どうすればいい?仕事や飲み会の「相手を不快にさせない」断り方4つ
仕事をしていると、担当外の業務を任されたり、現状の業務でいっぱいいっぱいにも関わらずさらに仕事を任されてしまったりすることも少なくないですよね。
本当は断りたいけれど、断れずに引き受けてしまい仕事が終わらずに残業続き……なんていう負の連鎖になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
また、仕事で関わる相手だからこそ断りづらいお誘いもあると思います。
そこで今回は、仕事で関わる相手への上手な断り方を4つ、ご紹介します。
1:直球過ぎる否定はしない
自分の業務以外に、さらに仕事をお願いされたら、すぐに「絶対無理!」という気持ちが顔に出てしまう方もいるでしょう。こういったときは、心の声を口にしないのはもちろん、なるべく顔にも出さないようにし、やんわりと断ることがポイントです。
たとえば「本日は時間が取れないのですが、明日であれば……」というように、あくまでも自分は仕事をしたいけれども時間的にむずかしいことを伝えるのが良いでしょう。
「無理です!」とただ断るより、仕事に対するやる気が感じられる断り方になりますよ。
2:クッション言葉を利用する
「恐れ入りますが」などのクッション言葉を用いることで断り方の印象を柔らかくすることができます。
たとえば先ほどの断り方も「恐れ入りますが、本日は時間が取れないので、明日であれば……」というふうに上手にクッション言葉を付け加えると、より慎ましい印象になります。
断るときに結論だけを伝えるのではなく、言葉遣いを工夫しながら伝えることで、相手に不快感を与えることを避けることができるでしょう。
3:デメリットがある旨を伝える
仕事を頼まれた際に“デメリットを伝える断り方”もあります。
「できる限り協力させていただきたいのですが、現在担当している業務で手一杯でございまして……。お引き受けして、業務の質を落としてしまうと申し訳ないのでお断りさせていただけませんでしょうか」などとデメリットを伝えると相手も状況を受け入れやすいでしょう。
それ以外にも、「納期が遅れてしまう可能性があるのですが、問題ないでしょうか?」など、自分が引き受けることで生じてしまうデメリットを上手く伝えてみるのもベター。正直に想定されるデメリットを伝えることで、お互いにトラブルを避けることにもつながります。
4:相手の好意に感謝を示す
直接は業務に関係ないですが、先輩や上司から仕事終わりの一杯に誘われた際の断り方にも気を付けるようにしましょう。
「本日は先約があるので難しいです」とただ断るのではなく「誘っていただきありがとうございます。本日はあいにく先約が入っているので、また機会がございましたら誘っていただけるとうれしいです」などのように、相手の好意に対して、まずは感謝の気持ちを伝えることがポイントです。
自分に置き換えて考えてみても、頭ごなしに拒否されるとイヤな気持ちになってしまいますよね。
今後、何か断りたいことがあったら、今回ご紹介したことを参考に相手の気持ちを考えた断り方を意識すると良さそうですね。
【参考文献】
※ 『人間関係が楽になる気づかい&マナー辞典』(真山美雪監修) / 池田書店
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