
朝食から観光まで♪ 早起きして楽しむ「京都の朝旅」6選|宇治・京都市・福知山
清々しい早朝だからこそ、いつもとは違う表情を見せる「朝観光」。今回は、風光明媚な宇治川沿いが楽しいお茶のまち・宇治、どこか懐かしい日本の原風景が残る京都市大原、そして歴史と自然が調和する福知山で過ごす、朝の楽しみ方を提案します。早起きした人だけが出会える、特別な京都の魅力を体験しに行きませんか。
※記事中の情報はすべて2026年8月時点のものです。
宇治市
宇治茶や限定朝定食を楽しむ!川沿いの朝さんぽ
平安貴族の別荘地として知られる宇治。宇治川の中州に浮かぶ塔の島や橘島(中の島)と、宇治川左岸のよりみち公園からなる宇治公園あたりは、朝散策にちょうど良い場所です。さんぽの前後に、だし巻き玉子が美味しい料理店や、宇治茶と宇治の歴史文化が学べる施設を訪ねましょう。

宇治の朝観光をスタートさせるなら、宇治川に架かる日本三古橋の一つ[宇治橋]から始めるのがおすすめです。JR宇治駅から徒歩8分、京阪電車宇治駅からはすぐの距離。宇治橋東詰から朝霧通りを歩くと、『源氏物語』宇治十帖のモニュメントがあり、その奥にある朝霧橋から中の島へ渡って、宇治の朝に浸りましょう。宇治川でよく発生する川霧に出会えるとラッキー。
京料理の流れを汲む店のご褒美朝定食
うなぎ和佐

JR宇治駅から徒歩3分の宇治第一ホテル1Fにある[うなぎ和佐]。幕末に茶問屋を生業にしたことから抹茶料理を手掛ける老舗[京料理 辰巳屋]による店は、何代にも渡り川魚にお世話になってきたことから鰻を中心とした料理の店を2025年冬に開店。宿泊客や観光客の役に立ちたいと、現当主の8代目が本格和食の朝定食を提供しています。

主菜は、魚か鶏肉を選べる焼き物。季節を感じるお惣菜が4品と、地卵のだし巻きが付いた「料理屋の朝ごはん」は、1人前1,870円です。炊き立てごはんや香りもご馳走の味噌汁に、ソフトドリンクもおかわりができます。毎月献立は変わり、京料理の老舗らしく丁寧にひいたダシが沁みる定食は、これこそ贅沢な京の朝ごはん。数に限りがあるので、事前予約をして訪れましょう。
■■DATA■■
うなぎ和佐
電話:0774-25-8989
場所:京都府宇治市宇治妙楽178-13 宇治第一ホテル1F
営業時間:朝食7:00~10:00(最終入店/9:00)、11:00〜15:30(最終入店/14:00)
休み:火・水曜日
https://www.unagi-wasa.com/
宇治のまち巡りを始めるのにちょうどいい施設
お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな

宇治茶や宇治のまちの歴史・文化を五感で楽しめる施設。宇治茶の魅力や、まちの歴史・文化に触れられる観光交流施設です。朝9時の開館に合わせて訪れると、展示や体験を楽しみながら、朝から充実した宇治観光をスタートできます。「ミュージアム」で宇治の歴史やお茶文化に触れた後、地元のお店やまち歩き情報を紹介する1Fライブラリーゾーンの掲示板「宇治まちさんぽ」をチェックすると、散策もより楽しめそうです。

館内ではお茶体験がおすすめです。ミュージアムチケット付き「茶づなミュージアム+茶臼から抹茶づくり体験」大人2,800円は、自分で茶臼を挽き、挽きたての抹茶を点てて味わえる人気プログラム。9時15分から始まるので、参加するなら公式サイトから早めの予約を。他にも和菓子づくり体験など、宇治で日本の文化に触れられる特別プログラムを開催。また、レストランやショップもあり、お茶など宇治ならではの品々と出合えます。

