夏もサラつや美肌に!プロ直伝「テカりにくい」ベースメイクテクニック
夏の悩みと言えば汗や皮脂。そんな時期のメイクの悩みはやはりテカリではないでしょうか。
そこで今回は、テカリを防ぐためのベースメイクテクニックを、ビューティープロデューサーの小笠原彩さんに聞きました。
1:化粧をする前の土台を整える
まずは崩れの原因である土台の肌状態を整えましょう。土台の肌の状態をよくしなければ、いくら上からおさえるものを使っても崩れていくものです。
テカリの原因である皮脂崩れは、多くは肌の水分と油分のバランスが整っていないために起こる場合が多く、スキンケアでしっかりと土台のバランスを整えることが大切。
テカリやすいからといってメイク前の保湿を簡単に済ませることは逆効果。乾燥から皮脂を過剰に分泌してしまうという悪循環につながります。また、乾燥は小ジワにつながってしまうなんてことも。
保湿効果の高い化粧水で水分をしっかりと入れ込み、乳液やクリームで蓋をしっかりとする。そんな基本的なスキンケアを入念に行いましょう。
スキンケア後メイクに入る前は、余分な油分を軽くティッシュオフしてください。余分な油分が肌に残っていても化粧崩れの原因になってしまいます。
2:皮脂コントロール下地は部分的に
次に取り入れたいのは皮脂分泌をおさえる下地。
ただ、ここで気をつけたいのは、皮脂分泌をおさえる下地を顔全体に塗らないこと。このような下地は、必要のないところまで塗ると乾燥につながる可能性が。目周りの小じわなどが出てきているように見えてしまうこともあります。
大事なのは皮脂分泌が過剰になりやすい部分にだけピンポイントで使うこと。たとえば、鼻周りだけテカるなら鼻周りのみなど部分的に使いましょう。
3:化粧直しを上手に取り入れる
それでも汗などで崩れてしまうのが夏。
しかし、テカリをおさえようと、化粧直し時に過剰にあぶらとり紙を使ったり、皮脂をとりすぎるような方法はあまりおすすめではありません。余分な皮脂や汚れを吸着するのは良いですが、過剰に取りすぎると上記で説明したように皮脂をもっと分泌してしまいます。
テカリはじめたらミスト化粧水などで一度水分を与え、浮いた汚れをティッシュで取り除きましょう。そのまま軽くスポンジでおさえ、下地とファンデーションを再度塗布していくとキレイに化粧直しができますよ。
テカリの原因である皮脂は、肌を乾燥からも守ってくれる大事な役割があるため、すべて取り除けばいいというわけではありません。油分も上手に扱いながら、メイクを楽しんでくださいね。
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