狭い空間が見違える!プロがこっそり実践する「トイレを広くみせるコツ」8選
毎日使うけど、意外とインテリアにこだわりを持っている人が少ない“トイレ”。狭い空間だから……と、きれいにみせるのを諦めてはいませんか?
そこで今回は、インテリアや整理整頓のプロに聞いた“狭いトイレを広くみせるコツ”をご紹介します。アイテムを使ったアイデアから、インテリアの配置のテクニックまで。リフォーム要らずで、ぐっと見違えるトイレ空間が叶うはず!
1:狭い空間だからこそ、インテリアコーディネートの基本に忠実に
一般的にまとまりのあるインテリアを簡単につくるには、使用する色を3色までに抑えることが基本と言われています。特にトイレは小さな空間であることからも、目に入る色の情報が多いだけで“落ち着かない”気持ちになるものです。
また、たくさんの色があると“楽しい”空間を演出できる面もありますが、ともすると“だらしがない”という印象を与えてしまうことにもなり、多色使いのインテリアは、とてもセンスが必要です。
楽しげな雰囲気よりも、このように色を限定して緊張感を与えたほうが、逆に“落ち着く”空間を演出できるというのが、狭い空間の特徴かもしれません。モノトーンのディスプレイなどは最も簡単といえますね。
2:短時間しか過ごさないからこそ、視線を一点に集中させる
空間が狭い故にどうしても小さなディスプレイグッズを選びがちです。
しかし、小さなグッズたちをたくさん並べてしまったり、あちらの壁にもこちらの棚にも点在させてしまったりすると、またしても“落ち着かない”ディスプレイとなってしまいます。
トイレのように、滞在時間が短い空間では、視線をあちこちに彷徨わせると忙しない気持ちになるものです。視線の行き場が定まるように、飾る場所をまずは決めましょう。そして、テーマがまとまっている程よい大きさのグッズを、数を絞って飾ることがおすすめです。
3:かさばるトイレットペーパーは「ファイルボックス」で解決
無印良品の人気の収納アイテム『ファイルボックス』は、水に強い素材なので洗面所やトイレでも大活躍。
洗面所では、細かいグッズの仕分けはもちろん、掃除グッズやストックしている消耗品の収納にも使えます。トイレでも、もちろん掃除グッズの収納として活躍。トイレットペーパーもぴったり収まりますよ。
また、『ファイルボックススタンダード用キャスターもつけられるフタ』を合わせて使えば、ホコリよけにもなり、重ねて収納できます。清潔感のあるポリプロピレンの素材やカラーも、洗面所やトイレの収納にぴったりですね。
4:場所を選ばない新しい収納「壁に付けられる家具」
洗面所やトイレでは、造り付けの収納が少なく、新たに家具を置くスペースもない場合も多いですよね。そんなときに活躍するのが、無印良品の『壁に付けられる家具』です。
こちらは、石膏ボードに取り付けられるため、取り付け場所を選ばず、賃貸でも気軽に取り入れることができます。また、形のバリエーションも豊富なため、用途に合ったものを選んで使うことができるのもうれしいポイント。
洗濯・掃除グッズなどの収納だけでなく、ちょっとしたインテリアグッズを飾って雰囲気づくりするなど、幅広い使い方ができるアイテムです。
5:気になる部分を隠してくれる収納ボックス
こちらは、IKEA(イケア)の『ヴァリエラシリーズのボックス ホワイト』。
つるんとした素材で掃除がしやすく、真っ白なカラーで中身のごちゃつきを隠してくれる人気の収納ボックスです。トイレのお掃除シートやサニタリー用品などの収まりが良いサイズなのも、トイレの収納におすすめなポイントです。
持ち運びしやすい形状なので、掃除道具などを収納すれば、ひとまとめに取り出せるのも快適。
6:簡単すぎるDIYで収納量アップ&スッキリ
このように収納内の側面に”受け”になるような小さな板を貼り付けて、L字型の板を乗せれば、ごちゃついた中身も見えずスッキリ。たったこれだけで、ボックスの中身を隠してくれます。
上のスペースも利用できるようになり、収納量もアップしますね。
7:掃除用洗剤を厳選して、1つに統一
少し気をぬくと、さまざまな箇所が汚れやすいトイレ。洗剤1つをとっても、便器用、便座用、ウォシュレットノズル用……と多種多様な洗剤が市場には溢れています。
ついつい汚れをためてしまうと、そういった各所それぞれに効果的な強力な洗剤が必要になるものですが、こまめに掃除を心がけることで、洗剤の種類も統一することができます。
“水垢と尿石汚れに強いクエン酸スプレー”と“手垢や黒ずみ汚れに強い重曹”いわゆるナチュラルクリーニングの優しい2つの洗剤に絞ることが可能になったり、こまめに電解水などで掃除すれば、汚れも蓄積せず、除菌も兼ねているので洗剤1つで清潔な状態を保つことも可能になったりしますね。
8:こまめな掃除を心掛ければ、掃除道具もシンプルに
洗剤がシンプル化すれば、同時に掃除道具もシンプルに統一できます。
便器用のブラシ、ノズル用の小さなブラシ、手洗い蛇口の水垢落とし、そして便座用のシートに床用のシート……と、小さなトイレ空間にたくさんあった細かい掃除グッズも、こまめに掃除ができるようになれば、意外にも日常の掃除程度なら、トイレットペーパー1つで掃除が可能になることも。
さすがに素手での掃除に抵抗があっても、ゴム手袋1つで解決。
日々、こまめに掃除するだけで、洗剤も掃除道具も驚くほどシンプルに絞ることが可能になるんです。
トイレ特有の圧迫感を打ち消すインテリアの知恵。難しいテクニックやアイテム選定は不要なので、ぜひ試してみて!
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。