotoside.jp

■■INFORMATION■■
住所:京都府相楽郡精華町精華台6-1
電話:0774-93-1200
水景園開園時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
入園料:入園料:一般200円/小中学生100円*未就学児無料/60歳以上は証明書提示で無料
休園日:年末年始(臨時休園あり)
交通アクセス:JR祝園駅、近鉄新祝園駅より奈良交通バス「56系統」(学研奈良登美ヶ丘駅行き」など)乗車。「けいはんな記念公園」もしくは「公園東通り」下車(約9分)。
※その他のアクセス方法はこちらのアドレスからご確認ください。↓
https://keihanna-park.net/access/
けいはんな記念公園 | 文化を大切にした水と緑のあふれる公園

 知る人ぞ知る、茶人ゆかりの美しき庭園

「松花堂庭園・美術館」@八幡市

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江戸時代初期に書画や茶の湯などで知られる超一流文化人・松花堂昭乗ゆかりの庭園である「松花堂庭園」。約40種類の竹や笹、四季折々の花木が植えられた池泉回遊式日本庭園となっており、美しい竹林を楽しむことができます。

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中には、かつて京都でしか栽培されておらず、幻の竹といわれた「キッコウチク(亀甲竹)」など変わった竹も見ることができます。そのほか、庭園は茶室が点在する“外園”と、国の史跡名勝に指定されている草庵「松花堂」と「泉坊書院」のある“内園”があり、見所あふれる美しい庭園をゆったりと散策できます。
※内園は大阪北部地震の被害とその復興工事のため見れません。現在は外園のみ散策可能です。

 松花堂庭園について詳しくは…▼

 ■■INFORMATION■■
住所:京都府八幡市八幡女郎花43-1
電話:075-981-0010
開園・開館時間/9:00〜17:00(入園・入館は〜16:30、ミュージアムショップの営業時間は月によって異なります)
休園・休館日/月曜(祝日の場合はその翌平日)、12月27日~1月4日
料金/庭園入園料 大人100円・学生80円・子供50円 (通常:大人400円・学生300円・子供200円)
※現在、内園は大阪北部震災により外園のみの開園のため、料金設定を一時的に見直しています。
美術館観覧料400円〜
交通アクセス:京阪電車「石清水八幡宮駅」または「樟葉駅」から路線バスに乗車「大芝・松花堂前」下車すぐ
※その他のアクセス方法はこちらのアドレスからご確認ください。↓
https://shokado-garden-art-museum.jp/top/information/
京都の国指定名勝の日本庭園 八幡市立松花堂庭園・美術館

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