館内を楽しんだ後は、季節の風を感じられる屋外エリアへ。敷地内では、発掘調査で見つかった史跡「宇治川太閤堤(たいこうづつみ)」の跡を見学しながら、約400年前に豊臣秀吉が築いた宇治川周辺の歴史に触れることができます。宇治川沿いの景色を眺めながら、江戸末期から明治初期の茶園風景にも思いを馳せる、心地よい時間が楽しめます。
■■DATA■■
お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな
電話:0774-24-2700
場所:京都府宇治市菟道丸山203-1
営業時間:9:00~17:00(最終入場/16:30)
休み:無(施設点検、気象状況などで臨時休業有)
料金:公園無料。ミュージアム600円、小人(小中高生) 300円、幼児無料(体験は別途有料)
https://uji-chazuna.kyoto/
京都市
都会の喧騒を離れて朝市と朝食でリトリート朝旅
市街地から程近い、自然豊かな京都市左京区の大原周辺。訪れると、のどかな風景に誰もが癒やされるといいます。朝観光なら、お店の人との語らいも楽しみな毎週日曜日開催の通称「大原の朝市」。また、帰りがけには宝ヶ池の方面へ行き、名店喫茶でモーニングを味わうのがおすすめです。

比叡山の麓にあり四方を山に囲まれ、小川が流れ、田園が広がる大原エリア。穏やかな表情を見せる場所は、[三千院]や[寂光院]といった古刹で知られる歴史深い観光名所です。とはいえ、このごろは「大原に野菜を買いに行ってきた」と話す旅人もいて、歴史だけでなく地元の人と語らえる場所への楽しみもあるといいます。
大原の活気ある日曜朝だけの市場へ
里の駅大原「ふれあい朝市」

京都バスの野村別れバス停から徒歩3分の場所にある[里の駅大原]で、毎週日曜日の早朝6時から開催。星付きレストランやホテルのシェフなども訪れるという朝市は、盆地ならではの昼夜の寒暖差によって糖分が蓄えられたという地元野菜をはじめ、加工品、お花などが買えます。また、うどんやドリップコーヒーなどの出店もあり、思いもかけず美味しいものとの出合いもあるとか。何より、直接話せる生産者との交流が楽しみな日曜の朝です。
■■DATA■■
里の駅大原「ふれあい朝市」
電話:075-744-4321
場所:京都府京都市左京区大原野村町1012
営業時間:日曜日の6:00~9:00
https://www.satonoeki-ohara.com/market/
週末は行列必至の洛北エリアを代表する名店
【京都市】コーヒーレストラン ドルフ

国際会館駅前バス停で降り徒歩10分。1979(昭和54)年の創業から半世紀近くにわたり宝ヶ池通り沿いにある、アンティークな雰囲気のカフェレストランです。リチャード・ジノリの高級磁器などで提供される水出しコーヒーが人気ですが、最近の注目は、ドルフ式スペシャルコーヒー850円。フリルのようなホイップに柑橘系フルーツピールを乗せたオリジナルの一風変わったウィンナーコーヒーです。

モーニングセットは、ドリンク付きで6種類。定番のミニサラダが付く「薄切りトースト」750円をはじめ、自家製アーモンドバターをたっぷり塗って焼き上げる「アーモンドバタートースト」850円などトースト系が基本。女性人気が高いのは、毎朝焼きたてを提供する「スコーン」750円です。シンプルな素材で外はカリッと中はしっとりで、小麦の甘みがクセになります。

