ショートは「外ハネ」がトレンド!美容師が教える簡単スタイリング法
ショートヘアの方に、ぜひ知っておいてほしいスタイリング方法は“内巻き”と“外ハネ”の2つです。今年は特に“外ハネ”が人気で、 きれいにおさめるよりもハネさせて立体感をつくるスタイルがトレンドです。
そこで今回は、美容師である筆者がショートヘアの方が簡単にできる“外ハネスタイル”のやり方をご紹介します。
「外ハネ」に適した長さは?
外ハネアレンジをご紹介する前に、外ハネにはどのくらいの髪の長さが適しているのかをご説明します。
それはズバリ“肩にかかる長さ”です。
髪を肩のあたりまで伸ばしたとき、どうしても毛先がハネてしまう……という経験をしたことがある方は多いと思います。つまり、外ハネを上手につくりたければ、あらかじめこの長さまで切っておくとアレンジしやすいということです!
それから、ボブよりもレイヤー(※1)を入れたほうが外ハネにしやすいので、美容師さんにお願いする際はその旨を伝えてレイヤーを入れてもらうようにしましょう。
※1:段が入っている状態
「外ハネ」のつくり方
それでは外ハネのつくり方をご紹介します。今回ご紹介する方法はコテを使ったやり方です。髪の長さが肩くらいの場合は32ミリのコテを180度くらいで使うとうまくできると思います。
(1)毛先をワンカール
コテのはさむところが下になるように、コテを全部の毛先に入れて、下から上にワンカールをつけます。これで毛先が全てハネた状態になります。しかしこのままでは立体的な外ハネになりません。
(2)中間を内巻きにして、立体感を!
立体的に見せるために中間部分の髪を内巻きにします。こうすることで中間は内巻き、毛先は外ハネという波状のウェーブが完成します。
(3)もう一度、毛先を外ハネ
中間に内巻きを入れたあとは、もう一度毛先を下から上に巻いて外ハネをつくります。
(4)仕上げ
最後にバーム系のワックスかオイル系のスタイリング剤を全体になじませると、ツヤが出て、今年っぽい質感のヘアスタイルの完成です。
外ハネアレンジのポイント
ポイントは中間と毛先のカールをあえて違う方向に巻くこと。1度、内巻きでふんわりさせてから毛先をハネさせると立体的な外ハネヘアスタイルをつくることができます。
何度もコテを通すことになるので、最後はツヤの出るスタイリング剤をつけてパサつきをおさえてください。
今回ご紹介した外ハネスタイルはどちらかというとカジュアルな雰囲気になりますので、今年流行のオーバーサイズのニットやスウェット、カジュアルなアウターに似合うと思います。ぜひ、この秋冬に試してみてください。