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【2019】京都府内の紅葉 寺院仏閣を中心とした穴場スポット16選

2019.10.11

秋は京都を一層美しくする季節――赤や朱色、オレンジ色に黄色など、秋色に彩られた京都の紅葉は、日本人のみならず世界中の人々を魅了しています。
今年の秋は、紅葉を愛でながら静かにゆっくり過ごしてみませんか? KYOTO SIDE編集部が厳選した、2019版・寺院仏閣を中心とした紅葉の穴場スポット16選をご紹介します!

足利尊氏出生の地で見る茅葺き✕もみじ 安国寺

紅葉見頃:11月上旬〜下旬 

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綾部市にある安国寺は、14世紀半ばに室町幕府の初代将軍である足利尊氏が創建したとされる、茅葺き屋根が印象的な風情ある寺院です。境内にある100本の紅葉が色づく秋には、多くの観光客が訪れる紅葉の名所でもあります。
足利尊氏の生誕の地と伝わる安国寺には、尊氏の母も子宝祈願したといわれる地蔵菩薩があり、現在も子安地蔵として信仰を集めています。国の重要文化財も多数所蔵し、境内には尊氏の産湯井戸やお墓もある安国寺で、もみじと一緒に歴史散策はいかがでしょうか?

■■INFORMATION■■
安国寺
住所:京都府綾部市安国寺町寺ノ段1
TEL:0773-44-1565
拝観時間:拝観自由(内拝観は早めに要予約)・冬期(10月~3月)8:30~17:00/夏期(4月~9月)8:00~18:00
拝観料:境内自由(ただし内拝観の場合は志納金300円)

感動の紅葉美 大本神苑 

【見頃】11月中旬 

明治25年に綾部市で開教された民衆宗教の境内地であり、広大な敷地面積を誇る大本神苑。20世紀最大級といわれる木造建築「長生殿」や、国の重要文化財「木の花庵」もあり、多くの観光客が訪れる、綾部を代表する観光スポットになっています。広大な敷地を誇る庭園では、色とりどりの紅葉と常緑のコントラストが随所に見られ、圧巻の光景が広がります。趣のある建物を見ながら、秋色に染まった気品あふれる美庭を歩いてみましょう。

■■INFORMATION■■
大本神苑
住所:京都府綾部市本宮町1-1
TEL:0773-42-0187
拝観時間/拝観料:境内自由(※神殿内部の見学は予約が必要です)

紅葉に包まれる!?新感覚の紅葉座禅 正暦寺

【見頃】11月中旬

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綾部市の正暦寺は、平安中期に空也上人が自ら彫った観音像を祀ったことに始まるという古刹です。正暦寺では宿坊に泊まると、好きな場所で座禅体験することができます。室内外問わないので、お堂の裏に広がる紅葉スポットで座禅をすることも可能なのだとか!しかも、夕食にはご住職の手によるホテル顔負けのコース料理まで楽しめます。他では体験できない、スペシャルな紅葉アクティビティを満喫してみませんか?
■■INFORMATION■■
正暦寺
住所 京都府綾部市寺町堂ノ前45
電話 0773-42-0980
料金 「住職のおだいどこ 食べることと呼吸のおはなし」2万円〜
HP https://www.shourekiji.com/
※宿坊は1日1組限定

福知山十景で贅沢な時間を過ごす 長安寺

【見頃】11月上旬~下旬

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福知山十景に数えられる臨済宗南禅寺派のお寺。「丹波のもみじ寺」と呼ばれるほど、広い境内を彩る紅葉は風情があります。また、境内一帯の真っ赤な紅葉の中、心経堂近くの樹齢約600年にも及ぶ「授乳のイチョウ」の黄色が絶妙なアクセントを加えます。毎年11月の第2日曜に行われるもみじ祭りでは、茶会やお琴と尺八の演奏が行われます。紅葉に包まれながら優雅な時間を過ごしてみては?

■INFORMATION■
長安寺
福知山市奥野部577
0773-22-8768
9:00~16:30
300円

山寺を彩る錦秋のモミジ 玉雲寺

【見頃】11月中旬~下旬

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丹波ICを降りて約5分のところに玉雲寺があります。1416(応永23)年に創建された曹洞宗のお寺で、山寺らしい静かな雰囲気が漂います。表参道の階段を登ると紅葉に包まれた見事な楼門が現れ、その迫力に圧倒されます。境内の至る所で紅葉が見られ、荘厳な本堂と極彩色のモミジの組み合わせに写真に収めるファンも多いのだそう。晩秋の散紅葉も必見。

