そのヘアケア、逆効果!? 「シャンプー&トリートメント」のNG習慣と正解
綺麗な髪を維持するために毎日ヘアケアをしていても、方法を間違えてしまうとせっかくのケアがむしろマイナスになってしまうことがあります。
今回は美容師の野澤琢眞さんが、やってしまいがちだけど実は髪によくないシャンプーとトリートメントのNG習慣と改善方法をご紹介します。
自分ではよかれと思ってやっていたケアも、実は髪によくないことがあるなんて大変……! 一緒にチェックしましょう。
NG1:シャンプーを2度する
ヘアケアの基本中の基本ともいえるシャンプー。
シャンプーを毎回2度する方が多くいらっしゃいますが、ほとんどの方の理由が「1回だと泡立ちにくいから」というものです。
しかし、シャンプーは界面活性剤を使っているので使いすぎるのはよくありません。肌荒れや乾燥の原因になることもあり得ます。
泡立たない原因は髪に付着したスタイリング剤や汚れが残っているため。シャンプーをする前にしっかりとお湯洗いをすることで泡立ちがよくなり1回のシャンプーで十分に綺麗に洗うことができますよ。
NG2:トリートメントを髪全体にしっかりつける
次に大切なのが、毎日のトリートメント。
シャンプーで汚れをしっかりと取り除いた後にトリートメントで髪の内部に栄養を入れていくわけですが、このトリートメントの付け方を間違えている方が多いのです。
具体的に説明していきます。まず次のうち、間違ったトリートメントの付け方はどれだと思いますか?
(1)トリートメントは髪全体にまんべんなくしっかりつける
(2)トリートメントは髪につけた後すぐに洗い流す
(3)トリートメントはつけ終わったらしっかりと流す
正解は……実は“全てNG”なんです!
トリートメントはダメージの進んでいる毛先にだけつけるようにしてください。根元にトリートメントをつけてしまうと髪の立ち上がりがなくなりペタッとした仕上がりになりやすいです。
そして、トリートメントはつけた後すぐに洗い流さずにしっかりと手で揉み込み、浸透するための時間をおくようにしてください。
最後に、トリートメントは洗い流しすぎに注意を! ぬめりが完全になくなるまで洗い流す方が多いと思いますが、そうしてしまうとトリートメントの効果が感じられにくくなります。髪に指を通したときにきしみ感が出ない程度に残すのがポイントですよ。
今回は以外とやってしまうNG習慣をご紹介しましたが、心当たりのある方が多いと思います。
これを機会にシャンプー、トリートメントの方法をあらためてみてくださいね。
【画像】
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