収納スペースが足りないときに!「扉」を有効活用する意外な収納術
少ない収納スペースをどう使うかは、多くの人が抱える悩み。
「ここにちょっとしたスペースがあれば……」と思うことは、頻繁にありますよね。
そんなときは、どこの家にもある“扉”を活用することで、収納スペースを増やすことができるんです。
今回は、整理収納アドバイザーのmaikoさんに、扉を有効活用する収納術を教えていただきました。
上手に扉を活用しよう
多くの人が抱える「収納スペースが足りない」という悩み。
必要以上にモノを持たないように気をつけていても、そもそも収納スペースが少ない場合も多いですよね。
とくに賃貸では、造り付けの収納が少ないことが多いですが、また引っ越しするかもしれないことを考えると、簡単に収納家具を増やすこともできません。
そんなときに活用したいのが“扉”です。ただの扉も、便利なグッズと合わせて使うことで、新たな収納スペースとして活躍してくれるんです。
また、生活の動線に合わせたモノを収納することで、便利で暮らしやすくなるといったうれしい効果も期待できます。
例1:玄関では
収納スペースが少ない玄関では、玄関ドアや靴箱の扉の裏を活用できます。
玄関ドアはマグネットが使えることも多いので、マグネットタイプのフックや小物ケース、バーなどのグッズを活用するのがおすすめ。
フックや小物ボックスを扉に付ければ、鍵などの細かいモノの収納スペースとして活躍してくれます。
鍵を置くスペースができれば、出掛けに鍵が見当たらないとったこともなくなりますよね。宅配便の受け取りの際に必要な印鑑も、一緒に玄関に置いておくと便利です。
また、バーを使えば、傘を引っ掛けて収納することも可能に。狭い玄関に傘立てを置く必要がなくなれば、スペースにもゆとりが生まれます。
マグネットが使えない扉や靴箱の扉には、はがせる粘着テープを使うと便利です。これなら賃貸でも気軽に使えますよ。
例2:リビングでは
リビングにつながるドアには、扉に引っ掛けて使うドアフックが活躍します。
帰宅してリビングの床に無造作においてしまいがちなバッグも、リビングドアに掛けて収納できれば、リビングが散らかることがありません。
同じく、上着もドアに掛けて収納すれば、帰宅後の動線もスムーズですね。
例3:キッチンでは
キッチンでは、収納扉の裏が活用できます。
フックやバーを使い、キッチンツールなどの細かい道具を収納するととても便利。フックの位置や数を自由に動かすことができるワイヤーネットを取り入れるのもおすすめです。
また、キッチンの収納は奥行きが深いので、過重に気をつければ、少々かさばるものでも扉の裏に収納することが可能です。
単純に収納スペースの棚だけを使うのと、扉の裏も活用するのでは、収納できるモノの量は大きく変わるはず。
扉を使った収納は、必要なグッズも安価で手に入りやすく、気軽に取り入れられるのも魅力のひとつ。
収納スペースが足りないときには、ぜひ扉を活用してみてください。
【画像】
※ Chanita Chokchaikul、Africa Studio、 lnna Dodor、Vadym Andrushchenko / Shutterstock