パパの発言がママを追い詰めてしまう?【マンガ新米ママのトリセツ】#10
初めての妊娠・出産って戸惑ってしまいますよね。いつもは気にしない、夫のささいな言動にイライラしてしまうことも……。
もっと夫婦で妊娠・出産や育児の負担、そしてストレスもシェアできれば、子育てもぐっと楽になります。
今回は『出産・育児ママのトリセツ ~「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ』の筆者山本さんに、“完全母乳育児の問題”について、マンガで解説いただきます。
ママが育児の「完璧主義」に追い詰められないように
上のマンガの夫は、育児に積極的で優しい夫に思いますが、まだママが完全母乳にするかどうかまだ分からない時に、パパがミルクを上げることを主張するのは早すぎたかもしれません。
おっぱいが出ないなどのトラブルがあって完全母乳が難しいときに、ミルクをあげて混合育児を行うのが、今の授乳のスタンダードと言えます。
「~すべき」「~しなきゃいけない」はママを追い詰めてしまう…
「ママはこうあるべき」「ママなんだから~しなきゃ」という理想を抱いてしまうと、時にはママ自身を追い詰めてしまうことがあります。
特に「いいママにならなければならない!」というプレッシャーを真正面に受け止めてしまう真面目なタイプの女性にとっては、できる範囲ならいいのですが、できないことで心身ともに疲れ果て、産後うつなどにも繋がってしまうことがあるようです。
「こういう育児がしたい!」と目指すことには何の問題もありませんが、なにかトラブルがあった時に赤ちゃんのことを考え、理想にとらわれすぎない育児に切り替える柔軟性も必要です。
また、家族や夫から「~の方が良いみたいだよ」と育児のアドバイスを聞いても、人によってはできない事もあって当然なのです。
そんなトラブルがあってママが追い詰められた時に、パパはママが育児に “完璧主義” にならないよう、一緒に子育てをしていることを気づかせてくれるような声かけをして、ママの気持ちをラクにしてほしい、と筆者は考えます。
もし妻である皆さんが、“育児の問題” にパパが役に立たないとイライラしてしまう場合には、この記事を皆さんの夫に読ませてみて下さい。
きっと「あ、こういう言い方はダメだったのか……」と気がついて貰えるはずですよ。
産後のドタバタでイラッとしないよう、今のうちから夫に分かってもらいましょう!
(2017年12月26日の記事を再掲載しています)
【画像】
※ イラスト:ながさわゆみ
※ 山本ユキコ(2016)『出産・育児ママのトリセツ 〜「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ』忘羊社