用途不明だけど捨てづらい!「いるかわからないモノ」を整理するヒント
家具に付属していた予備のネジや部品など、「いつか使うときにないと困るのでは?」と思ってなかなか捨てられないモノは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんに、用途不明だけど捨てづらいモノ4つとそれを整理するための考え方のヒントを教えてもらいました。
捨てづらいモノその1:気づけばこんなにたくさん!家具組立用の小さな道具
まず1つ目は、家具などを買ったときについてくる組み立て用の道具です。筆者宅でも工具箱のなかにたくさん入っていました。
数えてみたところ、六角レンチだけでなんと9本も! それ以外にも小さいスパナが5本、用途不明の工具が2本の計16個もあり、気づけばかなりの数に……。
どれもほとんど使っていないのですが、唯一使うのはダイニングチェアの足がゆるんだときだけ。それ以外はもはや何用の道具だったかもわからない状態です。
でも、「いつか使うかも……」と思うとなかなか捨てられないですよね。
でも、「いつかはこない!」というのが片付けの鉄則なので、今回思い切って唯一使うダイニングチェア用を残して処分することにしました。
そして、次回からは増えたときに何用の道具だったかをちゃんと最初にラベリングして、いる・いらないの判断がしやすいようにしようと心に決めています。
捨てづらいモノその2:必要なときに限ってなくなりがち!洋服のパーツ
続いて2つ目は、洋服を買ったときについてくるボタンや糸、ハギレなど。
これも以前は裁縫箱にとりあえず突っ込んでしまって、気がつけば服はもうないのにパーツだけ残っている状態に……。
ボタンは取れてしまったとき用と分かりますが、糸やハギレはそもそも使ったことすらありません。
穴が空いてしまったときの補修用なのかもしれませんが、補修も結構高くつくので、結局買い替えてしまう方が多いように思います。
でも、ボタンは意外と必要になることがあるので、その服のタグ部分に最初から縫い付けてしまうことにしました。こうすれば必要になったときにもすぐ見つかりますよね。
捨てづらいモノその3:「もしかしたら使うかも」が怖い、家電のパーツ
3つ目は、家電を買ったときについてくる部品です。
筆者宅でも洗濯機を買ったときに付いてきたパーツ類やホースなどは、捨てるのが怖くてなかなか思いきれずファイルボックス1つを使って収納していました。
でも、よく見てみると「そもそもコレなに?」という用途が不明なパーツばかり。説明書を見返してみると、お湯取りホース以外は設置時に使うパーツのようでした……。
もう設置して5年も経ち「今の時点で使わないということは、もういらないに違いない」と思い、これも思い切って処分することに決めました。
お湯取りホースも、今まで一度も風呂水を洗濯に使ったことがないので、今後も使わないと判断して処分することに。
ちなみに説明書を見ると、ほとんどの部品は別売りでも手に入りそうでした。
万が一どうしても必要になることがあったとしてもまた買い直せると思えば安心ですね。
捨てづらいモノその4:詳しくないと捨てるのが不安なケーブル類
そして4つ目は、テレビなどのケーブル類。
PC関連のケーブルは以前だいぶ選別して処分したのですが、家電オンチで詳しくない筆者にとってはテレビなどのケーブルは知識がないために怖くてなかなか捨てられず……。
でも、これも全く使ったことがなく今後も使わない気がするため、どれが何用のケーブルなのかを確認し、上記の3つのように不要なものは処分したいと思っています。
こういったモノの整理のためのポイントをまとめると、
(1)判断を先延ばししてとりあえず保管にせず、早めに要・不要の判断をする
(2)保管する場合はラベリングなどで何に使うものかを明確にしておく
という2点が大切だと感じました。
いるかわからないモノが増えて困っているという方は、ぜひこの機会に一度見直してみてくださいね。