中華、和食、洋食…すべて知ってる?会食で恥ずかしくないマナー9選
大切な取引先との会食。どんな食事が出ても社会人としてスマートに振る舞いたいですよね。
しかし、慣れ親しんでいない外国のお食事や、懐石などは自分のお食事のマナーがあっているか、不安になってしまったりしませんか?
今回は、そんな不安をなくすために、様々な会食シーンでスマートに決められるお食事のマナーを厳選してご紹介します。
これを読んで、美しく会食を楽しみましょう!
海外料理編
1:中華料理のマナー
中華料理の特徴は、テーブルが丸い円卓ということです。円卓は、時計回りに回すのが基本。
最初の料理だけは、全員が取り終えてからいただきます。知らずに自分だけ先に食べることのないように気をつけましょう。
また、中華料理では、器を持ち上げていただくのはマナー違反。手に持っていいのは、れんげ、お箸、湯飲みと覚えておきましょう。
2:ビュッフェマナー
ビュッフェは、ビュッフェ台の右から左(時計回り)に進みます。料理を取る順番は、右回りに進むとオードブル、スープ、メイン、デザートまで進めるようになっていることが多いので流れに沿って取ればOKです。
お皿に盛るとき、一度に大量に盛るのはマナー違反。少なめに見た目も意識して盛り付けをしましょう。料理は、2~4品がベストです。温かいものと冷たい物は分けてくださいね。
和食編
1:箸の取り方、置き方
箸を取るときは、右手で箸の右側を持ち、胸の前まで持ち上げます。
左手で箸を下から支え、右手をスーッと横に優しく滑らせます。右手で箸の下にくぐらせて持ち替えて、左手を離します。
箸を置くときは、料理が直接触れる箸先3センチ程を箸置きから出るようにして置きます。
箸置きがない場合は、膳の左縁にはし先をかけて置きましょう。
2:蓋に関するマナー
実はあけた蓋も置く場所が決まっています。
折敷(おしき)・角盆の外、もしくは器の右横か少し上に置きましょう。食べ終わったら蓋を元の場所に戻すのがマナーです。
また、お吸い物やお味噌汁に貝類が入っていた時も要注意。貝類の殻は蓋に乗せてはいけません。器の中で貝の身を食べるようにし、蓋に乗せないようにしましょう。
3:皿に関するマナー
実は器の中には持って良い器と持ってはいけない器があります。具体的に分けてみるとこのようになります。
持って良い器・・・お吸い物、煮物、蒸し物、酢の物、醤油皿、ごはん
持ってはいけない器・・・先付、刺し身、焼き物、揚げ物、水菓子
また、上記にない器でも大きな器は持たないようにしましょう。
4:手皿はNG
箸でつまんだ料理を口に運ぶとき、汁や食べ物がこぼれないように利き手とは逆の手をお皿のように添えていただく動作(手皿)は、実はマナー違反。
手皿は、“私は箸の使い方が下手。私は食べ方が綺麗ではない”とアピールしているようなもの。
実際に、手の上に食べ物を落としてしまったら、汚れた手をおしぼりで拭く動作もあまりスマートとは言えませんし、おしぼりも汚くなりますよね。
ドリンク編
1:乾杯に関するマナー
1杯目はとりあえずビールで乾杯をするケースが多いですよね。グラス同士をカチンと合わせて乾杯しますが、合わせるグラスの位置に注意が必要です。
グラスの位置は相手と自分の立場を表します。目上の方(上司や取引先)のグラスよりも上の位置でグラスを合わせることは、“あなたよりも私の方が上”と見下したこととなり、失礼にあたります。
シャンパングラスでの乾杯は、ビールグラスでの乾杯とは違い、グラス同士を合わせて乾杯しません。
シャンパングラスやワイングラスは薄く繊細。カチンとグラス同士を合わせてしまうと、ひびが入ったり、壊れてしまう可能性が高いためです。
グラスを胸の高さまで持ち上げ、目と目を合わせて、笑顔で乾杯しましょう。
2:ビールの注ぎ方
まず、ビールはラベルを上にして持ちます。ビンは右手でしっかりと持ち、さらに落とさないように左手で口のところを支えましょう。
注ぎ方は、最初はゆっくりと注ぐのがコツ。そして途中から勢いよく注ぎ、泡が立つようにすると良いですね。
3:銚子やとっくりのお酒の注ぎ方
銚子やとっくりは、右手で持つと良いでしょう。そして左手をすべらせて口のところに持っていきます。
注ぐときは左手を銚子やとっくりのお尻の方へ持っていき、テコの要領で注ぎましょう。少しずつ注いで8~9分目で止めるようにしましょうね。
お食事は品格を問われるシーンでもあります。マナーをよく知り、お食事をより楽しんでくださいね。
【画像】
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