ドライヤーの正しい使い方は?美容師がふんわり髪キープのためにやっていること教えます
美容室帰りは、髪がふんわりツヤツヤ! この髪をキープしたいと思うけれど、なかなかキープできないし、自宅で再現するのも難しいですよね。
美容師の森下優也さんによると、美容室帰りの髪を再現するのに一番大事なのはドライヤーの乾かし方なんだとか。
とくに根元の乾かし方次第でボリュームや髪の向く方向、毛先の収まりが大きく変わってくるようです。
そこで今回は森下さんに、少しの意識で印象が大きく変わる、ドライヤーの乾かし方を教えてもらいました。
乾かす順番はデザインに合わせて
まず大事なのは乾く速さよりも、デザインを優先することです。
髪は乾いてしまってからだと形を変えるのが難しいので、ボリュームを出したい部分を先に乾かすようにしましょう。
まずは乾きやすい前髪から乾かします。そして次に1番重要な根元の部分、頭頂部からつむじエリアをふんわり立ち上がるように乾かします。
ポイントは分け目をジグザグにし、写真のように少し下を向き、手を左右に振りながら根元にドライヤーの風を入れること。
少し水分が飛んだらグッと持ち上げて根元を8〜9割乾かし、持ち上げたままキープして冷ましてあげるとボリュームがでます。
絶壁と顔まわりエリア
頭頂部の次は後頭部のボリュームを意識します。
下から手ぐしを通して、風も下から入れます。ドライヤーを振りながら何度か手ぐしを繰り返して自然に立ち上げましょう。
続いて大事なのがサイドの顔まわりエリアで、とくに右サイドは髪の生え癖が強く、毛先がハネやすくなる部分です。
立ち上がりと根元の向きを斜め前方に癖付けて毛先が収まるように乾かします。
下を向きながら根元を起こすように乾かすだけなので写真のように風を入れてみてください。
そのほかの根元は乾きにくい襟足のエリアから全体を乾かして大丈夫です。
“ラップドライ”といって右に左に交互に髪を繰り返し振りながら乾かすと自然なふんわり感がでますよ!
中間から毛先は上から風が基本
根元が乾いたら毛先を乾かしますが、ここからは下から風を入れてあおるよりも、上から風をあててキューティクルを整えてツヤを出しながら乾かすのがポイントです。
注意点としては、ボリュームを出した根元エリアには、あまり上から地肌に風をあてないことです。せっかくふんわり乾かしても風で潰れてしまいます。
なるべく中間から毛先を狙って、手ぐしを通しながら乾かしていきましょう。最後に冷たい風を当てるとキューティクルが締まってまとまりがよくなりますよ!
目指したいのは根元ふんわりで毛先がきれいにまとまっている状態です。
手順とポイントを押さえれば、だいたいの髪型には対応できますが、ショートヘアはしっかりドライヤーを振って、風をダイレクトにあてすぎないほうがいいでしょう。
ボリュームをコントロールしながら、スタイリングがうまくいく乾かし方のポイントをご紹介しました。
美容師は髪を乾かすことがデザインでありスタイリングだと捉えています。
ヘアスタイルを楽しむためにもドライヤーのかけ方を少し工夫してみるとよいと思いますよ!