だらしないと紙一重!? 失敗したくない「後れ毛」の上手な出し方4つ
首の詰まった服を着る機会も増える秋。服に合わせて髪をアップに結うシーンもあると思います。
しかし、ポニーテールやハーフアップにするときに悩みやすいのが“後れ毛”ではないでしょうか? ヘアカタログなどを見ると、後れ毛までばっちり決まっていて可愛いですが、自分でアレンジすると上手くいかない……という方も多いはず。
そこで今回は美容師の福島雪華さんに、上手な後れ毛の出し方について伺いました。
1:ポニーテール<~ミディアムヘア編>
ミディアムヘアくらいまでのポニーテールの場合は、顔周りと耳後ろ、襟足からの後れ毛を多めにとるとバランスが整います。顔周りに後れ毛があることで小顔に見せる効果も期待できるのでおすすめです。
また、後れ毛のカールは、はじめにコテで強めに巻いてからほぐすようにすれば、全体のゆるかわいさがアップしますよ。
2:ポニーテール<ロングヘア編>
後れ毛は、出し方によってはだらしない雰囲気になってしまうことも……。ロングの場合は、特に注意が必要です。
後れ毛を出すときに意識したいのは、前髪の横ともみあげ。少量の後れ毛を出してみましょう。
また、前髪の横は毛先を外ハネに、もみあげの髪は中間から外巻きにすると大人っぽく仕上がりますよ。
後れ毛以外の髪の毛とのバランスが統一されるよう、ロングヘアの後れ毛はゆるいカールになるようにコテを当てすぎないように注意してくださいね。
3:ハーフアップ
ハーフアップの後れ毛の場合は、顔周りの後れ毛を多めに出すことが大事なポイント! 顔周りの後れ毛を出すときは、コームの細い部分を使い、全体のバランスと合うようにまとめたところから少量ずつ髪を摘み出すと良いでしょう。
ハーフアップで全部の髪をピシッとまとめてしまうと、顔が大きく見えたり、生真面目すぎる印象になってしまうので、後れ毛を上手に取り入れたアレンジをしてみてくださいね。
4:ベレー帽などを被るとき
ベレー帽など帽子を被るときって、後れ毛をどうすべきか悩みますよね。帽子を被っていると全体のバランスを調整するのが難しいですが、特に後れ毛の毛束を出しすぎてしまうと、ただ髪が崩れちゃった……という印象になるので気をつけましょう。
福島さんによれば、前髪の横、こめかみ、もみあげ、耳後ろ、襟足、のところを少量の毛束を摘み出して少しほぐすと自然な感じに仕上がるそう。
子どもっぽい印象になってしまいがちなベレー帽も、顔周りと襟足の後れ毛を出すことで、大人っぽく仕上がるので、ぜひトライしてみてくださいね!
これからタートルネックなど秋服を楽しむときは、後れ毛をマスターして、垢抜けたファッション&ヘアスタイルを楽しみましょう。
【取材協力】
※ 福島雪華・・・美容師。
【画像】
※ dango/PIXTA