■INFORMATION■
玉雲寺
船井郡京丹波町市森滝見9
0771-82-0628
境内自由
無料

頭上を彩る紅葉絶景 龍穏寺

紅葉見頃:11月中旬 

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南丹市の山間にある、静寂に包まれた寺院・龍穏寺(りょうおんじ)。1509年に曹洞宗の寺院として創建され、園部藩家老の菩提寺となりました。秋になると、山門や参道、池の際にあるモミジが真紅、橙、黄色に色づきます。参道で上を見上げると、目の前に広がるのは紅葉天井…ため息が出るほどの美しさに、近年は紅葉の隠れた名所として口コミでその評判が広がり、多くのカメラマンや観光客が訪れています。訪れる際はマナーを守って、静かに観賞してくださいね。

■■INFORMATION■■
龍穏寺
住所:京都府南丹市園部町仁江甲溝畑1
TEL:掲載なし
拝観時間/拝観料 境内自由
拝観料:無料

七色に映える紅葉グラデーション 真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺

紅葉見頃:11月中旬 

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出典:京都フリー写真素材(http://photo53.com/

756年創建と伝わる、南丹市最古の寺院・西光寺。高雄の神護寺を再興した文覚上人が得度(出家の儀式)をしたところで、隠れた紅葉の名刹とも称されています。西光寺の紅葉は高雄の神護寺より移植された紅葉で、季節の歩みで“七色に映える”と言われており、グラデーションがかった美しい紅葉は、お参りに来る方の目を楽しませています。本堂内陣と外陣の合間の欄間に飾り置かれた巨大な阿吽の龍の彫刻は、兵庫県柏原の“丹波の彫刻師”中井権次一統によるもので、作品が多数残されています。

 ■■INFORMATION■■
真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺
住所:京都府南丹市八木町美里中石谷9
TEL:0771-42-3417
拝観時間:10:00〜16:00 
拝観料:境内自由(本堂内は当山の指定日にて予約必要)
※ライトアップは現在は行っておりません。
※団体での紅葉拝観はお断りしています。

紅に染まる参道を歩く 桑田神社

【見頃】11月中旬~下旬

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亀岡市の保津川を見下ろせる高台にある桑田神社。この地では保津川で溺れた神様をナマズが助けたという伝承があり、境内には至る所にナマズをモチーフにしたものが見られます。参道から神殿へと続く真っ赤なモミジはもちろんのこと、境内からはトロッコ亀岡駅などの街並みも見渡せ、壮大なパノラマを楽しめますよ。トロッコ亀岡駅から徒歩5分とアクセスも抜群。

■INFORMATION■
桑田神社
亀岡市篠町山本北条51
0771-25-3881
境内自由
無料

予約していきたい名勝庭園 法常寺

【見頃】11月中旬~下旬

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府道731号線から山道を登ると見えてくるこちらは、後水尾天皇ゆかりの寺院。歴代天皇より賜った古文書や美術品などを多く保管し、現在でも香華料の下賜が続いています。勅使門を見上げれば壮大なモミジの景色が広がります。
また、江戸初期の作庭といわれている庭園は、京都府の名勝に指定されるほどの美しさ。参道は自由に散策ができますが、庭園と本堂の拝観は予約が必要ですので、事前に計画を立てて目指しましょう~。

■INFORMATION■
法常寺
亀岡市畑野町千ヶ畑藤垣内1
0771-28-2243
9:00~17:00
本堂拝観300円(要予約)

多種多様な紅葉パラダイス! 京都府立植物園

【見頃】11月中旬~12月上旬

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秋の京都府立植物園の見どころは、名所にある紅葉(イロハモミジ)以外の、多種多様な紅葉が見られることです。11月の中旬から始まるスズランノキ、ニッサボク、ニシキギといった世界三大紅葉樹の紅葉や、園内にある国内最大クラスのフウの木のほか、絶景と名高い「なからぎの森」の池周辺の紅葉銀座など、たくさんの樹木や植物の紅葉が楽しめます。

11月15日(金)から12月1日(日)まで、初開催となる「世界の紅葉ライトアップ」を実施!植物園ならではの世界の植物を光で演出します。(~19:30受付終了、20:00閉園)

■■INFORMATION■■
京都府立植物園
京都市左京区下鴨半木町
開園時間:9:00〜17:00 (入園は16:00まで) 
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料
★温室観覧料/一般200円、高校生150円、中学生以下無料 温室入室時間/10:00から15:30(16:00閉室)
http://www.pref.kyoto.jp/plant/

