「服がなかなか捨てられない!」初心者のための簡単クローゼット整理術
お片付けに悩まれている方の多くが困っていらっしゃるのが、クローゼットの整理です。
そしてそのお悩みの中でも特に多いのが、“服が多すぎると分かっているのになかなか捨てられない”というもの。でも、着ていない服を整理しないと新しい服をワードローブに加えられないですよね。
そこで今回は、クローゼットのお片付けに悩む方に試していただきたい“はじめにするべき3STEP”についてご紹介します。
STEP1:カテゴリ1つずつの量を把握する
手持ちの服の量が多い方は、いきなり全ての服を出して整理しようとするとあまりの量に途方に暮れてしまうと思います。そこでおすすめの方法は、“今日はワンピース整理の日!”というようにカテゴリを決め、そこから着手するやり方。
そのときに、自分はそのカテゴリの服を何着持っているか数えて、自分の服の所有傾向を把握しましょう。
特に多いカテゴリは、
・色(グレー、ブルーなど)
・柄(ボーダー、ストライプ、花柄など)
・形(半袖・長袖、タイト・フレアなど)
など、タイプごとの枚数も一緒に数えておくと、さらに傾向が見えやすくなります。
服の量が多い方は、自分の持っている服の量をちゃんと把握できていない確率がほぼ100%なのではないかと思います。そのため、自分の好みで服を買い、偏りが出てしまって結果的に似たような服ばかりになりがちです。
まずは自分が何をどのくらい持っているかを把握して、新しい服を買うときに手持ちの服とかぶりすぎないように注意しながら選びましょう。
STEP2:1年以上着ていないものをピックアップする
カテゴリを決めて枚数を把握したら、その中から1年以上着ていない服をピックアップします。
筆者自身も手持ちの服を見て感じますが、“1年以上着ていない服には何かしらの理由がある”のです。
その理由は、“なんとなく着心地が悪い”、“他の服と合わせづらい”、“サイズが合わない”など。
ピックアップした時点ですぐに処分するかどうかを決めなくても良いので、まずはフラットに“着たかどうか”という事実だけで振り分けてみましょう。
そして振り分けてみたら、そのカテゴリの枚数に対して1年以内に着ている服がどれくらいあったかも記録しておくと、洋服のカテゴリ別の“1年以内稼働率”を把握でき、さらにクローゼット状況が客観的に見られるようになると思います。
STEP3:「今の自分に必要か?」を基準に残す服を選ぶ
1年以上着ていない服をピックアップしたら、その中で残す服を選びます。選ぶときの基準は、“今の自分に本当に必要な服か?”ということです。このとき“今の自分”というのがポイントです。
洋服が好きな方はどうしても、買ったときの思い出やよく着ていた頃の記憶が忘れられなくなりがちです。しかし、ライフスタイルの変化と共に必要な服も変わってきますし、年齢とともに似合う服も変化してきます。
もし、迷う服があったら1度袖を通し鏡を見て、今の自分に本当にフィットしているかチェックしてみたり、今の生活のどんなシーンでその服を着るかを具体的に想像してみたりしましょう。
そこで具体的に想像できるなら、実際に1軍に昇格させて1日着てみても良いと思います。もし、それで着てみてなにかしらの違和感があるのであれば、潔く手放してはいかがでしょうか。
洋服が好きな方は、“好き・嫌い”だけをベースに服の仕分けをしていくと、ある程度までは減らせたとしても、それ以上はなかなか減らすことができないと思います。そのため、実際の“稼働率”を把握したり、“着た自分を客観視”したり……というふうに、俯瞰して見てあげることが大事です。ぜひ、稼働率の高い愛用服だけが詰まった“使えるクローゼット”を目指してみてくださいね。