あったか～い お鍋でほっこりしたい！ 京都で味わうおすすめ鍋料理５選

お鍋が美味しい季節になりましたね！ こだわりの食材に自慢の出汁を使った、お店で食べる鍋料理って、他にはない特別な味わいですよね。今が旬のカニにジビエ、湯豆腐などなど、KYOTO　SIDEがおすすめする京都の鍋料理をご紹介します～

「海の京都」の冬の味覚　カニを思う存分食べたい～！！＠舞鶴

「海の京都」の冬といえば、はやりカニ！！！ ですよね。JR東舞鶴駅から徒歩15分ほどの場所に立つ「松きち」は、地元の魚介などを使い四季折々の料理がいただけると定評のある割烹。地元の人は元より、遠くからも訪れる人が多い人気店です。もちろん「松きち」でも11月のカニ漁解禁と共に舞鶴かにが登場します。
コースは17000円からありますが、せっかくならちょっと奮発して一番上の「松」コースはいかがでしょう。まず、カニ味噌と鶏卵を合わせて蒸した人気の甲羅むしにかにクリームスープで身体を温め、続いてかに刺しなどが登場。そして写真のかにしゃぶ・かにすきをいただき最後は旨味たっぷりのスープで雑炊を。カニは一杯以上いただけるので大大大満足です。焼きがにを食べた後の殻は熱々の熱燗に入れて、カニ酒として楽しみます。

松コース　23000円（税込 11～3月 要予約）　
甲羅むし、かに刺し、焼がに、かにクリームスープ、かに酢（ゆでがに）、かにしゃぶ・かにすき、ぞうすい
※かにすきの写真は４人前　コースは１人前から予約可

松きち　
京都府舞鶴市浜150
℡　0773-63-3595
営　11:30～14:00L.O.　17:30～21:00L.O.
　　※お昼のカニコースのお客様は16：00頃まで滞在可
休　不定休（電話にて要問合せ）
交　JR東舞鶴駅から徒歩15分

古代のロマンあふれる、おもてなしの鍋＠城陽

インパクト大のこのお鍋がいただけるのは城陽市にある創業60余年になる料亭「京都八百忠」。その名も「奈良火鍋（ならほうこう）」。この辺りは万葉集にも詠まれるほど古くからの交通の要所であり、さらに久津川古墳群など古墳が点在する古代ロマンただよう地。また、「京都八百忠」の立つ旧奈良街道沿いは、かつて大衆が屋外で素焼きの大鍋を作り客をもてなしたのだとか。その屋外料理を現代に再現したのが奈良火鍋です。
老舗日本料理店が手掛けるだけあり京都の赤地鶏に国産豚に様々なキノコ、野菜を加えて炊く鍋。自慢の出汁の隠し味はアンデス山脈ウユニ湖のミネラル豊富な岩塩。最後は特製麺でスープの旨味を存分に味わってください。

奈良火鍋セット 3300円（税別 ２人より予約）
食前酒・前菜・強肴・茶碗蒸・焼き物・奈良火鍋・特製うどん・デザート

京都八百忠
京都府城陽市平川山道112
℡ 　0774-52-2721
営　11:30～14:30L.O.、17:30～21:30L.O.
休 　水曜日
交　 近鉄久津川駅 徒歩5分、JR城陽駅 徒歩14分

高たんぱく低脂肪で低カロリー♡ 美肌にもなれちゃうジビエ鍋＠綾部

間もなく１年も終わり。年末の慌ただしい日々の中にありながら「忙しい日常から離れて心を休めることができる、”隠れ家”のような場所」がコンセプトの料亭が、綾部市にある「ゆう月」です。部屋は床の間のある座敷、掘りごたつのテーブルの個室、庭を望むことのできる半個室の椅子席など様々なタイプの部屋で料理を楽しむことができます。そして冬のお楽しみといえばジビエの王様・丹波のイノシシ。
イノシシというと、しっかり煮込むイメージが強いかもしれませんが綾部の猪肉は薄いのが特徴。特にゆう月では2ミリという薄さにカットされているので、まさに牡丹の花のような美しさ。スープは香味野菜と丁寧にした処理したイノシシの骨をじっくり８時間かけて取り、八丁味噌と西京味噌（白味噌）で味付け。低カロリーなだけでなく脂身はコラーゲンなので美容にもいいそうですよ。