ドイツの別荘をイメージしたという建物も、訪れたくなる理由の一つ。木の温もりを感じるダークブラウンの店内には、アンティークな調度品や、冬になると薪をくべるという暖炉もあります。奥には、陽光が差し込むサンルームと、また違う趣の席。樹齢280年のシンボルツリーが見えて開放的です。気分次第で好きな席に座り、非日常の朝のひと時を過ごしてみて。
■■DATA■■
コーヒーレストラン ドルフ
電話:075-722-2367
場所:京都府京都市左京区岩倉東五田町4
営業時間:8:30~20:00(LO/19:00)、モーニングは~11:00、ランチ11:00~14:00(日曜、祝日除く)、食事は11:00~16:00と17:00~19:00
休み:水曜日
https://dorf-web.net/coffeerestaurantdorf/
福知山市
お城から街を見下ろし歴史を感じる朝時間
かつて羽柴秀長も城主を務めたという、明智光秀ゆかりの[福知山城]。その周辺は、公園として整備されています。朝は混みあうこともなく、お城がある小高い丘に登り石垣や[朝暉神社]など歴史的名所を静かにめぐるのに最適です。朝8時から開店する地元で人気のベーカリーカフェでのモーニングも満足感があります。

遠くまで見渡せる眺めを良君・光秀の気分で散策
福知山城公園

JR福知山駅から15分ほど歩くと到着する[福知山城公園]。お堀にかかる美しい曲線の昇龍橋を渡り城へと続く道を行くと、五輪塔など転用石が使われた野面積みの石垣があります。そして8代城主の松平忠房の時代(1649-69)に描かれた『福知山城下絵図』などをもとに復元された釣鐘門が見えてきます。城周辺には、豊磐の井(とよいわいのい)、銅門番所など、貴重な城の遺構を見て回ることができます。

朝9時になれば天守が開城します。初代福知山城主の明智光秀に関する資料から、歴代城主の資料、また、光秀シアターでは、光秀最後の戦い「山崎の戦い」を基にした16分の映像などを上映しています。今も光秀を良君と慕う市民により、天守再建から今年で40年を迎えた福知山城。4階の展望室からの眺めには、当時、光秀が由良川の氾濫を抑えるために築いたという通称・明智藪、蛇ヶ端御藪も見ることができます。
■■DATA■■
福知山城公園
電話:0773-23-9564(福知山城天守閣)
場所:京都府福知山市字内記1
時間:散策自由
福知山城天守閣
時間:9:00~17:00(最終入館/16:30)
休み:12月28日~31日、1月4日~6日、臨時休館有
料金:360円、子ども110円
※福知山市佐藤太清記念美術館と福知山鉄道館フクレルの入館料とセット券有
https://www.fukuchiyamacastle.jp/
熟練の職人による香りと味
ベーカリーカフェ プロバンス

今年、創業27周年を迎える地元に愛される店は、シンガポールやインドネシアの海外進出も果たしている実力派ベーカリー。パン職人による低温長時間発酵の生地を使い、半焼きからリベイクして焼き上げるなど、焼き方にも工夫を凝らし美味しさを追求しています。小麦本来の風味を引き出すことはもちろん、地元のフルーツなどを使用したパンも季節限定で販売されます。

1日60~70種類ものパンを焼き上げるなかでも、一番人気は「明太子フィセル」432円。ソフトなフランスパン生地に、明太子とたらこを使い無塩バターで仕上げた一品は、老若男女に愛され、週末には1日200本売れています。他にもカンパーニュ生地の「粗挽きソーセージドッグ」380円、また京小麦を使う「クロワッサンダマンド」388円といったスイーツ系も充実しています。

モーニングは、「エッグトースト」605円が好評です。湯種製法でもっちりしっとりした食感のプロバンス山食をトーストして、地元農家から仕入れたレタスやキュウリ、トマト、そして焼きたてのふんわりオムレツをサンドしています。モーニングメニューには4種から一つ選ぶドリンクが付いていて、追加のトースト132円、ゆで卵88円、サラダ220円など、どれもリーズナブルなのが嬉しいですね。
■■DATA■■
ベーカリーカフェ プロバンス
電話:0773-20-2828
場所:京都府福知山市土師新町2-119-1
営業時間:7:00〜18:00、カフェは~15:00(モーニング7:00~11:30、ランチ11:30~14:00)
休み:無休
https://provencebakery.co.jp/
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