【イギリス子育て日記】なかなか原始的な⁉ 英国流のビックリ妊婦検診
海外で出産されたという経験をもつ方もいるかと思います。
海外での妊婦健診は日本とどんなところが違うのでしょうか?
イギリス在住で2児のママ、いしこがわさんにイギリスでの妊婦健診での発見と出産が近づいたときの体の変化についてご紹介いただきます。
妊婦検診の秘密兵器
正産期に入った妊娠37週、助産師さんの妊婦検診がありました。
イギリスでは、妊婦検診はドクターに会うものと助産師さんと会って行うものがあります。
超音波エコー検査は、妊娠している10カ月のあいだで、たったの2回のみ(!)で、あとは問診・心音チェック・触診というシンプルなものです。(内診もありません)
この日、助産師さんはなんだか木の楽器(小さいラッパ)みたいなものを持っていて、
「さぁ、じゃ赤ちゃんの心音を聞いてみましょう!」
と言うのでビックリ。
これは「トラウベ」(トラウベ聴診器)という器具で、これを直接妊婦さんのお腹に当てて、中にいる赤ちゃんの心音をチェックすることができるものなんだそうです。
え!?それで、聞くんですか?(というか、聞こえるんですか!)と心の中で疑ったものの……、
実際に夫が耳を当てて聞いてみると、
「本当に聞こえるよ!」
と感動していました。
機械やスピーカーを通さずに赤ちゃんの心音を聞くことができて、赤ちゃんの存在と成長をリアルに感じた様子。
残念ながら、妊婦である筆者自身は、自分のお腹までの距離的&体勢的に、トラウベを使って心音を聞くことは無理でした……(苦笑)
日本でもお馴染みのドップラーも使います
もちろん、毎回の検診でトラウベを使用するわけではなく、超音波ドップラー(胎児心音計)を使った検診のときもありましたよ。
これだと、妊婦自身も赤ちゃんの心音が聞こえます。
赤ちゃんの心音はとても速くて力強いですね。
心音を聞くだけでも、「ああ、今日も元気に生きているなぁ。育っているなぁ。」と感じられて、大変感動したのを覚えています。
出産が近づいたときの体の変化(サイン)
予定日一週間前には、まわりの人から、
「あれ?なんだかお腹が下がってきたんじゃない?もうすぐ生まれるかもね!」と
よく声をかけられるようになってきました。
お腹の位置が下がったかどうかは、自分ではあまり見た目に実感はありませんでしたが、 椅子に座ったら、確かにお腹の下の方が、足の付け根(太ももの上の方)につくようになり、「おや?」と自分でも気づけるように。
もうすぐ赤ちゃんに会えるんだ!という期待が高まってくる予定日直前の体の変化でした。
みなさんには、出産が近づいたときにどういった体の変化がありましたか?