コテ&アイロンでスタイリング!巻き髪・内巻きワンカール・外ハネヘアのつくり方
コテで髪全体にカールをつけたり、アイロンで、ストレートにするだけでなく毛先を外ハネさせたり……コテとアイロンは毎朝の必需品です。
今回は、ストレートを活かしたワンカールや巻き髪だけでなく、前髪のスタイリングなどのスタイリング法をご紹介します。
ショート、ボブ、ロング……どんな髪の長さの人も、ぜひ参考にしてくださいね。
1:ボブヘアにおすすめ内巻きワンカール!温度にも注意
ヘアアイロンは、32mmのものを用意します。温度は160〜180度くらいに設定しましょう。
(1)毛先を少量ずつアイロンを持っていない手で持ちます。
(2)毛束の中間から床と平行にアイロンを内巻きになるようにはさみます。アイロンの太い方が内側にくるようにすると内巻きになりますよ。
(3)中間から毛先までアイロンをすべらせていき、毛先で1回転巻き込みます。
(4)これを四方に繰り返していきましょう。
動画も参考にしてください。
内巻きワンカールはボブ〜ロングで同様に行えます。ただ、ボブの場合は、襟足が短く火傷しやすいので要注意です!
2:毛先がハネる人の「内巻き」ヘアアレンジの方法
どうしても毛先がハネる人におすすめの内巻きのつくり方をご紹介します。
(1)“ブロッキング”で髪を小分けにする
“ブロッキング”とは髪を小分けにしてそれぞれを留めること。少し面倒と思えるこの作業こそが一番大切であり、髪を巻くときの基本になります。
早く巻きたい衝動はおさえて、まずは基本に忠実に!
写真のように前上がりにブロッキングすると、巻きやすいですよ。
小分けにブロッキングすることで一束ずつの毛量が減るので、アイロンの熱がムラなく伝わりやすくなります。よって、髪にしっかりとカールが付いてくれるんですね。
目安は、サイド2つ・バックは3つ。ただし個人の毛量や毛質によってちょうど良いブロッキング数は異なるので、増やしたり減らしたりして調整してみてくださいね。
(2)角度に注意して巻こう
さて、いよいよ髪を巻いていきましょう。アイロンを入れる角度に注意。ここが一番のポイントですよ。
まずは、毛先がハネてしまう人にとってNGな巻き方から。
アイロンやコテで、髪をまっすぐ下向きに挟んでいます。一見正しい挟み方に見えますが、より美しい内巻きをつくるには、挟み方を少し工夫してみましょう。
正しい巻き方はこちら。
この角度で挟むのがとっても重要! 髪を前に持ってくるように挟んでいますね。こうすることで、時間が経ってもハネにくい美しい内巻きが完成します。
比べて見ると一目瞭然ですね! この調子で上の段も同様に巻いていきましょう。
(3)左右が均等か鏡で確認
最後に、鏡の前にまっすぐ立って左右の髪の巻き具合をしっかり確認しましょう。
均等にカールがついています。今回ご紹介した“ブロッキング”と“アイロン・コテを挟む角度”を意識するだけで、時間が経ってもハネてくることは少ないはずです。
3:毛束感がおしゃれな外ハネヘアをつくる「外巻き」アレンジ
こなれた雰囲気を演出できる外ハネのつくり方。一見難しそうですが、実はとっても簡単です。
用意する道具はヘアアイロン26mmと柔らかいワックスだけ。
(1)少量ずつ毛束をとり、アイロンで毛先をはさんで外に回していきます。
(2)(1)のやり方で、全体の毛先に外巻きをつくります。
(3)ソフトワックスを毛先にもみこみます。
動画を見ながらアレンジしてみましょう。
ポイントは少量ずつ外巻きをつくっていくことで、ナチュラルな外ハネに仕上がります。
髪の長さがボブより長い方は、32mmのアイロンを使ってアレンジするのがおすすめです。
4:カール用のコテでつくるカジュアル「外ハネ」スタイル
髪の長さが肩くらいの場合は32mmのコテを180度くらいで使うとうまくできるでしょう。
(1)毛先をワンカール
コテのはさむところが下になるように、コテを全部の毛先に入れて、下から上にワンカールをつけます。これで毛先が全てハネた状態になります。しかしこのままでは立体的な外ハネになりません。
(2)中間を内巻きにして、立体感を!
