ドライヤーが重要!? 美容師が教える「秋のパサつく乾燥髪」のケア方法
季節がガラッと変わり秋がやって参りました。季節に合わせてヘアスタイルを考えるように、ヘアケアも季節に合わせたものが必要です。春夏に髪が受けるダメージと秋冬のダメージは異なります。今回はこの季節に必要な髪のスペシャルケアをご紹介します。
秋冬は乾燥対策が重要
髪には水分を蓄える保湿効果がありますが、カラーやパーマをした髪はこの能力が著しく低下しているといわれています。秋冬には空気が乾燥するので、さらに髪のうるおいを奪う可能性があるのです。
日々のトリートメントやアウトバストリートメントで、毎日髪の内部に栄養を運びうるおいを保つことが大切になります。
ドライヤーが一番の乾燥対策
髪にうるおいを保つために一番重要なのが、毎日のドライヤーです。髪に熱を当てると乾燥してしまうのではないかと心配する方が多いですが、それは間違い。
髪にドライヤーの熱を当てることで、髪の表面にあるキューティクルをしっかりと閉じさせることができます。そして、キューティクルが閉じた髪は、栄養やうるおいを髪の内部に閉じ込めることができるんです。
濡れた髪は必ずしっかりとドライヤーで乾かすようにしましょう。
乾燥にはオイル系のトリートメント。しかし気をつけないと…
髪にうるおいを保つために必要なのは水分と油分です。一般的に油分の少ない髪のことを“乾燥毛”と呼びます。この乾燥毛には、オイル系のトリートメントを付けるのがおすすめですが、気をつけるポイントがあります。
それは“浸透率の良いオイル”を選ぶことです。オイル系のトリートメントの成分に使われる油は様々で、種類によって仕上がりが全く変わってしまいます。
浸透率の悪いオイルはうるおいを与えることはできますが、髪をベタッとした重たい質感にしてしまいます。浸透率の良いオイルなら、艶は出しつつも軽やかな質感を保つことができるので、今トレンドの立体感のある柔らかいスタイルをつくることができますよ。
オイルトリートメントの浸透率を高めるミストって?
実は、髪にうるおいを保つために使うオイルトリートメントは、ただ付けるだけではその性質上、髪の内部に浸透しにくいものが多いです。浸透率を高めるためには、オイルトリートメントが髪の内部に入るための道をつくってあげることが大切。
その道筋になるのがミストタイプのトリートメントです。先に粒子の細かいミストタイプのトリートメントを髪の内部に入れることで、その後に使うオイルがとても浸透しやすくなります。
お肌でいう化粧水の働きをしてくれるので、乾燥で特にお悩みの方はぜひ試してみてください。
この季節に必要な乾燥対策をご紹介しました。髪の状態を良い状態にキープすれば、自分のなりたいスタイルに近づくことができます。
しっかりとヘアケアをして素敵な状態をキープし続けてください。