旅ライターがこっそり教える！マイナーだけど最高の海外観光スポット3選

世界中にはさまざまな国がありますが、日本人にとってメジャーな旅先ではなかったり、治安や気候、インフラや水質環境の状況を考えたりして、日本から観光に行く方の数が少ない国や観光地も多いもの。

しかし実際に行ってみると、奥深い歴史を知ることができたり、貴重な魅力にあふれ、きっと忘れられない旅になるはず。

そこで今回は、トラベルライターの石原有起さんが、実際に訪れて、想像できなかった体験ができた世界のスポットをご紹介します。

1：砂ぼこりがインドらしい、ピンク色の街！インド・ジャイプール

出典: GATTA（ガッタ）

治安や水質やトイレの問題、大気汚染、気候の影響など、訪れるにはハードルの高さを感じる国、インド。

正直、着いた途端「楽しい！ 癒やされる～」というタイプの場所ではありませんが、実に興味深い旅先であることは確かです。

今回はインドのなかで、別名“ピンク・シティ”と呼ばれるくらい、ピンクの建物が多く目に付く、ラジャスタン州の街、『ジャイプール』をご紹介します。

まずは、ジャイプール旧市街の中心にある建造物で、18世紀にマハラジャ（藩王）によって作られた『シティパレス』へ。現在も、マハラジャの子孫が住んでいます。

ぜひ、シティパレスの一部である、『風の宮殿（ハワー・マハル）』も訪れてみてください。5階建ての建造物のあちこちに小窓がついていて、その数はなんと953個！

出典: GATTA（ガッタ）

昔、宮廷の女性たちが自分たちの姿を見られることなく、小窓から覗いて街の様子を楽しんでいたそうですが、その小窓のおかげで風通しがよい構造になっているため、ヒンディー語で“風”という意味の「ハワー」から名をとって、「ハワーマハル」という名称になったようです。

出典: GATTA（ガッタ）

その後は、少し離れた小高い丘の上にある、世界遺産のアンベール城へ。

出典: GATTA（ガッタ）

ラージプート族という民族のマハラジャが16世紀に築城したもので、異民族の侵入を防ぐ城砦の役割を果たしていたそう。

出典: GATTA（ガッタ）

アンベール城は頂上までの階段が長いですが、ゾウに乗って向かうこともできますよ。

2：この世のものとは思えない絶景に感激！トルコ・カッパドキア

アジアとヨーロッパのふたつの大陸にまたがる国、トルコ。

テロの続発などの影響で一時は治安の心配もありましたが、トルコは複数の異文化が入り混じる不思議な魅力にあふれた国。たくさんの世界遺産があることでも有名です。

そんなトルコで絶対に外せない場所といえば、世界遺産の『カッパドキア』。カッパドキアとは、トルコの標高1,000mのアナトリア高原にある、火山によってできた奇岩地帯。

出典: GATTA（ガッタ）

そこでサンライズを見に気球に乗ると、普段の生活とはかけ離れた絶景が！

終始快適な気球の旅でした。一生のうちに一度は体験してほしいですね！

出典: GATTA（ガッタ）

ちなみに、カッパドキアの奇岩は“ペリバジャ＝妖精の煙突”と呼ばれ、この煙突の下には妖精たちが暮らしていたという伝説があるとか。ロマンチックですね！

3：女子旅ならアオザイ着用がマスト！ ベトナム・ホーチミン

バイクといえば、ベトナムの都市の風景の特徴。

とくに『ホーチミン』の街はバイクの排気ガスによって空気はきれいではありませんが、急速に発展を続けているといわれている都市のひとつです。

ここでおすすめしたい体験は、アオザイのレンタル！

出典: GATTA（ガッタ）

日本語で手軽に格安でアオザイを借りるなら、中心部のドンコイ通りに面した場所で『H.I.S.』が運営している、『SKYhubグローバルツアーラウンジ』がよいでしょう。

訪れるタイミングによってもちろん全てのアオザイはありませんが、300着の豊富な品揃えで、男性用、子ども用のアオザイもあります。

世界遺産のホイアンをイメージしたラウンジは、観光にもショッピングにも便利なうえ、日本語スタッフが常駐し、クーラー完備、無料Wi-Fi、ドリンクサービスなどもあるので、休憩場所としても多いに活用できます。

出典: GATTA（ガッタ）

ラウンジ内でも写真撮影もでき、デポジットを支払えば外出してもOK。

すぐ近くに中央郵便局やマリア教会などの写真スポットがあるので、アオザイを着て街を散策してみてはいかがでしょうか？

まだまだマイナーな観光地かもしれないけれど、行ってみたら最高だった！　そんな海外スポットを3つご紹介しました。

もうすぐ夏休みシーズン。まだ予定が決まっていない方はぜひ候補に入れてみてくださいね。