ファンデは顔全体に塗っちゃダメ!? プロ直伝「やりがち逆効果メイク」3つ
女性をキレイに魅せてくれるメイクアップ。しかしメイクの仕方を誤ると、良かれと思ってやっているメイクが実は逆効果に……というケースも。
頑張って仕上げたメイクのせいで、理想の顔から遠ざかってしまった……なんてことを防ぐために、メイクアップアーティストの小笠原彩さんに、ついやりがちな“逆効果メイク”を紹介してもらいました。
1:チークを塗りすぎる
チークをしっかりめにつけるメイクが流行ったこともあり、かわいらしい色味のチークを使いこなす女性が増えました。
しかしチークは、塗りすぎるとわざとらしいメイクに。チークは基本的に血色を良く見せるためのものなので、頬から“にじみ出る”ような血色感を意識したいところです。
そこで重要なのが、“チークをしっかりとぼかす”こと。チークをつけたときにぼかす作業をしないと、“にじみ出る血色感”がうまく演出できず、チークが悪目立ちしてしまうことも。
しっかりめにチークをつけたいときはなおさらです。またチークを強調したいからといって、決して塗り過ぎないように注意してくださいね。
2:ファンデーションを顔全体に塗る
ファンデーションに期待する効果は、なんといっても“肌をキレイに見せる”こと。しかし、「肌を隅々までキレイに見せたい!」と、ファンデーションを顔のギリギリまで均一に塗りすぎてしまうのはNG。とてもフラットな顔に仕上がってしまい、逆に顔が膨張して見えることがあります。
また、リキッドファンデの後にパウダーファンデを重ねる厚塗りも、膨張顔に見せてしまう恐れがあるのでNGといえるでしょう。
大切なのはファンデーションをつける量や場所。“必要なところに、必要なだけ”つけることがポイントです。顔のキワ2センチ程度なら、くすみがある方はほとんどいないので、気にならなければファンデーションをつける必要はないでしょう。
一方で、顔の中心はしっかりとファンデーションをつけること! そこからキワに向かってだんだんと伸ばすようなグラデーションをつくると、メイクに抜け感が生まれ、顔が膨張して見えることを避けられます。
3:アイシャドウやマスカラで目を強調しすぎる
アイメイクで注意したいのは、“目の周りを囲む”こと。
「目を大きく見せるために黒いアイライナーで目を囲むと、逆に目を小さく見せてしまう」という話を耳にしたことがある方は多いと思います。これはアイライナーだけではなく、アイシャドウやマスカラなどにもいえることです。
(1)アイシャドウ
たとえば二重の幅が狭い方が濃い色味でアイシャドウを広範囲に塗ると、抜け感がなく逆に目が小さく見えてしまうことが。
まつ毛のキワだけに暗めの色をのせ、あとは明るめのアイシャドウで仕上げることで、目元に抜け感を出すことができます。この方が目の幅が強調でき、目が大きく見えますよ。
(2)マスカラ
マスカラも同様で、しっかりまつ毛をカールさせたまつ毛にマスカラを塗りすぎると、目の幅が見えなくなり、目が小さく見えてしまうことがあります。
目元を大きく見せるためには、まつ毛の根元をしっかりと埋めてあげることが必要不可欠。マスカラや濃いアイシャドウは、目のキワを埋めるイメージで使っていましょう。
無意識のうちに“逆効果メイク”をしている方は意外と多いもの。ぜひこの機会に、自身のメイクを見直してみてくださいね。