「エレベーターの中では…」知らないと恥ずかしいビジネスマナー4つ
仕事上、あるときはお客様をお迎えし、あるときは他社を訪れますよね。来客応対や他社訪問にもマナーがありますが、あなたは自信をもって対応できますか?
マナー自体を知らないという方もいるかもしれませんし、実際の場で正しいマナーを実践できるか自信がないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回、ビジネスマナー研修講師として活躍する筆者が、著書『媚びてないのにかわいいシンデレラマナー』でもお伝えしている、知らないと恥ずかしいビジネスマナーについてご紹介します。これから紹介するポイントを押さえて、印象アップを目指しましょう!
1:お客様のご案内の仕方
お客様にとって、最初の対応が訪れた会社のイメージにつながります。自分の担当外だったとしても誠意をもって来客対応に務めると会社全体の印象が良くなりますよ。
応接室や会議室にご案内する場合は、お客様にお尻を向けないように、お客様の斜め前方を歩きます。お客様の歩調に合わせる配慮も忘れずに。
2:お客様の見送り方
ビジネスシーンの“エンディング”といえばお見送り。このお見送りの振る舞いはその後の関係を左右する大事な部分です。
会社でのお見送りは、“エレベーターの前まで”、“エレベーターで1階まで”、“玄関まで”の主に3パターンあるかと思います。どのようなお見送りをするかは、相手との関係性や会社のルールにそって決めましょう。
お見送りする際は、まずお越しいただいたお礼を述べて、しっかりおじきをします。お客様の姿が見えなくなったら姿勢を戻しましょう。エレベーターの前でお見送りをするときは、エレベーターのドアが閉まるまでおじきをします。
3:エレベーターの上座と下座
社会人歴が長くても意外に知らない人が多いのが、エレベーターの上座と下座の位置。片側にボタンがある場合、上座は操縦ボタンの後ろの壁際。2番目は上座の隣。3番目は操作ボタンの隣(2番目の前の位置)で、下座は操作ボタンの前です。
両側にボタンがある場合は、入って左奥が上座。エレベーターに入って、右側の操作ボタンの前が下座です。
4:他社を訪問する際に気をつけること
この時期になるとコートを着たまま他社へ出入りしている人をお見かけします。マフラーやコート、手袋などは玄関に入る前に脱いでおくのがマナーです!
体調が悪い場合はマスクをしていてもかまいませんが、防寒のためのマスクは、はずすようにしましょうね。
“しなければならない”ではなく、相手のことを思って“したい”という気持ちを持つこと。それがマナーの第一歩です。日常の中でも”思いやりの気持ち”を忘れずにしたいですね。
【参考】
※ 『媚びてないのにかわいいシンデレラマナー』(桜美月) / 主婦の友インフォス情報社
【画像】
※ nd3000、 Standret、El Nariz / shutterstock