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枚方に美術館なんてあったっけ?山之上にある「天門美術館」を訪ねて

枚方の様々な疑問をふんわりと解決する「ひらつーリサーチ」のコーナーです!

今回の疑問
お久しぶりな今回25回目の疑問は、タクワン@ひらつーがひらつー入社以来ずっと気になっていた疑問!

たまたま通りがかった道で「天門美術館」という案内標識を発見!
(国道1号線沿いからも見える)

枚方に美術館なんてあったっけ?
あるとしたら、どんな美術館なのかだれか教えてーーー!!!!

という訳で、実際にどんな美術館なのか確かめてきました!(じぶんたちで)

調査
そもそも美術館自体が開いていなかったら悲しいので、まずは事前に公式サイトをチェック!

天門美術館サイト
天門美術館公式サイト
あるかなーと思って検索したらありました。

しかも来月4月から春の特別展覧会を開催するそう!
ということは今でもやってそうな雰囲気!

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早速、高校生の時に自由研究の題材として一度行ったことがあるというばばっちと、初見のお枚の方を連れてGO!

ちなみにばばっちは当時タウンページで美術館の存在を知ったそうです。

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枚方市駅から約20分ほど歩くと…左側に何やらモニュメントが。

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たぶん美術館の作品っぽい?もうすぐなのでは?

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と思っていたらほどなくして、天門美術館の入り口(?)に到着!

住所は大阪府枚方市山之上北町3-1です。

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いや、ほんまにここか?としばらく躊躇しながらも…

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入り口に石像。

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(無駄にズーム)

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さらに進んで石像。

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やっぱり石像。
…と石像だらけだったので多分ここが天門美術館ではないかと予想。

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あ、天門って文字が見えた!ってことでようやく、美術館にたどり着いたんやと確信しました。

ちなみに後から聞いたら入り口はここであっていたんですが、進むと建物に突き当たりリターンされる方も多いそう。

建物にたどり着いたら道は細いですが左側へ進むことをオススメします。こういう作りになったのは後から土地を買い足したのが理由だそうです。

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(写真右に写っているのは館長の池田さんです)
上記の通りに進むとやっとこさ美術館への入り口が見えてきます!

知られざる作品を展示
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気になる中の様子はこんな感じ。館内には絵画や彫刻がびっしり!

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展示スペースはこのワンフロアのみで、
作品との距離がとにかく近い!

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ショーケースもないので、どの作品も間近に見ることができます。

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カメラでここまで寄れる。

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こちらが館長の池田方彩(いけだほうさい)さん。

天門美術館創設者の池田遊子(いけだゆうし)さんのご子息です。

そもそも『天門美術館』とは?
造形美術家の池田遊子(いけだゆうし)が昭和40年(1965年)に後進育成と自身の研究活動の拠点として創設した美術館。ジャンルは彫刻・絵画・工芸・書と幅広く、素材も木・土・紙・ブロンズ・セメント等々あらゆる可能性に挑戦している。

現在は池田遊子が制作したものの中から精選した作品を常設展示するとともに、企画展として通常の美術館ではなかなか展示されないような知られざる美術品を展示。

天門美術館の名称は漢籍の古典にある「龍向天門入紫微」に由来し、龍が天門に向かって紫微(王宮)へ入る=天門をくぐれば素晴らしい作品に出会えるという意味が込められている。
公式サイトより一部引用
枚方にゆかりがある人なんかな?と思ったら池田遊子さん自身は広島県の生まれ。

上京し独学で立体彫刻を研究、戦後は大阪市立美術館の天井裏に工房を構えたことから後に「ミュージアムの怪人」と評されたそう。

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(天門美術館で以前開催された池田遊子展の図録)
関西におけるアバンギャルド美術の先駆をなした人物で、生涯にわたってどの美術団体にも属さず、知る人ぞ知る隠逸の彫刻家だったそうです。

1956年に当時の大阪府知事に財団法人造形美術センターの設立認可を受け、大阪市内に建設予定だったところを紆余曲折あり枚方に建設することに。

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もともとは沼地だった所を裏山を切り崩してつくられたそうです。

ちなみに王仁公園にあるモニュメント「恒久平和像」は池田遊子さんが制作されたもの。これなら見た事があるという方も多そう。

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現在美術館では池田遊子の彫刻作品を常設展示していると同時に、

