買って一度も使わない…なんてことも!? 100均の「要注意」収納グッズ3つ
手軽に買えるだけに、あまりちゃんと調べずに買ってしまい失敗しがちな100均グッズ。失敗だと思っても捨てるのももったいなくて、結局そのまま使い続けてしまいストレスの原因になりがちですよね。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんが、以前買って失敗したことがある100均収納グッズと、 失敗しないために注意すべきポイントをご紹介します。100均収納グッズは安さが魅力ですが、買う前によく考えましょう!
要注意アイテム1:コの字ラック
まず、1つ目の要注意な100均収納グッズは“コの字ラック”。
コの字ラックで失敗する主な要因は、2点あります。
・サイズを測らずに勢いで買う
・重いものを乗せてしまう
上の写真は以前の筆者宅のキッチン吊り戸棚の様子ですが、サイズをちゃんと測らなかったために発生した失敗例。3つ並べて置けないために、左端が変に隙間が空いてしまって置きたいものも置けません。
そのため、コの字ラックはサイズをしっかり測って、置きたい場所にぴったり合うものを選ぶことが大切。
また、コの字ラックは上に置くものも要注意!
上の写真の例では、サイズはちゃんとフィットしていますが、上に重さのある食器類を置いているため、少し歪んでいます。100均のコの字ラックはどうしても強度的に弱いため、重いものを乗せるのには向きません。
そのため、重いものを置きたい場合は
・耐荷重が十分な100均以外のラックを検討する
・そもそもの収納庫の棚板自体を買い足して増やす
といった選択肢も考える方がいいでしょう。
要注意アイテム2:かわいいカゴやケース
続いて、2つ目の要注意100均収納グッズは“かわいいカゴやケース”。
上の写真も以前の筆者宅の吊り戸棚ですが、見た目重視でかわいいカゴのバスケットを買ってしまった結果、やっぱりこれも3つは並ばず中途半端になってしまいました。
これも見た目だけで一目惚れして勢いで購入する際に、
・サイズがぴったり合うものを選ぶ
・余計な隙間が空かないかチェックする
というのが大切。
また、収納したい場所にサイズが合っていても、それだけでは足りない場合があります。それは、全体的に見た時に統一感があるか、という点です。
上のシンク下引き出しのカトラリー収納の例では、手前のかわいい収納ケースがサイズはぴったり合っているものの、上のプラ製の収納ケースとトーンが合っていなくてチグハグです。
単品のかわいさだけで選ばず、他のアイテムと合わせた時に違和感がないかよく考えることが重要です。
要注意アイテム3:突っ張り棒
そして、3つ目の要注意な100均収納グッズは“突っ張り棒”。
上の写真では、少々わかりづらいですが茶色いバスケットの上の隙間に突っ張り棒と、ワイヤーラティスで棚を作ってバスマットなどを収納しています。
ですが、取り付け方が下手だったこともありますが、 耐荷重が合わずよく落ちてしまい、さらに狭い隙間に無理やり収納を作ったので取り出しづらく、かえってストレスでした。
隙間やデッドスペースに収納を作るのに便利な突っ張り棒ですが、
・収納したいものの重さを考慮する
・出し入れするのに無理がないかよく考えてから買う
ということが大切。
うまく活用できれば強い味方になってくれる100均グッズ。ぜひ上手に取り入れられるように、参考にしてみてくださいね。