ぼたん鍋コース　7500円（税サ込　11〜2月　３日前前に要予約）
前菜（季節の口取り三種盛り合わせ）、鍋（丹波産猪肉の味噌仕立て）、油物（猪肉のフライ 胡麻ソース）、締め（ほうとううどん 玉子添え）、水菓子(黒豆と和三盆のゆう月ロール)

ゆう月　
京都府綾部市七百石町由里16-1
℡　0773-44-0818（完全予約制 電話予約時間10～22時）
営 11：30～15：00、18：00～22：00
休　不定休
交通　JR綾部駅から車で15分、京都縦貫道・綾部安国寺ICから車で10分
※送迎サービスは4～5名様から無料送迎サービス可能（お迎え現地から１時間以内）

京の老舗の味が一度に味わえる。滋味に溢れた鍋＠京都市

明治48年創業の風情ある蕎麦店で、お鍋はいかがでしょう。聖護院門跡横の路地に立つ建物は同じく左京区の白川にあった農家を移築したもので、門をくぐり庭の露地を伝って奥へ進むにつれ気分も高まります。入って手前は気軽なテーブル席に、奥は庭を眺める座敷になっています。
名物の「養老鍋」とは京の素材にこだわった蕎麦すき。自慢の出汁に「湯波半」の湯葉、「麩嘉」の生麩、「いづ萬」のひろうすなど京の老舗店の具材を入れ、さらに地鶏、海老に九条ねぎ、菊菜といった京野菜がたっぷり入った鍋。薬味は京七味とスダチで。最後に二八蕎麦ときしめんを入れていただくのがユニーク。きしめんは少し煮込むと旨味がしゅんで（浸みた）美味しいですよ。

養老鍋　3600円（税込　できれば予約を）

 
河道屋養老
京都府京都市左京区聖護院御殿西門前
℡　075-771-7531
営　11：00～19：00L.O.
休　火曜休（祝日の場合は営業）
交　京阪神宮丸太町、市バス熊野神社前

文豪も愛した、老舗豆腐店の湯豆腐を味わう＠京都市

　　
京都嵐山の天龍寺近くに立つ湯豆腐の名店「竹むら」。こちらでは嵯峨野の清凉寺前の老舗「嵯峨豆腐森嘉（もりか）」の豆腐を使った湯豆腐がコースでいただけます。森嘉といえば国産大豆100％と湧水を使い、昔ながらの製法で作られる豆腐の美味しさから毎日、行列ができるほど。かの川端康成や司馬遼太郎などの作品にも登場する超名店です。
コースは2600円からありますが、おすすめは「松」。季節の八寸に自家製の胡麻豆腐、森嘉製のひろうす等をいただきメインの湯豆腐を。海苔、大根、ねぎ、カツオ節、生姜など薬味を添え、削りたての枕崎産カツオ節を使った自家製のダシじょうゆでいただきます。11～3月までの間の八寸には冬のお楽しみ、柚子をくり抜き中に柚子みそを塗って豆腐を入れて蒸した柚子釜どうふが登場。柔らかな豆腐に白みその濃厚な風味と柚子の香りが合わさった上品な逸品です。

松コース　3600円（税込）+チャージ100円
湯どうふ、八寸、ひろうす、胡麻どうふ、野菜天ぷら、お吸い物、御飯・漬物（香の物）

湯どうふ 竹むら　
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町 48-7
℡ 075-861-1483
営　11:00～19:50L.O.　秋10：45～19：30
休 木曜日 ※春・秋は無休。7月夏季休暇あり
交　嵐電嵐山駅徒歩より徒歩3分
JR嵯峨嵐山駅、トロッコ嵯峨駅より徒歩7分、阪急嵐山駅より徒歩12分