神戸ピーポーたちがボランティアで作る、テイクアウト情報サイト『神戸おいしいマルシェ』新しいお店が続々増えてる
神戸ピーポーとして紹介したデザイナーの濱 章浩さんらが、すべてボランティアで作っている「テイクアウト情報サイト」が、見やすくて使えます。
『神戸おいしいマルシェ』は、神戸市内から芦屋市や明石市など近隣の市までの飲食店のテイクアウト情報が検索できるサイト。
4月に緊急事態宣言が出た後に作られ、新たにテイクアウトを始めたお店など日々10~20軒ほど増えていき、現時点で約400店舗になってます。
キーワードのほか、エリア、料理のジャンル、テイクアウトや配達などの販売方法での検索も。
エリア検索は「区」ごとで、中央区に関しては「三宮周辺」「元町周辺・神戸周辺」「新神戸・北野周辺」とさらに細かく分かれてるので、職場の近くなどをさっと探せるのは嬉しいところ。
それぞれのお店のページには、テイクアウトメニューの情報だけでなく、お店のSNSのリンク、地図に加え、ワンタッチで電話やUberEats(ウーバーイーツ)の注文画面に飛ぶこともできます。
このサイトを企画したのは、以前「神戸ピーポー」として紹介したデザイナーの濱 章浩(はま あきひろ)さん。仕事のつながりを作る場としてなど、これまでいっぱい助けてもらってきた「飲食店」が自粛の影響で苦しい状況になり、何かしたいと考えたのがサイトを作るきっかけ。
テイクアウトを始めるお店が少しずつSNSで発信し始めたころ、タイムライン上ではどんどん流れていってしまう情報をまとめて整理できるサイトが必要では⁉と思い、ウェブデザイナーの中西健蔵さんと共に制作。動き出して、わずか3日ほどでサイトができたんだそう。
最初は、検索も今ほど使いやすいものではなかったものの「まず始める」ことを優先し、やりながら何回も使いやすいようにバージョンアップ。
「いま欲しい」ってときに作る、飲食店にとっても、お客さんにとっても一番助かることだったんではないでしょうか。
写真は、サイトの運営主要メンバー、やはりリモートでやり取りしてます。
お店の情報は掲載料無料で、早ければ即日掲載というスピード感ですが、制作から運営まですべてが「ボランティア」。取り組みに賛同したスタッフ含め14人が、それぞれできる範囲で陰ながら飲食店を応援し続けてます。
緊急事態宣言が解除されても、すぐにお店に活気が戻るのは難しいと思いますし、「新しい生活様式」の中で、テイクアウトの広まりが続いて行くことも考えられます。
まだまだ長引くかもしれない中で、応援してる人をサポートする制度があってもいいのかもしれません。
◆関連リンク
・神戸おいしいマルシェ – 公式サイト