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来月4月7日(水)から始まる市立枚方宿鍵屋資料館との合同企画展『田能村直入とその子弟』で展示される作品が飾られていました。

田能村直入は幕末・明治時代にかけて活躍した日本画家。枚方宿に逗留し、詩・書・画を通じて人々と交流したと言われているそうで、枚方にも関係しているお方なんですって。

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こんな風に美術館ではちょくちょく特別企画展を開催されているそうで、方彩さん自身が骨董屋や古美術商を自分の足で巡っては通常の美術館ではなかなか取り扱うことがない作品を展示しているそう。

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「うち自体が知られていない美術館やから、知られていない作品を展示したら面白いんじゃないかと思って」と方彩さん。

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お話を聞いていると古美術商を巡る中でできた繋がりで企画が生まれたり、中には「こういう企画をやってほしい」と依頼されることもあるんだとか。

過去に行った展示としては山中信天翁の没後130周年企画や、京都女子大学とタッグを組んで甲斐虎山展を開催したりもしていたそうです。(そしてどちらも知らない我々…)

これから枚方ゆかりの美術もどんどん掘り起こしていきたいと仰っていました。

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私タクワンの感想としては、ここに来ることがなかったら一生知ることのなかった人物や作品がたくさんあるんだろうなと。

これだけの作品を同じ空間で、しかも枚方で見られるのはすごいことだよなって、なんか感動してしまいました。

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(池田遊子の作品「石橋」)

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(池田遊子の作品「三教」)

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(特別展示の巻物も間近で見せてもらいました)
美術が好きな人にとってはおそらくたまらない空間なのでは。

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ちなみに方彩さん自身も絵画・彫刻・木彫書などを手がけているそう。本業はこっちのようです(笑)
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最後にお庭も拝見しました。

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なにかいる。

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お庭には剪定された萩の木や、

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ヤマツツジなどが植えられていて緑豊か。お庭だけでもなかなか見ごたえがありました。

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2人の感想↓タウンページで出会ったあの夏から20年の時を経て…またここに来られるなんて!
今回色んなお話を聞いて、高校時代におじゃました時とはまた違う壮大なものを感じました。お父様である池田遊子さんのアバンギャルドな作品やエピソードも刺激的。こんなん枚方にあるって知らなかった人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。   

by.ばばっち                                         
作品をガラス越しじゃなく近付いて鑑賞できたり、一つ一つの作品について館長さんから直々に解説して頂けたり、お庭でも植物と美術を楽しめたりと、ここ天門美術館だからこその魅力満載でした!もっと美術について知りたくなりました!!

by.お枚の方
結論
ということで天門美術館は、
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「池田遊子が創設した知られざる作品を展示する、知られざる美術館」
でした!

こんな場所が枚方にあったとは!

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ここで制作活動をされていた池田遊子さんのことを知るきっかけにもなりましたし、作品を通して自分自身も見つめ直すような、そんな贅沢な時間を頂きました。美術って面白い。

あと、何だかとても癒やされました。緑が多かったからかな…。

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ちょうど4月から企画展も開催されるので、まだ行ったことがないという方はぜひ一度訪れてみては。

企画展以外の日程で行かれる方は、休館の場合もあるので前もって連絡してから行くことをおすすめします!

(余談ですが少し前に「かんさい情報ネットten.」でも取り上げられていたとのこと。読者さんから情報提供も頂いてました。見逃した自分、悲しい…)

(公財)天門美術館・市立枚方宿鍵屋資料館合同企画展
『田能村直入とその弟子』
期間:2021年4月7日(水)〜2021年5月10日(月)
開館時間:10:00-17:00
入館料:一般 1000円/小中生 500円
休館日:金曜日
展示作品:田能村直入 田能村小斎 田村竹邨 田中柏陰 児玉果亭 ほか
※期間中に一部展示替えを行います。
※池田遊子の彫刻作品も併設
※状況により臨時休館となる可能性があります。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■詳細はこちら
天門美術館
開館時間 
10:00-17:00
住所 
枚方市山之上北町3番1号
入館料
〈常設展〉一般 500円/中小生 300円
〈特別展〉一般 1,000円/中小生 500円
どちらも団体割引あり(20名以上2割引)
※現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、団体でのご来館はご遠慮願っております。
休館日
2月・8月・年末年始
※展示替え他、上記以外にも休館となる場合があります。ご来館の際はお問い合わせください。
電話番号
 072-841-0006
リンク
 公式サイト
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
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