言い方ひとつで印象が変わる!? 職場で使いたい「大人の言葉遣い」13選
ビジネスシーンでの言葉遣いに、あなたは自信がありますか?
感謝の気持ちをあらわすときも、何かミスをして謝るときも、相手への“思いやりの心”は忘れたくないものですよね。
そこで今回マナー講師である桜美月さんに、さまざまなシーンの大人の言葉遣いを紹介してもらいました。
1:依頼をするときの言い回し3選
相手に物事をお願いするときには「~していただけませんか」と相手にたずねる形にすると柔らかい印象を与えます。
(1)「本日中にご確認してください」
⇒「お忙しいところ恐れ入りますが、本日中に、こちらの資料をご確認いただけませんでしょうか」
(2)「山田課長にお渡しください」
⇒「山田課長にお渡しいただけますか?」
(3)「こちらにご記入ください」
⇒「お手数おかけいたしますが、こちらにご記入いただけますか?」
2:感謝の気持ちのあらわし方4選
(1)「ありがとうございます」「どうもありがとうございます」
⇒「ご親切にしていただきどうもありがとうございます」
仕事の上でも相手に感謝の気持ちを伝えることは大切なことです。そのなかでも、「ありがとうございます」は、一番ポピュラーな感謝の言葉ですね。
(2)「感謝申し上げます」
⇒「本日は、足元のお悪いなか、お越しいただきまして心から感謝申し上げます」
会話よりスピーチや書面上に向く言い方です。
(3)「おかげさまで」
⇒「おかげさまで、資格試験に合格できました」
「あなたのおかげで」という言葉を前につけて、感謝の気持ちを示します。
(4)「恐れ入ります」「恐縮です」
⇒「遠方からお越しいただき、恐れ入ります」「お褒めいただいて、恐縮です」
自分をへりくだり、相手の好意に感謝をします。
3:断りの言葉遣い4選
先輩や同僚、クライアントから何かお願いごとをされたときの断りの言葉遣いもマスターしましょう。
(1)「ごめんなさい」
⇒「申し訳ございませんが」
(2)「嬉しいことですが」
⇒「ありがたいお話ですが」
(3)「誘ってくれましたが」
⇒「せっかくお声をかけていただきましたのに……」
(4)「役に立たなくてごめんなさい」
⇒「お役に立てず申し訳ございません」
上記のパターンを覚えておけば、大丈夫!
角が立たない断り方を身につけ、相手を不快にさせないように心がけましょうね。
4:お詫びの言葉遣い2選
お詫びのフレーズも覚えておくと役立ちます。
(1)「この度は、大変なご迷惑をおかけいたしまして、深くお詫び申し上げます」
(2)「この度は、私どもの手違いで、多大なご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます」
最初からお詫びのフレーズが上手な人はいませんので、恐れずどんどん使って自然に出るようにしましょう。
言葉遣いが素敵な人は、日ごろから実際にフレーズを使い、身についた人がほとんど。
周りから一目置かれるような、大人の言葉遣いをぜひマスターしましょう。
【画像】
※Drpixel、 DeepMeaning、AndreyCherkasov、fizkes/Shutterstock