意外と知らない!? 美容師が教える「シャンプー&トリートメント」の基本
毎日のシャンプーとトリートメントは、髪の毛にとって1番大切なヘアケアといっても過言ではありません。そして、シャンプーとトリートメントにはそれぞれ正しいやり方があり、それを間違えるとせっかくの美髪が台無しになってしまうことも。美しい髪を手に入れるために、必要な基本をおさえて毎日の習慣にできるといいですね。
今回は、美容師である筆者が、美髪をつくるシャンプー&トリートメントの基本をご紹介します。
シャンプーとトリートメントどっちが大切?
よく「シャンプーとトリートメントはどちらが大切なんですか?」と質問されることがあります。その答えはズバリ“シャンプー”です。
毎日のシャンプーは洗浄だけではなく栄養付与&潤いケアをしてくれます。トリートメントはシャンプーだけでは補いきれない栄養を髪に与えるものなので、基本はシャンプーにプラスαでトリートメントとというイメージ。髪が短くダメージの進んでいない髪なら、あえてトリートメントをしなくても健やかな髪を維持することもできますよ。
シャンプーの基本は「お湯洗い」
シャンプーの効果を最大限に高めるために必要なのが“お湯洗い”。シャンプーをつける前にシャワーでしっかりと濡らす(汚れを落とす)ことがポイントです。
お湯洗いをしっかりすると、髪に付着した汚れを80~90%ほど落とすことができるといわれています。また、お湯洗いで汚れを落としておくことで、シャンプーの泡立ちが良くなりますよ。泡立ちが悪く、シャンプーを2回しているという方! お湯洗いをしっかりしてみてくださいね。
シャンプーの泡はすぐに流さない
シャンプーをしたあとに泡をシャワーで流すと思いますが、すぐに流してはいけません。しばらく髪に浸透させるイメージで、時間をおいてから流すようにしましょう。
そのあと、流し残しがないよう、たっぷりのお湯で洗い流してください。
トリートメントのタイプを確認する
トリートメントは髪の内部に栄養を運ぶタイプのものと、髪の表面をコーティングし手ざわりを良くするものがあります。
大切なのは自分が使っているトリートメントがどちらのタイプなのかを把握すること。髪の内部に栄養を運ぶタイプのものは、シャンプー後すぐに毛先を中心につけしっかりと揉み込んでください。
表面をコーティングするタイプのものは揉み込む必要はありませんが、洗い流しすぎないのがポイントです。洗い流し過ぎるとコーティング効果が減少してしまいますのでお気をつけください。
シャンプーとトリートメントの基本をおさえることが美髪への近道になるはず! ぜひ参考にしてください。
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※ TORWAISTUDIO / shutterstock