トンチの一休さんゆかりのお寺 酬恩庵一休寺

【見頃】11月中旬~下旬

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京田辺市の閑静な地にある酬恩庵一休寺は、もとは妙勝寺というお寺でした。しかし戦火にあい、後に一休禅師が宗祖の遺風を慕って再興し「酬恩庵」と名付けたのです。こちらの総門をくぐってすぐの参道では、真っ赤に紅葉したカエデが見られます。また境内には晩年の一休さんや幼少期の一休さんなど、たくさんの一休さんの像があり、紅葉とのコラボレーションが見られます。

■INFORMATION■
酬恩庵一休寺
京田辺市薪里ノ内102
0774-62-0193
9:00~17:00(宝物殿9:30~16:30)
500円

山頂を彩る絶景モミジ 石清水八幡宮 

【見頃】11月中旬~下旬 

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八幡市の男山山頂にある石清水八幡宮。厄除けの神社として有名なこちらは、境内が広く、紅葉スポットがたくさん。南総門では門の朱色と紅葉の赤が絶妙なコントラストを生み出します。また、紅葉したモミジやイチョウ、ノムラカエデなどに常緑樹の緑が混ざり、美しさが一層引き立ちます。
ちなみに参拝するためには石清水八幡宮参道ケーブルが便利。ケーブルカーからの景色もおすすめですよ。

■INFORMATION■
石清水八幡宮
八幡市八幡高坊30
075-981-3001
1月1~19日 不定期
1月20日~3月 6:30~18:00
4~9月 5:30~18:30
10月 6:00~18:00
11~3月 6:30~18:00
無料

赤く染まる「もみじ寺」に感動! 善法律寺

【見頃】11月中旬~12月上旬

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石清水八幡宮と合わせて行ける善法律寺。境内には足利義満の母が寄進したモミジが植えられていて、約100本もあることから「もみじ寺」としても親しまれています。門をくぐるとすぐのところに庭園が広がり、赤と黄色のモミジが境内を美しく彩ります。こぢんまりとした境内ならではの密度の高い紅葉を楽しめます。
また、11月23・24日には本堂特別拝観(12:00~16:00、500円)が行われるほか、22~24日は紅葉ライトアップも!(17:00~20:00、境内無料)この時期だけの特別な時間を過ごしましょう~

■INFORMATION■
善法律寺 
八幡市八幡馬場88-1
075-981-0157
8:00~17:00
無料(本堂内部の拝観は500円、要予約)

燃えるような紅葉に囲まれる山間の名所 柳谷観音 楊谷寺

【見頃】11月上旬〜下旬 

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平安時代より天皇家や公家などをはじめとする眼病に悩む人々を癒す祈願所として信仰されてきた柳谷観音。人里離れた山深い場所に位置するため、寺全体が燃えるような紅葉に包まれます。そんな柳谷観音の紅葉ビュースポットは上書院(毎月17日公開)からの浄土苑(名勝庭園)の眺め。はらはらと舞い落ちた紅葉が庭の刈込を赤く染め上げ、見事なコントラストを作り出します。お庭と境内のもみじは高低差があるので、長い期間楽しめるのも魅力の一つ。

奥の院から眼力稲荷へと続く参道は赤や黄色のカラフルな紅葉の絨毯が広がるので、写真を撮りながらのんびりと歩きましょう。

■■INFORMATION■■
柳谷観音 楊谷寺
住所:長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話: 075-956-0017
拝観時間:9:00〜16:00
拝観料:無料
※紅葉ウィーク・柳谷アートフェア2019(11/2~12/1開催)の期間中は16時閉門https://yanagidani.jp/

人気上昇中!もみじの絨毯 光明寺

【見頃】11月中旬~下旬 

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市内からもほど近い長岡京市にある、1198(建久9)年に建立した西山浄土宗の総本山。総門から薬医門へと続く道は「もみじ参道」と呼ばれ、一面にもみじの絨毯が広がります。このもみじの絨毯を見るには、紅葉が落ち始める頃がおすすめ。また、こちらは市内の紅葉スポットと同様に混雑する場合があるので、朝早くか夕方頃に行くとゆっくりできますよ。
※光明寺および近隣には駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください。

■INFORMATION■
光明寺 
長岡京市粟生西条ノ内26-1
075-955-0002
9:00~16:00
500円(紅葉時期以外は無料)

幻想的なもみじのグラデーション 向日神社

【見頃】11月下旬~12月上旬

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竹の径で有名な向日市にある向日神社は、かつて向日山にあった向神社(上ノ社)と火雷神社(下ノ社)が合祀した神社です。国の重要文化財に指定されている本殿は、明治神宮のモデルになったともいわれています。鳥居から本殿に続く参道には、赤・オレンジ・黄のグラデーションが美しいもみじのトンネルができ、幻想的な景色を堪能できますよ。

■INFORMATION■
向日神社
向日市向日町北山65
075-921-0217
境内自由
無料

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