くせ毛さん必見!美容師が教える正しいオーダー&お家ケアの裏ワザ3つ
くせ毛は、春夏は汗や湿気でうねるし、秋冬は乾燥で広がるし……スタイリングが厄介ですよね。
そんな“くせ毛”に悩んでいる方に朗報です。
今回は美容師の井上賢治さんに、日常のヘアケアに一手間プラスするだけで、うねるクセをまとめやすくする裏ワザを紹介してもらいました。
くせ毛カットに大切な3つのポイント
まず大前提として、くせ毛のヘアスタイルをうまくまとめるには、“カットが一番大切”ということ。
そこでまずは、美容室でくせ毛をカットしてもらうときの“おすすめオーダー方法”を教えてもらいました。
(1)髪をあまりすかない
くせ毛にすきバサミを使いすぎると短い髪が出すぎて、髪の量は少なくなるのにボリュームが出てしまうことがあります。
くせ毛によって不要なボリュームが出やすい人は、「髪をあまりすかないでください」と伝えるとよいでしょう。
(2)毛先が重めのヘアスタイルにしてもらう
毛先に重さを出すと、ヘアスタイルの収まりが良くなります。
まとまりのある髪にしたいときは、毛先を重めにしてもらうのがおすすめです。
(3)ハチより上の髪は、毛量を軽くしない
ハチとは、頭の一番上とサイドの間の、最も出っ張った部分のことです。
「軽めのヘアスタイルにしたいな」というときも、髪の表面は軽くしすぎない方がよいでしょう。
「軽めの髪型にしたいけれど、表面は切りすぎないでください」とオーダーすることで、表面の髪に重みを持たせて、髪がボリューミーになりすぎることを防ぎます。
くせ毛をまとまりよくする方法
続いて、くせ毛をまとまり良くする裏ワザを教えてもらいました。
今回の方法は、スタイリングや髪の乾かし方ではなくあくまでも裏ワザ。自分には合わないと思ったら、カットやヘアケアでカバーしてくださいね。
ショートヘア~ボブヘア:ニット帽を被って寝る
被り方のポイントは、トップには空間をつくること。
お風呂上がりの髪は、ドライヤーで乾かした後も、髪の中に水分が少し残っています。
乾かし終わった後にできるだけ早くニット帽を被ることにより、全体を程よく湿らせることができ、ボリュームを根元から抑えやすいですよ。
ニット帽をかぶって寝ることに抵抗がある方は、朝起きてすぐに被るだけでもOKです。
ロングヘア:三つ編みをして寝る
髪を三つ編みにすると、根本からボリュームが抑えやすく、また髪が束になった状態で過ごすので、髪の乾燥ケアにもつながるでしょう。
朝起きて三つ編みを外すとクセが収まりながらちょうど良いウェーブも残るので、スタイリングのアクセントにもなりますよ。
髪がくせ毛でどうしてもまとまらないという方は、寝る前にこの一手間をぜひ試してみてくださいね。
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※ Volodymyr Hlukhovskyi/Shutterstock