立体的に見せるために中間部分の髪を内巻きにします。こうすることで中間は内巻き、毛先は外ハネという波状のウェーブが完成します。
(3)もう一度、毛先を外ハネ
中間に内巻きを入れたあとは、もう一度毛先を下から上に巻いて外ハネをつくります。
(4)仕上げ
最後にバーム系のワックスかオイル系のスタイリング剤を全体になじませると、ツヤが出て、今年っぽい質感のヘアスタイルの完成です。
ポイントは中間と毛先のカールをあえて違う方向に巻くこと。1度、内巻きでふんわりさせてから毛先をハネさせると立体的な外ハネヘアスタイルをつくることができます。
今回ご紹介した外ハネスタイルはどちらかというとカジュアルな雰囲気になりますので、今年流行のオーバーサイズのニットやスウェット、カジュアルなアウターに似合うと思います。
5:人気の巻き髪!ミックス巻きのやり方
(1)顔周りから毛束を少しとり、中間から毛先にかけリバース(外側)に巻きます。
(2)(1)の後ろに毛束を少しとりフォワード(内側)に巻きます。
(3)後ろ側まで(1)(2)と交互に巻いていきます。
(4)表面を少量ずつ束にとり(3)と同様に交互に巻いていきます。
(5)手ぐしでカールをくずしていけば完成です。
ポイントは、中間から巻きはじめてコテをスルーさせながら毛先も巻き込んでいくことです。
また表面を巻くときは、毛量少なめの毛束をつくるのがコツ。空気を掴みながらもルーズにほぐれたニュアンスウェーブになります。
動画を見ながらアレンジしてみましょう。
ミックス巻きは、ストレートヘアよりも華やかさがアップするうえ、さまざまなヘアスタイルのベースとなる万能アレンジです。
6:ロングヘアなら「毛先巻き」と「リバース巻き」でゆるふわ巻き
コテで複雑に巻く方法を自分で再現しようとすると難しく感じますよね。そんな人は“毛先巻き”と“リバース巻き”の2種類を覚えておけば十分です。
(1)全体の毛先をコテで一回転だけ巻きます。これが毛先巻きです。
(2)前髪と顔まわりの髪を中間から毛先にかけて縦にコテを入れ、うしろ側に向かって巻きます。これをリバース巻きといいます。
この2つの工程で基本的なゆるふわ巻きの完成。巻いた髪はそのままにせず適量のスタイリング剤をもみ込みカールをほどよく崩して自然な感じにしてください。
7:ストレートアイロンは波ウェーブと前髪の処理に
ストレートアイロンを使う場合は波ウェーブをおすすめします。波ウェーブとは中間は内巻き、毛先は外巻き……と“波状”にウェーブをつけるヘアアレンジ方法です。一つの方向だけに巻くよりも立体的なヘアスタイルをつくることができます。
前髪もコテで巻くのは火傷の恐れがあったり巻き過ぎてはねてしまったりする可能性があるので、慣れていない人はストレートアイロンで適度にカールをつけるようにすると失敗を少なくできますよ。
8:うねり前髪はストレート用アイロンでスタイリング
クセを抑えるように乾かしたとしても、完全にクセを抑えることができない場合もあります。そんなときはストレートアイロンを使ってクセを伸ばしましょう。
しかし前髪は、ただまっすぐに伸ばすだけはNG。ステキな前髪に仕上げるために必要な“柔らかさ”が出ないからです。前髪には、ほどよく“丸み”や“流れ”をつくることが大切。では早速、ストレートアイロンをつかった前髪の仕上げ方をチェックしていきましょう。
(1)前髪にストレートアイロンをあて、手首をおでこ側に返しながら丸く伸ばしていきます。
(2)前髪が折れないようにゆっくりと丸みをつけます。
(3)流したい方向と逆の部分(右方向に流したい場合は左側)にもう一度カールをつけましょう。
(4)ブラシで前髪を馴染ませながら整えます。
(5)スタイリング剤やスプレーなどでしっかりと固定して完成です。
ストレートアイロンをうまく使って、うねり前髪を解消しましょう。
9:髪質のせいにしないで!ペタンコ前髪のヘアセット
ペタンコの前髪は、見た目の印象が暗くなってしまうので、ふんわり見せてあげましょう。
用意するものは、マジックカーラー、ドライヤー、コテです。
(1)前髪を適量ブロッキングします。
(2)ブロッキングした髪を、マジックカーラーで根元まで巻きます。画像のようにまっすぐ前向きに巻いてくださいね。
(3)マジックカーラーで巻いたまま、ドライヤーで髪に熱を加えます。冷ますとカールがしっかりとつきますよ。
(4)マジックカーラーを外したら、ドライヤーで根元が立ち上がるように熱風を加えましょう。
(5)前髪の中間部分をコテで巻きます。リバース(後ろ向き)に軽く縦巻きを加えてくださいね。きれいに巻けたら完成です。
ふんわり前髪をつくるポイントは、ドライヤーを髪の根元にしっかりと当てることですよ。
10:ショートの髪型の方に!こなれ感たっぷりの外ハネヘア
ショートで動きのあるスタイルをしたくても自分ですると頭の形が大きく見えたり、ボサボサな感じでまとまらなかったりすることってありますよね。
そんな方に朗報! アイロンを使えば、誰でも簡単におしゃれヘアがつくれますよ。
使用するのは、26mmもしくは、32mmのストレートアイロン。
2つのプロセスで完成するので、とても簡単かつスピーディーにスタイリングすることが可能なんです。
(1)まず毛先を外側にハネさせます。横の髪の毛を巻くときはヤケドしないようにしっかり注意してくださいね!
(2)表面の毛先を中間まで内側に巻きます。
毛先をしっかり巻くのがポイント。
巻くことで表面の髪の毛がランダムに動きが出るのでボリュームもだしやすくなり、頭の形をきれいに見せることができるんです。アイロンでのプロセスはたったこれだけ。
最後はシアバターやオイルなどのスタイリング剤を全体になじませれば完成です! そのとき、頭皮は触らないように、毛先を中心にもみこんでニュアンスを出せばよりおしゃれに仕上がりますよ。
今までスタイリングに難しさを感じていた人は、ぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。