伸ばしかけもおしゃれに!美容師が教える「簡単ショートボブアレンジ」7つ
「今年こそは憧れのロングヘアに!」と決意して、“伸ばしかけの状態”に我慢できず切ってしまった経験はありませんか? 伸ばしかけの髪はちょうど肩にあたる長さなので、ハネてしまったり、崩れやすくなったり……とまとめにくいのが悩みの種ですよね。
そこで今回は、伸ばし途中でもおしゃれに楽しむことができる“簡単ショートボブヘアアレンジ”をご紹介します。
1:伸ばしかけが気にならない「すっきりアップヘアアレンジ」
短い髪がすっきりまとめることができれば、中途半端な長さも気にならず、安定する長さまで伸ばしやすくなります。
難しそうにみえるこちらのアレンジですが、実は簡単! 不器用さんでも挑戦しやすいレベルなので、ぜひ試してみてください。
(1)サイドから片編み込みをしていき、頭の後ろの中心あたりまで進んだら一度ピンで固定します。
(2)反対も同じように片編み込みをしていきます。髪が短いときほど細かくねじることで、崩れづらい編み込みをつくることができます。
(3)両サイドの編み込みが重なる位置まで編み込みをしたら毛先をゴムで結びます。結んだあとに仮留めをしておいたピンは取っても構いませんが、心配でしたらそのまま留めておいてください。
(4)結んだ毛先はくるりんぱをしてしっかりと締め上げます。ここの締まりが弱いと毛先が短い分、崩れやすくなりますので、しっかりと左右に割いて締めておきましょう。
(5)出てきた毛先をねじって見えないようにピンで固定します。最後に全体を程よく崩して完成です。
今回のヘアアレンジは髪が短いので、やりすぎるとヘアアレンジ自体も崩れてきます。あくまでもほどよく崩す程度にしてください。
2:結婚式・2次会にもぴったり「ねじりヘアアレンジ」
ピンを髪に留めることを“ピニング”と呼びますが、ピニングの基本はねじって留める“ねじり留め”です。
このねじり留めをマスターすればピン留めが簡単に。
まず髪を挟むタイプのアメピンを使って、ねじり留めの解説をしていきます。
(1)髪を適量つまみます。
(2)ねじった髪の表面の髪を、アメピンの短いほうですくいます。
(3)もう1つの長いほうのピンで、根元の髪をすくいます。
(4)最後にねじってきた方向の逆側に、ピンを差し込みます。
この方法でピニングをすると1本でしっかりと留まり、さらに留めたピンが表面からは見えないのでおすすめです。
この“ピニング”のヘアアレンジテクニックを習得すると、さまざまなアレンジに応用できます。上の画像のような、結婚式・2次会にぴったりな華やかスタイルにも仕上げることができますよ。
(1)真中の髪を適度にすくい、ねじり留めをします。
(3)両サイドの髪も同じく最初にピニングした場所までねじって、ねじり留めをします。
(3)残りのバックの髪も2つに分けて、同じようにねじって留めます。
(4)残った毛先を左右のどちらかにねじって留め、全体をほどよく崩したら完成です。
3:ゴム3本でつくる「ショートポニー」
(1)ヘアアレンジをはじめる前に、髪の毛の絡まりをブラッシングでとりましょう。また、少量のスタイリング剤をつけると、アレンジしやすくなるのでおすすめです。
(2)後頭部の髪をやや楕円形にブロッキングして、毛先をゴムで縛ります。このとき、ゴムをキツキツに結んでしまうと最後にほどよく崩すことができないので、少し余裕をもって結ぶようにしてください。
(3)両サイドの髪をねじりながらロープ編みをして、先ほど後頭部の髪を結んだゴムの上であらためてゴムで縛ります。これでゴムを2本使いました。
(4)残った襟足の髪を1本目と2本目のゴムと一緒にまとめて3本目のゴムを使って結びます。最後のゴムは太めの“飾りゴム”でもOK。すべての髪がまとまったら順番にほどよく崩してルーズさを出したら完成です。
ポイントは後頭部、サイド、襟足の髪をわけて結ぶこと。これにより、短い髪でも崩れることなく縛ることができます。何度か練習すれば簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。
4:こなれ見えが叶う、5分でできる「編み込み風ヘアアレンジ」
普段のお出かけスタイルやデートに使えるヘアアレンジです。編み込みをうまく使った、こなれ感たっぷりのおしゃれなスタイル。ぜひ挑戦してみてください。
(1)肩より短いスタイルでもできます。初めに軽くスタイリング剤をつけてヘアアレンジがしやすいようにしてください。
(2)真ん中の髪をぼんのくぼのあたりまで2~3回編み込んで毛先をゴムで結びます。
(3)両サイドの髪を片編み込みしてゴムで結び“くるりんぱ”をしてください。
(4)残りの襟足の髪も片編み込みをしてゴムで結びます。全ての毛先を大きめのゴムで結びます。
(5)最後に編み目にそって、ほどよく崩したら完成です。
毛先は立体感が出るようにコテやアイロンで巻くと、よりおしゃれ感が出ますので、最後まで丁寧にしてみてくださいね。
5:簡単なのにぐっとこなれる「ねじり三つ編みアレンジ」
動画を見ながらアレンジしてみよう
(1)まず髪全体をアイロンで巻いておき、後ろを縦に三等分します。
(2)顔周りの毛束をリバース方向にねじり始め、そのまま後ろまでねじります。
(3)反対側も同様にねじります。
(4)後ろをねじりつつ、さらに三つ編みをします。
(5)毛束の半分を残してゴムで結び、質感をゆるめます。
ポイントはねじりながら三つ編みをすること! ラフな質感になり、こなれた印象に仕上がります。
6:短めでもできる「ダブルお団子ヘア」
(1)ハーフアップで髪を上下のパートに分け、上部の髪で毛先を抜ききらないお団子をつくる
(2)トップを少量ずつ引き出して質感をゆるめ、ルーズ感を出す
(3)下の髪の毛も束ね、上のお団子の真下の位置に同様のお団子をつくる
(4)もみあげ、耳裏に後れ(おくれ)毛をつくり、ストレートアイロンを通す
(5)後れ毛と前髪にワックスをつけ、束感を出して完成
ポイントは、小さめお団子をつくるときにキツく固めに結ぶこと。お団子の毛先を引き抜きすぎると崩れやすくなってしまうので要注意です。
ヘアゴムは、ドラッグストアなどで販売しているシリコンゴムを使っています。
動画を見ながらアレンジしてみよう
後れ毛にアイロンを通すときは、少し外ハネっぽくすると動きが出ておしゃれな感じになりますよ。
毛量が多い方は、1か所結ぶシリコンゴムを2本にすると、ゆるみにくくしっかりと固定できます。
7:寝ぐせのままでもOK「お団子ハーフアップアレンジ」
やり方はとっても簡単!
(1)耳くらいから上を、両手を使いジグザグにわけてとり、シリコンゴムで結ぶ
(2)結ぶときに毛先を抜き切らない、ちょんまげの状態をつくる
(3)出ている毛先をゴムの結び目に巻きつけるようにして、アメピンでとめる(バレッタなどを使いとめるとより頑丈にとまります!)
(4)前髪の量を減らすようにして軽くねじり上げてアメピンでとめる
(5)ワックス(シアバター系ワックス)を前髪と後ろ髪の毛先につける
動画を見ながらアレンジしてみよう
アイロンなしでも、ワックスをつけると“ちゃんとセットされている感”がでます。
アップヘアスタイルやハーフアップアレンジ、肩くらいの長さでもアレンジのバリエーションは豊富。伸ばしかけの時期もおしゃれに楽しんで、憧れのロングヘアを目指しましょう!
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。